Mustang Micro vs LEKATO PGA-1 その2(取扱説明?) | etan-guitarsのブログ

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月水木は空港職員、金土はホームヘルパー兼ベビーシッター、火曜と日曜はエレキギターの製作をしております

 

 LEKATOのPGA-1、パッケージの大きさはFender Mustang Microの1/3ほど。ちょうど市販価格の差と同じかな。両者とも本体に充電ケーブル(PGA-1はUSB-microUSB、MMはUSB-TypeC)が附属していますが、PGA-1の方には更に録音用のmicroUSB-3.5mmミニプラグのケーブルも同梱されています。『オーディオインターフェイスを備えたスマホかパソコンで高音質の録音が可能』と書かれていますので、ステレオマイク端子にアナログ出力するのだと思いますが、これも後で試してみましょう。

 本体サイズはMMよりPGA-1の方が若干大き目。フォーンプラグが折りたためるMMに比べ、プラグが固定されているPGA-1は嵩張るかもしれませんが、低価格の中国製品のクオリティを考えると、この方が合理的です。可動部で接触不良や断線が生じて無音やノイズ混入するよりはね(笑)

 

 まずはPGA-1の使い勝手やサウンドについて試してみましょう。

 

 同梱の取扱説明書は英語と日本語で書かれていますが、ちょくちょく誤記があります。ここの充電ポートとモバイル出力が逆ですね(^_^;

 説明書はかなり丁寧に書かれているのですが、書く順番を見直せば、もっとずっと解りやすくなりそうで残念。たとえば、プリセットモードと編集モードを切替えてモジュールの選択やパラメータの変更を行なうことが3ページから4ページに出てくるけど、その切替え方法は5ページまで出て来ないとかね。一度覚えてしまえば使い方は意外とシンプルで覚えやすいです。

 構造としては、10個のバンクにそれぞれ

1. プリアンプ(10種)

2. ゲイン調整

3. トーン(トレブル/プレゼンス強度)調整

4. コーラス/フェイズシフター/ビブラート切替

5. ディレイ(遅延時間)

6. ディレイ(フィードバック量)

7. ディレイ(ミックス量)

8. リバーブ強度

9. キャビネット(10種)

10.音量調整

の組合せで登録しておき、バンクを切替えて使います。

 

 『ON/OFF』ボタンを長押しして電源を入れるとプリセット(バンク選択)モードで起動します。10個のバンクの設定は、前回のものが記憶されています。

 

 ここで『ON/OFF』か『STORE』ボタンを押して、編集したいバンクを選び、『ON/OFF』と『STORE』を同時押しして編集モードに切替えます。2つのボタンの間のEDITと書かれたLEDが点灯します。

 

 編集モードに入ると、下段のモジュール選択LEDは左端のAMP(プリアンプ)が点灯します。『ON/OFF』と『STORE』で編集したいモジュールを選び、『BYPASS』と『TUNER』でパラメーターを設定します。

 

 編集が終わったら、STOREボタンの長押しすると、最初に選択したバンクに上書きで保存されます。あるバンクの設定を他のバンクにコピーすることはできません。4番バンクの設定よりゲインだけ少し上げて歪ませたのを5番バンクに入れたいと思ったら、5番バンクを選んで10個のパラメーターを全て設定しなければなりません。

 

 こうして好みの設定を10種類バンクに保存して、簡単に切替えて使うことができます。モジュールの並び順は固定で、変えることはできません。

 

 PGA-1のインターフェースは階層構造で、演奏中の調整は考えてなくて、先にパラメータをバンクにセットしておく必要がありますが、LEDの点滅で設定は分かり易く使い勝手は良いです。私のように色覚異常があると、MMのようにLEDの発光色で表示されても、現在の設定内容が全く分からないので、PGA-1のシステムの方が遥かに親切です。

 

 さて次回はPGA-1のサウンド編。