6263と5711共通点 | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

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ロレックス手巻きデイトナ6263は


12年前購入時330諭吉だったが、


は店頭売価1000半ば〜後半


12年前も現在も二次流通でしか入手不可。


一方、現在同じく二次流通品だが、


12年前は現行だったノーチラス5711/1A。


当時の定価が約300だったのに対して


現在1000半ば〜後半


価格だけ二点間で比べると似ている。




両方所有していないとして、現状その額で


果たして購入しようと思うか考えてみた。


まず、6263は買わないだろう。私が


関心を持った頃は既に二次流通品だった。


時計自体の価値としては、名門バルジュー


クロノグラフの名機。ロレックスが


独自のリファインを施したもの。しかし


性能も含め、操作性、クリック感、意匠、


存在感‥‥今のオタの目でトータルに見て


1000半ば出してまで手に入れる時計


とは思えぬ。12年前、あの価格だから


まだ頑張れた。興味を持ったのが


今だとしたら、その額出してまで手元に


置きたい時計リストには載らないだろう。


一方、5711も知らぬ間に既にディスコン、


あの価格で二次流通品として相見えた。


こちらは、時計というかブランドが


目指すものが根本的に違い過ぎる。


中三針デイト時計だから、6263よりは


機構がシンプルなのは言うまでもない。


機械自体の格も違う。外装及び内装の


意匠への手の掛け方と仕上げのレベルは、


工業製品ロレックスとは別格・別次元。


同じ1000半ばであっても、その価値と


価格の意味が全く異なってくる。しかし、


その別格の詳細を鑑みてもなお高い。


ともに買いの旬は過ぎている、特に


私のような富裕層でも金持ちでもない


〝一オタ〟にとっては。だからやはり


こちらも買わないだろうな。




早い話、資産価値的に安定ラインに


乗った時計とみても、額が額だから


なかなか手は出せない。もちろん、


両者まだ今後時間をかけながら、


今までよりは緩やかに、しかし


きっかけがあれば、いきなりドカン


と伸びるとの話も聞く。反面、


ステンレスのノーチラスは

コレクターズアイテムにはならない


と言い切る専門家もいる。いずれにせよ、


投機的な側面が色濃く出る。もはや


純粋なオタとして手を出すものではない。




思えば6263は良い時期に入手した。


同じ12年前にノーチに開眼していたら、


もっと適切な価格で購入して、結果、


両方を手にすることになっていただろう。


あるブロガーさんが言っていたが、これも


ある種先見の明で、当時世間の評価が


どうであろうが、自分にその目があれば


入手していたはずなのだ。それが


今ノーチラスを所有する人達なのだ。


自分はそうではなかっただけだ。




幸運にも6263だけは12年前入手出来た。


しかし、こうなると今度は手放す判断と


タイミングに迷う。ただ、


6263を手放してバーター的に5711を‥‥


というのは一つの手だな、などと


ミョーな気もなくはない。


バーター的に考えると、そもそも6263は


懐から当時あの額出して手に入れたもの。


やはり当時ほぼ同額だったものを


代わりに手に入れるだけ。今の価格も


ほぼ同じなのだから、自分にとっては


余分な出費、追金も何らないわけだ。


いや、待てよ‥‥5711が購入可能な


等価なものということなると、6263は


よほどオリジナル性が高い完品か、


さしずめポール級でなければならない。


さすれば、バーター的になんてムリだわな。




‥‥と、こんなこと考えて妄想に遊ぶ。


が、実のところ 6263を売りに出す気も、


そんなことする勇気も、


そもそも5711の良い出物も、


全くないのだが。