デロリアンとLM | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

人生漫ろ歩き 時を刻む
美しいもの、大切なもの、
ありのままに‥‥

先日テレビでやっていた


オーナーのオフ会。


何のオーナーか❓って?それは


自分と同じ世代にとって、


まず知らない人はいないし、


もし目の前に偶然現れたりすれば


まずスマホで撮りまくるだろう、


バックトゥザフューチャーで


お馴染みのデロリアン。


かっちょええなぁ。今見たら、確かに


細部の処理や意匠の古さは否めないが、


それでも今のクルマにない何かがある。


(* 以上デロリアンの画像は、ウィキペディア他からお借りしました)




似たようなことを見てるんかな、


国産ヴィンテージにも。


今のカタチではないけれど、


理屈抜きにカッコいい。


可愛いさとカッコよさが同居。


つまり、カワカッコいい。


デロリアンみたいに、街で見かけても


皆が振り返ってスマホを向ける、


ということはないけれど、そういう


注目度はさして問題でもない。


何にせよ、一時代を築いたモノを


身近に所有して愛でる自己満足は、


デロリアンであれロードマーベルであれ


変わりはない。




キングセイコーでもなく、


グランドセイコーでもない。


ファーストでもセカンドでもない。


マーベルでもない。


なぜロードマーベル?




G.セイコーの前身というのはきっかけ。


やはり、ハマグリだけにとどまらず


ケースやラグ形状にバリエが存在し、


その割にクラウンみたいにダイアルの


バリエがメチャあるわけでもなし。


いや、逆にかなり限られている。


例えば最近話題のスォッチ×オメガは


奇を衒ったバリエ。この時代に


売る目的で横並びに揃えてポンハッ


一気に出たいわば、水平的ラインナップ。


一方、LMは趣味や投資対象でなく


実用品かつ高級機として58〜65年頃まで


一定期間に渡り生産された。変遷を重ねた


その歴史、つまり時間という垂直方向に


遡ってみて初めて全体像がわかるバリエ。


(*昭和ラウンジさんからお借りしました)

最初から販売目的で意図的に揃えた


バリエではない。製品が熟成していく過程で


時間をかけてできたバリエ。だからこそ、


ほどよくミステリアスでもある。


同じバリエと言ったって、質が違う。


全てとはいかないまでも、ちょっと


気合い入れて集めてみようか、


そんな気にさせてくれる魅惑のバリエ。


ロレックス4桁DJあたりの価格で


まだかなりの本数行けるから、


その点でも蒐集の未来にも希望が持てる。

(国産も高騰しつつあるあら、果たしてどこまで希望が長続きするかはわからぬが)




映画の中でデロリアンでそうしたように、


LMの歴史を辿り自分の誕生前後の過去に、


そして、この先私を待つ個体との


劇的な出会いを果たす未来に行く。否、


肉体はムリだが、せめて思いを馳せる。


デロリアンとうまく結び付いたところで、


お開きにウインクではまた👋