夜のプレイリスト | 川瀬有希の独り言

川瀬有希の独り言

田中好子さん、キャンディーズ、岡田有希子さんに捧げるブログ

NHK−FMのサイトを見ると来週金曜の「夜のプレイリスト」に〈終〉のマークが。

終了することは既に知っていたが、目に見えるかたちで記されるとやはり寂しいものがある。

前番組「とことん○○」が気に入ってたので、これに変わる時は残念だったが、いざ始まると今どき珍しい1枚のアルバムをじっくり聴かせる内容なのであっという間に愛聴プログラムに変貌したのを思い出す。

2015年春スタートから丸9年。

紹介されたアーティスト・アルバムのうち7割ぐらいかな、知ってたのは。

名前は伏せるが約1名嫌いな人が出演した週を除く全ての放送回を録音してある(正確にはそれ以外に2〜3回録り逃がしたので、全てと言いつつカバー率は99パーセントだけど)。

こういうのはすぐ聴き返すんじゃなくて何年か寝かせてから聴くと味わいが出る(ぬか漬けか)。


印象に残る回をいくつか振り返ってみると・・・




南野陽子(2016年6月出演)

第3夜のケルカン『蜜月世界旅行』。

このケルカン、リリース時(1991年)は全く存じ上げなかった。

よく聴けば当然違うんだけど、一瞬「坂本真綾?」と思った。

もし当時知ってればCD買ってたかも。

坂本真綾の音楽は一時期はまってたので。





生稲晃子(2018年5月出演)

まだ国会議員になる前に登場。

第2夜にオフコースの『FAIRWAY』をピックアップ。

オフコースでこのアルバムを取り上げるのは珍しいのでよく覚えている。

大抵は小田さん・ヤスさん2人時代のとりわけ『ワインの匂い』か、バンド体制に正式移行してからのヒット作だったりするので。

徐々にサウンドメイクが変わっていく、その最終段階の当アルバムは地味だけどなかなかの1枚。





みうらじゅん(2019年7月出演)

初日に『大怪獣伝説/東宝特撮映画メインテーマ大全集』をかましてきた。

こんなアルバム紹介するの、みうらじゅんしかいない。

特撮やアニメに親しんだ人はたくさんいる筈なのに、カッコつけてるのかマイナーな洋楽とかやたら取り上げる傾向が強い中、みうら氏は素直で素晴らしい。

初めに耳にした音楽って意外と影響力大きいのにな。



それと、9年も続くと出演後お亡くなりになった方もいらっしゃる。



弘田三枝子 2018年7月出演 / 2020年7月21日没

西郷輝彦  2020年12月出演 / 2022年2月20日没

KAN    2022年3月出演 / 2023年11月12日没




奇しくも西郷さんは弘田さんのアルバムを紹介してたなぁ・・・。

KANさんは第1夜にチューリップの『TAKE OFF(離陸)』を取り上げていて、チューリップのファンとしては嬉しかった。

あれは次の『ぼくがつくった愛のうた』共々、バンドがブレイクした直後の勢いがそのままに詰まった名盤だから。

チューリップといえば船越英一郎さんも1977年リリースの『チューリップ・ガーデン』をチョイスしてたな(デビューから『ブルー・スカイ』までのシングルAB面を収録したこのベストは入門編にはもってこいです)。




最終週は平原綾香。


ラストに取り上げるアルバムは何だろう。