現代は格安で利用できる電子書籍が登場し
英語多読のハードルもだいぶ下がってきました。
一昔前はとてもお金がかかる学習法で
何十・何百冊も洋書を揃えないことにはチャレンジすらできませんでした。
しかしここにきてちょっとした問題も浮上するようになりました。
それは適切な本選びという新たな問題です。
電子書籍の有名どころでいえば
Epic40,000冊、Raz-kids Plus3,000冊、ORC1,000冊と
膨大な数の英語書籍が用意されています。
一見するとオプションが多いため
子どもの好きなものを選びやすいように見えますが
予想外のところに落とし穴が隠れています。
それは学習効率が下がる読み方をしてしまっているケースが散見されることです。
例えば文字読み初心者の小学校2年生に対し
幼児向けの英語絵本から始めていくことは何ら無理のない方法に見えますよね。
最初は短い英語絵本に触れていきながら、ちょっとずつ始めていけば
徐々に英語力を伸ばしていけそうです。
しかしこれが落とし穴。
同じ文字読み初心者であっても、英語を聞いて理解できる子と
そうでない子ではアプローチが異なるんです。
目安は読み聞かせの際の理解度。
大人が英語絵本を読み聞かせた際
何となくでも意味を掴める子は最低限の語彙力は持っていると考えられます。
おうち英語など乳幼児期から英語に触れていた子どもたちの場合
文字は読めなくても英語を聞いて意味を理解できる子が一定数います。
一方で英語絵本の読み聞かせをしても、全く意味を理解できない子もいます。
文字通り全くの初心者です。
英単語をまだ読めない小学校2年生といえども、この差は大きくのしあがります。
前者は、Phonicsなどで文字さえ読めるようにしてあげればいいですが
後者の場合、文字読みに加え英単語も一から学んでもらわなくてはいけません。
ここで大切になるのは、そのような子に対し
どうやって効率よく語彙力を積み上げていくかという視点です。
以前もご紹介しましたが、人は6-10回同じ言葉に接触すると記憶し始めると言われます。
そのため、短期間で効率よく英単語を定着させて上げるには
同じ言葉に繰り返し出会わせてあげることが大切になります。
このような理由から、当スクールの場合ORT7あたりまではORT一本で進めます。
他のシリーズには手を出しません
ORT1から7を何度も再読してもらうため、その読書冊数は述べ3,000冊にも上るのですが
この方法により、短期間で語彙の定着と
高い理解度を持って英文を読めるリーディング力の向上を実現できます。
それだけでなく、聞く力・話す力も同時に伸ばせるので
3技能を一気に引き上げることが可能になります。
なお、標準的な日本の子どもにおいて、使う本のレベルは
高<聞く<読む<話す<低
の順です。
日頃ORT5を読んでいる子の場合、
リスニング力を伸ばすために:ORT6,7を使って聞き読みをしてもらい
スピーキング力を伸ばすために:ORT3,4を使いながら英語レッスンを行います。
※スピーキング力が読む力以上ある場合は順番が変わります。
このような学習戦略がベースにあるため、たった数年で
英語を話せ・読めるレベルまで引き上げられるんです
なお、ORT後半レベルを高い理解度で読めるようになってきたあとは
様々なジャンルに触れていきながら語彙力と表現力の幅を広げていきます。
枝葉は強い幹があってこそ
多読開始時点で十分な語彙力がない場合は、色んな本に手を広げず
絞って、繰り返して強い基礎を作ってあげることがお勧めしています。
ただ英語多読において、使う本のレベルはとても大切であるにも関わらず
何を選んでいいのか意外とわからないもの
冒頭でお伝えしたように、本選びを間違えて遠回りしているケースも少なくありません。
そのため多読プレミアムコースでは、多読コーチが
今足りないところを補強できるレベルは?読み方は?
加えて本人が楽しんで読める内容はどれか?
を一人一人分析し
週に1度のペースで調整しながら子どもたちの多読を伴走しています
短期間で効率よく3技能を伸ばしていきたい方は
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