小学生の生徒が多くの割合を占めていた英語多読アカデミアですが
昨年から中高生の受講者が急増しました。
また大人の受講者も増えており、年齢が高い生徒様においても
多読への関心の高さを伺えるようになりました。
そこで本日は、中学生以上の学習者向けの英語学習について考えてみたいと思います。
昨今は学習指導要領の改訂に伴い、中１から英語で躓く子供達が増えてきました。
とはいえ学習指導要領のせいかと言われると決してそれだけではなく
元々十分なら英語力をつけられるカリキュラムになっていたかというと
疑問が残ります。
画像は文部科学省の調査結果です。
英検２級は高校卒業レベルと言われますが、高３時点で英検２級に達している生徒は
２０％もいません。
引用：文部科学省令和5年度「英語教育実施状況調査」の結果について
中高６年を通して中間テスト、期末テスト、英語塾、英検にと
多くの生徒が英語学習に時間を費やしているにの関わらず
８割の子供達は、高校卒業レベルである英検２級に
達することができないとはどういうことでしょうか。
学習スタートが遅すぎるから？
学校英語のカリキュラムに問題があるから？
先生の指導力に問題があるから？
様々な理由が思い浮かぶと思います。
その中でも「英語力が伸びない」理由としてほとんどの人に当てはまる
２つの大きな原因があると考えています。
一つ目は圧倒的な学習量不足。
受験に英検にとこれだけやったのに・・・と思っている方も多いと思いますが
実は全く足りていません。
おうち英語をやっているお子さんが幼いのにペラペラ話したり英検に受かるのは
乳幼児期から10年以上にわたり、膨大な量の英語に接触しているためです。
また、大人になって高い英語力を手に入れた人というのは、
入試のために一日何時間も英語に費やすような受験生をはるかに超えるほど
膨大な時間学習を行なっているものです。
そもそも言語というのは、想像以上に時間をかけてあげないと伸びない性質があります。
ここがまず多くの方が勘違いしている大きなポイントだと思います。
次に２つ目の理由として、定着不足が考えられます。
基礎単語も文法も十分理解できないまま、学年が上がるたび単元だけが進んでしまっている。
大人の方も心当たりはあるのではないでしょうか。
実は英語の勉強というのは、わからないまま次へ進むと
雪だるま式に「わからない」が増える性質があり
他教科以上に積み上げが大切な教科です。
しかし現場では「教えてもらう内容」と「生徒の知識レベル」のギャップを
なかなか埋めることができず
高校範囲を理解できない高３生が８割にものぼってしまっていると考えられます。
ではどうやれば中高生の英語力を伸ばすことができるのでしょうか？
まず英語学習というものは、数学やスポーツと違い生まれ持った能力はさほど問われません。
最後まで学習をやり切れる人ができるようになり、
やりきれない人はいつまで経っても力がつかないという
性質があります。
そうなんです、分かれ目はやり切る力です。
膨大な時間ではあるものの
最後までやりきれるか。
わかるまで学びきれるか。
ここにかかっています。
しかしなぜ８割にも及ぶ生徒が、高３までの範囲を越えられないかというと
モノになるまでとにかく時間がかかることが考えられます。
また、学習初期はやるべきことが山ほどありますが、単語暗記も文法学習も
面白く無いんです。
このように学習者にとっては続けられない要素がてんこ盛りの英語学習。
この突破のためには、教材や塾という外の力を強化するのでなく
子供本人がやり切るためのサポートを行うのが最も効果的だと考えます。
そのため、英語多読アカデミアの中学生以上のコースは
とにかく学習者がやりきれるよう徹底的にサポートすることを心がけています。
多読コーチは
習熟度によって学習メニューを提案し
週に１度のテストでは８割以上の正答率を目指してもらいながら
自己学習の精度を上げてもらいます。
また現在地からゴールまでを測定し
自分で学習する力を最大限伸ばすことで個々の英語力を伸ばしていきます。
こうして十分な学習量を確保してもらうことで
中高生の場合みるみる数字として結果が表れていき
平均の半分近い学習期間に圧縮することができているように思えます。
中高生においては、まず２年。
本人の力で必要量をやり切らせてあげることで
全く違う景色を見ることができるようになります。
ぜひ伴走者である多読コーチの力をお試しください。
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