他害の心配の有る息子を、
最近になってやっと少し離れた距離から
見守れるようになったのですが
これまでずっと
発達障害の負の連鎖を感じていました。
『お友達を噛んでしまうかもしれない』
その不安からいつも側に付き、
お友達とのやり取りでは
ぜったいトラブルのないように
先回りしていました。
本当はもっと
お友達同士でやり取りさせたいのに…
少し離れて見守りたいのに…
手も口も出さず、
自分でいろいろチャレンジしてほしいのに…
でも、それが出来ませんでした。
習い事だってさせたいのに…
皆んなと同じ事をしない
話を聞かない、理解していない、待てない
そして、他害してしまうかもしれない
習い事は、お金と時間さえ有れば
普通に出来るものだと思っていたのに…
どんどん定型の子との
経験値の差が広がるばかり
上手くいかない事の多さに
どんどん不安や苛立ちがつのり
息子に心無い言葉を発する事もありました。
本当は
私だって怒りたくないのに…
出来た事をたくさん褒めて
どんな時もいちばんの理解者でいたいのに…
どうしても、自分に余裕がない日が
たくさん有りました。
言葉が遅かった息子と
たくさん会話するようになったのは
つい最近です。
言葉が増えると、会話が増える
会話が増えると、言葉をどんどん吸収する
ここまで来るのに
ずいぶんと時間がかかりました。
療育を通して
出来ない事ではなく
出来た事に目を向けるようになって
ここ最近やっと
負の連鎖から抜け出せたように感じます。
新たな課題が出てきて
まだまだ不安は多いですが…
息子の力を信じています。