英語多読とは、高い英語力をつけるにあたり
非常に効果的な学習法です。
そのため幼い子から大人まで英語多読に挑戦する人は後を絶ちません。
しかし実は成功率はさほど高くない
ことをご存知ですか？
英文をスラスラ読めるようになり
その効果を実感するまで多読を続けられる人は
ごく一部。
なぜだと思いますか？
多読スクールが、このようなことを言うのも憚られますが
英語多読には相性があります。
向かない人には向きません。
そこで本日は
英語多読が向いているか・向いていないかを判断するにあたり
２つのチェックポイントをお話ししてみたいと思います。
一つ目
小学生以下で多読がうまくいく子は物語が好きです。
中高生以上の場合、小説が好きな子がうまくハマります。
なぜなら英語多読では量が求められます。
たくさん読まなくてはいけません。
物語が好きな子は、先の展開が気になるので
「知りたい」がトリガーとなり次々進みます。
例えば幼い子で相性がいい子というのは
ORTのマジックキーの展開が気になったりします。
一方、物語にあまり強い興味がない子の場合
特に物語の展開が気になりません。
次へ繋がる引っかかりが生まれないんです。
この傾向は、本だけでなく子供が好きな動画でも見え隠れします。
例えばおもちゃで遊ぶような動画やゲーム動画が好きな子と
一定のストーリがある動画をより好む子では違いがあります。
あまり知られてはいませんが、このような興味の違いは
多読との相性にも表れていきます。
２つ目
物語がさほど好きではなくても
学習のルーティーンを作るのがうまい子はうまく進みやすい傾向があります。
英語多読の基本は毎日の読書。
空白期間を作らないことが最大のポイントになり、質の高いインプットに直結します。
そのため物語が好き・嫌いに関わらず、毎日読めば勝手に積み上がるので
結果として英語力の向上に繋げることができます。
翻って毎日の学習習慣を作るのは苦手な子の場合
どうしても空白期間が出てしまいます。
英語多読を行いせっかく頭に入った英語も
空白期間が発生することで頭からどんどん抜けてしまいます
そのため覚えては忘れての繰り返しとなり
英語多読では十分な効果を実感しにくい傾向があります。
このように
英語多読は物語が好きな子・または学習のルーティーンを作るのがうまい子に合う学習法です。
しかし上記２つに当てはまらないけど挑戦してみたい
と思われる方もおられると思います。
その場合
うまく進む子と比べないこと。
これに尽きます。
比べると焦りますし、必要以上のプレッシャーが子供にかかってしまい
ひいては英語嫌いにもつながります。
うちの子にはあまり向いていないかもしれないから
大きく期待せずのんびり進めよう。
このように思考の転換を図りながら取り組まれることがおすすめです
読むことに抵抗を示す場合は、親御さんが本を読んであげて
物語の楽しさを伝えることからスタートするのもいい方法ですし
どうしても物語が好きでない場合は、好きなジャンルを突き止めて
その分野の本を用意しながら様子を見るのも
お子さんとの相性を見極めながら、無理のない多読法を探ってみてください
最後に
英語学習法は英語多読だけではありません。
特に自己流においての成功率はあまり高くない学習法ですし
合わない場合は他の学習法にスパッと切り替えながら
相性がいい方法を探す視点も非常に大切だと考えます。
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