ブログに取り上げるのは久しぶりだが、
触れないor弾かない日はまずない。
飯食うのと同じで、当たり前過ぎて
いちいち話題にしないだけ。
ピアノのことね。
20年ぶりに弾きたくなった曲。
F. リストのハンガリー狂詩曲第13番
一般的には2番や6番、15番あたりが
有名だが、私は13番。リスト自身も
これがお気に入りでよく弾いたとか。
ラッサンの緩やかな部分は詩的で
短調と長調の調べは、巡礼年報第一年の
〝オーベルマンの谷〟みたいな厭世感は
感じられず、終結部のフリスカの
アクセレレイトしたノリノリの昂揚感が
この上なく好きだ。春秋社番で2ページ分
この終結部を、再び思い出しながら
なぞってみようと引っ張り出した。
今日はこのあたりを。サラサーテの
チゴイネルワイゼンで有名な
(このモチーフを取り上げたのはリストの方が先)
この下降句を単音連打でやった後、
いきなり分散オクターブで調子が変わる。
リスト的いきなりの指や腕の動きの変化。
継ぎ目なく自然に次の動きに移るのが
難しい。このあたりの音の展開は
リストを弾く醍醐味満載。
独学オレ流なので、単音ポロポロより
豪快に和音やオクターブで攻めるのが
私的には得意、かつ大好き❤
いや、案外身体は覚えているものだね。
2ページ目にも到達。あとは慣らして
自分のものにしてスピードに乗っける。
1週間あれば、だいぶ行けるかな。
連休最終日は読書に始まり、リストを弾き、
これから家事もやり、それなりに充実。
お伴はこちら。ブレスを白と見立てると
ダイアルの黒と相まって、まるで鍵盤。
ピアノ同様鏡面ばかりで撮りにくい。
隠れ撮り