ん?
これは?
ズームアウトしていくと‥‥
そう、俗に言うキズミ!
ベルジョンのキズミルーペ!(14558A-)
照度さえしっかり確保すれば、
そう、俗に言うキズミ!
ベルジョンのキズミルーペ!(14558A-)
ダブルレンズで倍率は15倍。
視界が暗くなるので、店員からは
実用レベルなら5倍以下を勧められた。
ただ、自分としては、少し古い時計の
細部のチェックに使いたかったから、
敢えて大きい倍率にした。
ディテールがこのぐらいに見えるよっ
ところが、15倍で見ると、
これによって、
自分の視力では見えない世界が見えて
発見があった。
例えば
エルプリデイトナ白ダイアルの
アクセントになっているパンダサークル。
116500LNにも採用されて人気。
肉眼ではただの黒で質感まではわからない。
一段落ちていて
ファブリックのような質感。
色も、漆黒みたいな濃さではない。
(コレあくまでも、手持ちの16520の話。
116500LNがどうなっているかは未確認)
こうした発見は枚挙に暇がない。
時計屋巡りでは随分持ち歩いて、
4桁や5桁初期個体購入には役立ったが、
客がこんなのを取り出すと、店の人は
「また変なオタクが来たな」
ぐらいに構えたか、はたまた
ドン引きだったかなぁ
それはともかく、
何でも見えればいいというものでもない。
見え過ぎて、かえって
見たくない所や、
見えなくてもいいものまで
見えてしまうのだ。
購入に際して品定めをするなら、
小さくとも、よほど致命的なダメージや
それに繋がる欠点ならば
見えるに越したことはない。
が、そうでなければ
肉眼で「こんな感じ」というレベルで
半分は納得しておいて、
残り半分は感性や個体のストーリーで
トータルな面から判断したいところ。
見え過ぎるのも、善し悪しの問題だね。
少なくとも、細部まで見えてしまう分
脳が処理する情報量は増えるわけだから、
目にも脳にも負担がかかる。
購入がからんでいれば負担は尚更。
要するに疲労困ぱいするわけだ。
これって、
歳取ってからの視力と同じかな。
見え過ぎないことを善しとして
ゆる〜くムリなく。
この塩梅が大切なのかもね