バネ指(腱鞘炎)治療 | etan-guitarsのブログ

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月水木は空港職員、金土はホームヘルパー兼ベビーシッター、火曜と日曜はエレキギターの製作をしております

 春頃から右手薬指にあった違和感が、左膝の骨折を期に痛みに変わり始め、8月には立派な(笑)バネ指と化してしまいました。


 左膝の骨折治療ができず(近場の整形外科では、墨東病院で行なった前回の手術後の状態が分からなければ、今回の骨折がどの部位かも特定できないため診断拒否。墨東病院は院内コロナ感染の対応でカルテと写真の転送に1〜2ヵ月かかり、墨東自体も外来の診療を断っているため、治療が受けられずロキソニンのmax量投与するだけで放置することに)痛みを抱えていましたが、関節の炎症が炎症物質を全身に広めるとか、異物や傷に対する反応が激化するアレルギー反応でもあるのかと素人ながら考察するほど、指と膝の痛みの増加はリンクしている感じでした。


 夏休みシーズンは空港も活気が戻り、仕事も忙しいため入院治療も受けられず(膝の人工関節置換手術は250〜300万円、退院しても当分は車椅子生活で仕事復帰までは3ヶ月以上かかります)、痛みを我慢していると、両手に腱鞘炎が広がり、左右とも中指、薬指、小指の6本の曲げ伸ばしが痛むようになりました。


 ペンを持つのも難しく、キーボードも人差指だけで打つようで、原稿の締切に追われてもストレスが溜まるばかり。


 左手の薬指は30年くらい前に横浜の済生会病院でバネ指手術を受けたことがあるのですが、両手の指を手術したら当面仕事ができず、費用もかかるだろうなぁ…と悩んでいたら、2〜3回の施術でバネ指が治せるというネット広告を見つけました。


 施術時間は60分から90分。保険は使えず、1回17,000円かかる筋膜整体という療法です。


 痛みが軽くなればラッキーなので、1回くらいは騙されてもいいか、なんて気持ちで予約を入れてみました。


 場所はJR蒲田駅のすぐ近く。行かなきゃいけないと思ってたNiboshiManiaという魚介系ラーメン専門店の向い側の雑居マンションの4階です。


 先週オープンしたばかりという真新しい内装の施術室と、若い理学療法士っぽい先生。肩甲骨の筋膜剥がしという施術は体験してますが、バネ指治療はどう進めるか説明していただき、早速筋膜が硬くなってる部分を探りながら施術開始。


 まぁ事前に『こんなに硬いのは見たこと無いので、相当強くやらないとほぐれないですが、凄く痛いと思いますけど大丈夫ですか?』と訊かれ、全身30本以上の骨折経験で痛みに耐える自信もある私は、不用意にも『大丈夫なのでやっちゃって下さい』と答えたのでした(^-^;


 開始5秒で後悔しましたね。骨を折った時より痛いです。上腕と掌の2ヶ所を中心に、グリグリと押し回されて一瞬声が漏れそうになるのを堪えながら、正味60分は押されっぱなし。


 『普通の人はこんなに硬いことは無いのでもっと弱くやりますが、それでも絶叫される男性はいますね』という先生。罰ゲームで足裏をグリグリするリフレクソロジーが流行った事がありますが、あれだって1か所を集中して何十分も責め続けられる事は無いから我慢できますが… 私の中では、世界痛い治療選手権でぶっちぎり優勝です(笑)


 不思議なことに、あれだけ強烈にグリグリした腕ですが、外見上は若干赤みがある程度で、青アザとかにはなってません。2日たっても外見は普通で、腕の直径は少し太くなっているので、皮下で炎症を起こしているのは実感できます。筋膜に炎症を起こさせるのが目的の施術ですから、うまくいってるようです。


 で、1回目の施術後の状況ですが…

なんと指の曲げ伸ばしに伴う痛みがほとんど無くなりました。薬指のひっかかりはまだ残っていますが、痛みが無くなったのは有難い。これで心置きなく煮干しラーメンに行ける…と思ってたら、違和感が足に。施術台から降りて歩くと、左膝の痛みも全く無いのです!


 さて、この現象をどう理解したら良いのでしょうか? 1時間も激痛に耐えたことで、体内に消炎と鎮痛の効果がある物質が生成され、一時的に痛みを感じなくなっているのか? 限界を超えた痛みで、脳が自己防衛のために痛覚神経をブロックしたのか?


 敢えて再びあの痛みに挑戦して完治を目指すべきか悩むところではありますが、煮干しラーメンも美味いし、2週間後に予約を入れました。本当に治るかな?