ペタロレ | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

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先日手に入れたチュードル 7019/4 

プリンス デイトデイ。巻きブレス装備。

この巻きブレスを理解するために、

16700を引き合いに出して

ハードブレスとの違いを見ることにした。



巻きブレスは地を這うような、いや、
腕元皮膚表面を這うような

ピッタンコくっ付く密着感。

一方、ハードブレスの方は
腕をぐるっと取り巻き、守るような存在感。



実際厚さを比べてみると、こうも違う。
(以下の写真、左右並びの場合は全て左が巻きブレス)
外側から見た印象。
昔から思っていた。巻きブレスの方が、

駒一つ一つが扁平で面積が広い、と。

右のハードブレスの方はRがかかり

ふっくら肉付きが良く、

駒一つ一つに凝縮感がある印象。

中駒の角度は巻きブレスの方が

鋼板が薄い分、鋭角に見える。
ハードの方がRが緩く、ゆったり感あり。

このRの違いは裏面からも、見て取れる。

巻きはやはり薄くてペチャンコ。
対するハードは綺麗な反りとエッジ処理。
改めて、ひっくり返してみると

表面はこうなる。

巻きは肉薄で痩せた感じ。
ハードは適度な肉付きで
造形からくる印影の深みや存在感がある。

こうしたことは意識するでもなく、

潜在的に脳裡に焼き付いていて、

今になって見比べて改めて

こういうわけか!と妙に納得している。



拙ブログでは、6桁以前の

別体型フラッシュフィットで

ハードブレスを装備するモデルを

シャカロレとしたが、それに対して
【 → シャカロレ

巻きブレスモデルは扁平で痩せ型だから、

ペタロレという愛称で呼ばせてもらおう!
シャカロレに由来、ペタロレ形状に由来するじゃないか‼︎というちょっとした矛盾を指摘される諸氏、テキトーに流してください。このブログだけの独断と偏見による勝手な呼び方です)



ケースとブレスを結ぶ

フラッシュフィットの接合部の中駒は、

かなり華奢で面積が狭い。

その分、ラグ間のフラッシュフィット面が

広くのっぺり感じられる。ほら、チュードルは
ベゼルからブレスまでの面積

異様に広いでしょ。
アゴが長いとでも言おうか。もちろん、16700の方はラグのRがキツく、ベゼルが大きく張り出しているから、この部分が狭くなるのはわかってるんだけど、言いたいのは見た目の印象ネ)



4桁ドレス系は、巻きブレスがベスト!

どこかで聞いたことがあるが、

本体の枯れ具合等とのトータルバランスでは、

必要不可欠だろうね。

ケースとの重量バランスだって、

本来これで意図されていたわけだから、

あえてハードブレスに付け替えたら、

崩れるわな。もっとも

実用性考えたらハードだが。

頭の痛いところだね。



このブレス自体の価値や

手入れの面倒臭さを考えると、

使う場所や時間を選んでしまうが、

コレクションに入れられたのは、

時計遍歴の中では重要だったかな。