我が5039の製造年は、98年。
そのタイミングならば、ムーブメントは
3940第3世代目と同じスペックだが、
ムーブの意匠には若干変更が施された。
それに伴い、キャリバーナンバーは
240Q → 240/114になった。
主な変更は、22Kマイクロローターが
無地もしくは22K刻印入りから
カラトラバマークの彫りだけに。
古くはカラトラバマークと22K刻印の
同居したものもあるらしい。
私の5039は240Qの方を搭載するが、
ローターにはカラトラバマーク彫りのみ。
98年製で、ちょうど切り替わりの
タイミングだから、240Qなのに
240/114仕様が混在ということか。
この両者は、機械の性能に実質的な
差はないと聞く。ま、ロレみたいに
発表しないマイナーチェンジ、つまり
改良・改善をどの程度やっているかは
知らないが、私としては、もともと
憧れていた3940の最終型と
スペックが同じならそれでよいと
考えていた。それより何よりまず
ブツを探すのが優先、中身は二の次、
というのが実情、ホンネだったかな。
ただ、あの240Qという名機への
思い入れはやはり強く、その点を思うと
巡り会った個体に搭載されていたのが
結果的に240/114でなくてよかった、
とは今更ながら思う。
ちなみに、その後、後継機5139、5140、
並びにレディース7140に至っても
搭載はCal.240Qとの記載されている。
240Q/114は一時的なものだったか?
これは追々調べていこうと思う。