トラウマの箱が開く…③ | emi*のブログ

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ゆっくり成長の息子が少しでも“生きやすく”なるために…
泣いたり笑ったり、悲しんだり喜んだり、凸凹する自分の気持ちを記録しています。

前回↑の続きです。
発達障害の息子の気持ちを理解する為、
自分の過去と向き合います…

🎹
私は小さい頃、
いくつかしていた習い事の中に
ピアノ教室がありました。

習いたての頃は楽譜もあっさりしていて
つまずく事なく弾く事ができました。

でも…
だんだん楽譜が複雑になるにつれ
目で追う事ができなくなりました。

楽譜は読める…

でも、じっくり見ないと音符が踊りだし
見ながら弾けなくなりました。

私にとっての音符が踊り出すは
素敵なことではなく
ただただ苦痛で…
脳みそがショートしそうでした。

けんばんを強く叩いてピリピリ
その場から逃げ出したいと思った事もありました。
(…が、できませんでした。)


そんな状況でも私は
楽譜を見ながら弾く演技をしました。
(小さな頃の私は演技してばかりでした…もやもや


まったく聞いたことのない曲、
メロディが印象に残らない曲は
弾けるようになるまですごく時間がかかり、

聞いた事のある曲は
その場ですんなり弾けてしまう…

楽譜ではなく、
先生の鍵盤をたたく残像と、
耳で覚える感じでした。

今になり
“ディスレクシア” の影響だったんだ…と、
思います。


なかなか弾けない時の先生のイライラした顔
すぐに弾けた時の先生の不思議そうな顔が
今でも脳裏に残っています。



『発達障害』

この言葉が
まだ世の中に浸透していなかった時代。

私達が小さい頃の発達障害は
ダウン症など
目に見える障害だけが該当していました。

『ちょっとバカな子、クラスに普通にいたよね』
まさにこの時代です。

もし私が、素直に悩みや気持ちを伝えていたら
私の両親はどんな反応をしたのかな…

理解してくれる人はいたのかな…


クローバー
私は息子をちゃんと理解したい
心からそう思います。


続きます…