非人力ワインダーについて | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

人生漫ろ歩き 時を刻む
美しいもの、大切なもの、
ありのままに‥‥

私の5039は純正のワインダー付きで


しかもこの23年前のシロモノが、可動品。

豪華な革製で、またこれがズッシリ重い。


90年代のパテックの内箱は


内装の革が経年変化でそれこそ劣化、


ボロボロに捲れ上がり剥がれる。


それは免れえないが、このワインダーは


少なくとも動く。奇跡に近い?


不動品。おまけぐらいに考えてください


なんてフレーズは商品情報でよく見かける。




当初人力ワインダーと称して毎日地道に

実践していたが、さすがに楽しくもある反面、


正直言って面倒なのは面倒。で、試しに


非人力つまり純正ワインダーを


使ってみたのだ。せっかくあるわけだし。


もちろん、人力ワインドだと、どの程度


確実に巻き上がったのか、イマイチ


わかりにくく、一定時間確実に巻き上げ


パワーリザーブを経験的に知っておきたい


と考えたのだ。




付属の枕は出っ張りがあって、この形状が

セットする所の形状に合っていて、

(劣化で剥げて粉ふいています)

これに合わせないと入れにくい。

Dバックルも一番緩く合わせて

押し込んでセット。


スイッチをカチッと押すと、


稼働中を示すランプが点灯。


メロウな暖かい光。


音はさほど大きくない、というより


枕元に置いても気にならないレベル。


回っているかな?と意識を向けると


あ、回ってる、かすかにジーっと


音出して鳴ってるね❤️というレベル。


240Qは、フルローター搭載機より


やはり若干巻き上げ効率は悪いらしく


回数は多めにした方がよいらしい。

(1440回 =12時間)


試しに10時間セットで48時間もった。


ちなみに、朝家を出て帰宅まで12時間


腕にハメ続け、外した後平置きしたら


腕にしたのと全く同じ12時間稼働した。


運動量にもよるだろうが巻き上げ効率は


ロレックスより格段に落ちる。

(方式が違うので、こう言うことに意味があるかはともかく)


必要以上には仕事しない合理的な人‥‥


PPバイヤーズガイドの喩え通り?


その是非はともかく、非人力ワインダーは


やはり頼れる味方であることがわかった。


適宜使って、なるべくまわしつづけよう。


動きさえすれば、非力ワインダー


になることもあるまいニヤリ