自殺の話しを聞いたよ。 | eteko屋スタジオ

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勝手気ままに生きてる自己中だよ。
妄想では、苦節40年のミュージシャンなのだ。

昨日は燃えないゴミを出す日だった。
去年から出そうと思ってた袋を一袋、この収取場所に持って行った。
 
家まで帰る30メートルくらいの距離の道路に出た時に顔見知りの老人に出くわした。
老人は散歩の途中みたい。
朝の寒さに備える防寒着に身を包んでいた。
 
散歩老人は、オイラに挨拶をしてきた。
老人は誰かに話しかけたいと言う態度のオーラが出てる。
オイラは、格好の餌食となった。
 
「昨日、そこで、自殺があったの知ってる。」
 
そこって、近所かよ。
近所って事は、知ってる人?
近所の住人?
 
話しを聞くと、そこの橋の欄干に縄をかけて首つり自殺があったと言う。
6時か5時頃の暗い内に、首つり用の新しい縄を買ってきて、欄干に結び付けて首つり自殺をしたと言う。
そう言えば、昨日は緊急車両のサイレンの音が外で鳴ってたなあ。
 
オイラは自分の家の前を通り過ぎて橋へと向かった。
家からは50メートルくらいの距離の所だよ。
いつものように、人通りもない。
たまに、通勤者とか車が通って行く。
 
この場所で、首つり自殺があったのか。
初めてだよ。
橋がコンクリート製になって50年は経ってるよ。
工事してる現場を良く見に行ってたよ。
 
しかし、ここで首つりって、初めて聞く話だよ。ガーン
 
 
この橋は、日立市で一番高い山の高鈴山の方が水元で太平洋に流れ込んでる小さい?川に架ってるよ。
日立市は太平洋に面していて、山が迫ってるよ。
海と山に挟まれてる。
海か2、3キロも行けば山にぶつかるよ。
そんな山から流れ出てる川は、延長距離で10キロぐらいしかないのかもしれない。
 
そんな川の一つが桜川って言うよ。
etekoのボロ屋敷の側?を流れてる川だよ。
その川に架った橋で首つり自殺かよ。
 
この橋の川の両側は遊歩となってて、桜の木が植わってるよ。
桜の満開の頃は、etekoがおおひとり様の花見に行くよ。
 
そこの橋で首つり自殺かよ。ショボーン
 
日立市は日立製作所の城下町だよ。
日立製作所の日本の高度成長の見本みたいに、人も集まり、町も発展してきたけど、それが傾くと、落ち込む一方だよ。
街の繫華街はシャッターが閉まって、10年、20年って言うのがごろごろしてる。
人口も20万人以上いたって言うのを聞いたことがあるけど、20万人も大分前に切ってる。
人口も減少の一途だよ。
残ってる人間は、日立製作所関連で働いてたり、商売をやってた高齢者ばかりだよ。
その子供達の大半は、街を離れていくよ。
 
そんな街だから、自殺者が出るのもうなづけるなあ。
でも、場所が近すぎる。
 
散歩老人に、「年寄?」と聞いた。
 
そうでもないと言う答えが返ってきた。
近所の床屋の主人が、自殺者の身元を知ってると言ってた。
 
近くの橋で、首つり自殺と聞いた時、橋の側に住んでたばあーさんが頭に浮かんだ。
50年以上前から、橋の側に一戸建ての平屋の家を建てて住んでいた。
息子が一人いて幼馴染だった。
etekoより、一つか二つ上だった。
その家に遊びに行くと、自宅で作った甘酒を出してくれた。
その時に初めて甘酒と言うのを飲んだよ。
 
その頃から、旦那を見たことはなかった。
母子家庭だったのかなあ。?
etekoが小学校を卒業するころには、付き合いはなくなった。
 
風の噂に、息子も家を離れ、一人暮らしをしてるって言うのを聞いた。
3.11の震災前後の頃から、この婆さんが橋の欄干の側に婆車に座って、日向ぼっこをしてる姿をよく見かけるようになった。
 
見かけるようになったと言うのは、etekoがこの橋を車でよく走るようになったことだよ。
天気のいい日には、よく見かけた。
 
でも、2,3年前に、婆さんの家は取り壊されて更地になってしまった。
婆さんは亡くなったのか、それとも老人施設に移ったのか、気になっていた。
川向うは、etekoの家から近いけど、別の町名だよ。
婆さんに関する情報は何も入ってこないよ。
 
とは言っても、同じ町内でも、まったくお付き合いはないよ。
この地域の住人は高齢者ばかりだよ。
みんな、家の中に引きこもってるよ。ショボーン
 
首つり自殺の話しを聞いて、この婆さんの事を思い出した。ショボーン