spend someone's lifeのかっこいい訳 | 英会話講師のつ・ぶ・や・き in 札幌

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伝わらない英語、話していませんか?日本語の発想を変えるだけで、伝わる英語になります―「和→英」。
自然な日本語で説明できない英語は、理解できていない証拠―「英→和」。
日本語を使って「伝わる英語」「わかる英語」をわかりやすく解説します!

おはようございます、英語講師の後村です。

外はまだまだ寒いのですが、植物は春をむかえてどんどん伸びていますね。
水耕栽培の野菜たちが元気に育ってくれているので、助かっています。

では、今日の問題です。

He spends his life fighting crime.
(The Last Sherlock Holmes Storyから抜粋)

これ、どんな日本語にしますか?

直訳では、「彼は犯罪と闘うことに人生を費やしている」ですね。
もちろん、これでもまったく問題ないと思います。

ところが、生徒さんのEさんが、とんでもなくかっちょいい訳文にしてくださいました。

「彼は、犯罪と闘うことに使命を感じている」

どうですか~!

どこにも「使命」とか「感じている」などとは書かれていません。

ですが、「使命を感じている」というほうが、前後の流れからすると、とてもぴったりくるのです。

翻訳の講座ではないので、意味を理解されているか確認するため日本語にしていただいておりますが、Eさんの日本語表現、最近とてもかっこいいのです。


遠方にお住まいなので、メールで課題のチェックとスカイプレッスンをさせていただいているEさん。

超お忙しいのですが、必ず課題をこなしていらっしゃいます。

昨年11月のスタート当時は、赤ペン(実際は黄色)がはいりまくりでしたが、今はその赤ペンがほとんど入らないばかりか、「素晴らしい表現です」という私からのコメントがどんどん増えています。


英文の状況がありありと浮かんでおり、それをご自分の日本語に乗せて書いているという感じです。


スタートして、わずか3ヶ月ちょっとにもかかわらず、ここまでの伸びは驚きです。

確かに、課題も洋書以外にもたくさんあり、通常の3倍くらいはありますので、かなりの時間を費やし、このような結果になったのかもしれません。

あとは、もともとのご本人のセンスでしょうね!


私自身、何度も読んでいるホームズですが、最近のEさんの訳文を読むと、思わず引き込まれております!


Grammar in Useを使用して文法を再学習しているのも、英文を読む力になっていると思います。


むかし通っていた通訳・翻訳学校の先生が言っていたように、語学学習って、だらだら長期間やるのではなく、ある一定期間は濃い内容を集中してやるべきですね。