癒しの時計 | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

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人生漫ろ歩き 時を刻む
美しいもの、大切なもの、
ありのままに‥‥

パテック5085。


この季節、オンで装着はしない。


が、オフでは‥‥特に就寝前


ソファでイジり、愛で、短時間装着する。


良くも悪くも90年代後半の程よい


小振りなサイズ。また、パテックだから


薄くてスタイリッシュ。




それにしてもよく出来ている。


オールステンレスだが、アバンギャルド


と言うほどの奇抜な造形ではない。


ほぼ全面ポリッシュ仕上げで、


柔らかな丸みによって構成される。




同じオールステンでも、非ポリッシュの


様々な磨きを中心に組み合わせ、


丸みと角ばりを巧みに取り入れて


トータルでアバンギャルドな造形を織りなす


ノーチラスとはまさに対極をなす。




カドがないからこそ、手に触れて


手首に通して引っ掛かりはなく、

竜頭操作の際も手にはうまく馴染む。


触れていてストレスがない。サイド以外


ほぼ全面ポリッシュゆえに光り輝くが、


YGでない分色合いは優しい。また、


ポリッシュもこれだけ徹底していると、


ギラギラ感よりユニークなブレス駒に


目が惹きつけられ、不思議とイヤミな


印象もない。丸みがポイントだね。




5712だったら、ノーチの造形とプチコンの

両方を一度に楽しめたのにね


と仮定法過去的に言う者もいるが、


そんなこと微塵も思わない。それは


ネプチューンに対して失礼である。逆に


この機械を堪能するのに

5712じゃなくてよかった


と実感しているぐらいだ。


負け惜しみや強がりではない。私には


ノーチ × 複雑系 =  即アウト❗️


である。このプチコンは、そもそも


ラウンドケース&ダイアル用に


デザインされて世に出たわけだ。その後


非ラウンドケースに入れてヒットしても、


それは副次的な結果に過ぎない。


本流ではない。亜流だ。


後付けの針もダイアルデザインも。




オフの極めて短時間、この時計に触れて


対話するのが、最近は密かな楽しみに。


脳をストレスから解放する癒しのための


大切なルーティーン。