パテックフィリップ5205年次カレンダー。
カレンダー切り替わりの醍醐味、つまり
パテックの面目躍如たる複雑機構の深淵は
小の月にしか、肌で感じることができない。
‥‥なんて大袈裟なものでもないか。
所詮はダイアルに表示された記号に過ぎぬ。
これをルールに沿って認知する分には
指針式・小窓式、連続式・非連続式
などという奥の機構の様式も関係ない。
今日は何月何日?
それだけのことだ。
その奥の機構にどういう価値を見出すか、
いや、見出しても、いざ日常生活となると
認識するところは日によって、
環境によって異なる。全てを受け入れ、
味わう余裕があればよいが、そうでなければ
与えられ、置かれた環境で甘んじるのみ。
いや、要するに、永久も年次も、マジで
向き合うとめんどくぜーなー。
とにかく昨日4/30から今日5/1へ
4/31は飛び越えて切り替わった。
それがこの時計では当たり前なのだ。
そこに手動調整する手間が省けた。
そこに見出すそんな価値、それがそんな
大したことなのか‥‥否か、
何だかわからなくなってきた。
というか、どーでもよくなってきたなぁ。