パンプキンvsパントン | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

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タイトルの二本、その両者の接点は

「パン◯◯ン vs 
パン◯ン」

なーんて言うと、アソビになってしまう。

では、私にとっての接点は何なのか

ちょっとマジメに書いてみる。



パントンはご存知の通り、

2020年1月下旬本国HPにアップされた
アーリーバードコレクションだ。ただ、

本数限定ではなく、本来は2月下旬

発送予定だったが、コロナの影響で

結局一か月遅れた。

一方、パンプキンの方は、

国内正規代理店MWMが、

ショップのオリジナルとして製作、

本数限定でリリースしたもの。
5月8日抽選受付開始、13日抽選結果通知、

そして18日商品発送された。



さて、正規代理店の国内流通製品は現在、

ニューケースに順次置き換わりつつあるが、

記憶する限りでは、パントンが本国発信の

ニューケース規格のリリース第1号と思われる。

サイドを肉薄化し、ラグを面取り処理し、

バネ棒貫通用の穴をセット、
丸みのある新デザイン竜頭を採用、そして

シーダイバー用のニューベゼルリングで

両回転方式システムへの変更。これらは、

ニューケースとセットで新ラインナップの

常識になりつつあるが、始まりはパントンだ。

そして、パントンをパントンたらしめるのが

あのエイジドベークライトプラベゼルと

WMT史上初の純正5連ジュビリーブレス

満を持してリリースされた渾身のモデル。

一つフシギなのは、本家交換用にも似た

旧来と異なるドームシルエット。

いずれにせよ、総じて本家VRに更に近付く

革新的アップデートが成されている。
(スモール竜頭や本家交換用に似たプラ風防等、もし以前に部分的に試作運用されたものがあった場合はご容赦を)



一方、パンプキン。パントンほど

革新的な要素が勢揃いではないが、

主流になりつつあるニューケースを採用。
記憶する限りでは、

正規代理店MWMラインナップとして

ブレス標準装備で販売されたものは

これが初めてだと思われる。
(数量限定で入荷したパントンのように、本国コレクションを扱ったものは除く)



今回目玉👀となる点を二つ挙げるなら

何と言っても、パンプキン色のインデックス。
この色のフシギな魅力については

エロイヤらし‥‥で触れた。 

この MWM第三弾パンプキンのリリースは、


本国コレクションで


R.マリンパンプキン・フクシアが

発表される前のこと。

つまり、WMTでは本国に先立って、

日本の正規代理店MWMから

このニューインデックスカラーを

デビューさせたわけだ。



もう一つは、デイト表示を初めて付けた

フロッグマンダイアル。それに対応して

バランスを図るためか意図は不明だが、

6時位置インデックスの形状が変更された。

横に寝ているより、ぱっと見入って来る

イメージが全く違う。ボンヤリ捉えた時、

トリックアートみたいに錯覚を起こして

脳が勝手に補正して長く見えている‥‥⁉️



この二本はWMT史とMWM史双方において
間違いなく記念的な意味を持つ。

が、私個人の蒐集史でもそれは同様だ。

パントンは本国発注し、更には

修理のやり取りまで、全て初めて尽くし。

人様の助けも借りながら、思い返せば

楽しく貴重な経験だった。そして、

パンプキンは、一度は抽選に漏れながらも、

人様のご厚意で私の元に回って来た。

欲しいと思わせる魅力的な時計、

それを求める私、そして

そこに関わるヒトとの繋がり。

まさにこの点に尽きるかな、

私にとってのこの二本の接点は。