現場は、ピンからキリまであるなあ。
対人関係では、あんまりいい思いをしたことはないなあ。
現場では、警備員は、下の下だよ。
そう言う立場でしか見られてないよ。
特に、この茨城では、最悪みたい。
そして、この下の下の立場の警備員でも、先に入った者が先輩だから、自分よりも若い人間に対して、ペコペコしてないといけないよ。
ああー、早く抜けたいなあ。
でも、だめだなあ。




死ぬまで抜け出せないのかなあ。
年金は貰えるのかなあ。
どうなってるのか、全然分かんないなあ。

嫌な事だけじゃないよ。
まったりした現場だと、空を眺めて、いろいろ妄想世界に入り込むことができるよ。
一日中、こんなに空を眺めてる人間は。いないだろうってくらいだ。
道に立ってる「でくの坊」は、一日中、空を眺めてる。
気づいたことは、空の風景は、時の流れを知らせるように、絶えず変化していく。
その時に見た空の風景は、二度と再現しない。
絶えず変わっていく。
空に浮かぶ雲は、絶えず形を変え流れてく。
そして、消えたり、青い空を、黒い雲でうずめたりする。
時には、雨が降り、風が吹く。
雪になったり、みぞれになったり。
それを見てる「愚か者」は、愚か者ままで、変わらずにいる。
いや、年だけは取るよ。
「愚か者」に変わりはないけどね。

空だけじゃない。
町の風景も見渡したりする。
狭い道路は、配管の為に掘り起こされて、つぎばきだらけになってる。
昭和に建てられた建築物が取り壊され、平成に新築される現場。

新築マンションが、日立市内に何棟か新築された。
誰が入るんだろう。
いいとこで定年になった老人夫婦が入るのかなあ。
投資で買う人もいるのかなあ。
需要はあるのかなあ。
それとも、土建屋さんを儲けさせるためにやってるのかなあ。
アパートもよく建ってるなあ。
地主さんの税金対策だって言う話も聞くけど、元は取れるのかなあ。
古くなると、店子がいなくなっちゃうよ。
周りを見渡しても、古いアパートは、半分も人が入ってないよ。
完全に空き家になってるアパートもみかけるよ。
その為に、取り壊しになったアパートの現場に行ったこともあるよ。
昭和に建てられた貸家は、取り壊される運命だね。