ディスコン?のディテール | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

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5950A(2010年)ステンレス製ケースの


超薄型スプリットセコンドクロノグラフ。




5270G(2011年)WG製ケースの

手巻き永久カレンダー。




5204P(2012年)プラチナ製ケースの

スプリットセコンドクロノ。




この3本の共通点:


ハンズとインデックスが黒いこと。

(5204インデックスは縁のみに施されている)


これはPPマガザンには


black-oxidized gold


とある。PP社の公式報道資料によると


ゴールド酸化ブラック仕上げ

18金ゴールド・酸化ブラック


等と日本語で記載されている。


要するにお決まりの18金素材に


加工を施して発色させている。



見た目同じなのが、


5205G(2010年)WG製ケースの


年次カレンダー。


リリース年から考えると、


上記グラコン二本5270&5204に先駆けて


2010年にこの5205と冒頭の5950で


初採用といったところだろうか。




先日PPジャパンの技師に聞いたところ、


5205はニッケルメッキとのことだったが*


4本の中では一番格下だからと言って


5205だけ差別化した仕上げ?


というのも考えにくい。したがって


PP社公式報道資料に5205はなかったが、


ゴールド酸化ブラック仕上げ


で同じという前提でこの先を書く。




この処理は、他をざっと見渡してみたが、


2010〜2012年のこの4種類のみで、


他に見当たらないようだ。


気になるのは、いずれ褪色してムラもできる


可能性を技師が指摘していたこと。実際


針に色むらのある中古個体も散見される。


そのへんの問題から、以降のモデルでは


採用されなくなったのだろうか?


モデルのディスコンは騒がれても、


外装パーツはさほど。この酸化ブラックも


しれっとディスコンされたディテール?


追記

*ブラックニッケル仕上げなるものも存在。

これが技師の言っていたニッケルメッキか。

以下モデルにはこの表記がある。

5960/1A(2014年)

5212A(2019年)

私自身の勘違いもあったかもしれない。技師には併せて5039のインダイアル曜日&月ハンズについても質問していたので、その回答と混同したかもしれない。

*この点については、今後判明し次第、追記・訂正等を加筆する予定。