デビュー40周年の竹内まりやの特集番組があり

その再放送を視聴しました。

 

デビュー当時の彼女はなんというか

 

例えて言うなら

パパの仕事の都合で東京からやってきた転校生 って感じで

思春期だったわたしのコンプレックスを圧倒的に刺激した。

これはどういうことかと言うと

容姿の都会的な感じ

留学それもあのAFS交換留学経験を持つ慶応大生という知的なキャリア

そして

家族や友達から愛され尽くされて育った人間特有の自信に満ちた表情

また

「隠しきれない不思議なピーチパイ」という

意味不明のフレーズをなんの躊躇もなく堂々と歌い上げる度胸。

どれをとってもこれは

生まれも育ちも未来も彼女には絶対に太刀打ちできない―――。

そして逆に

わたしみたいな女の子のみじめさや悲しみなど

彼女には一生かかってもわかるまい―――

と思い込み

自然と中島みゆきばかりに没頭していたわたしですが

ある時、友達に勧められて聴いたアルバムにいたく感激しまして

竹内まりやも恋を失ったことがあるのか…!

と、非常に衝撃を受けましたの。

特に「PLASTIC LOVE」は百回以上は聴いたなあ。

そしてのちに「シングル・アゲイン」を初めて聴いた時も

どっちかっつーと女の負の感情を

あの日なた育ちのお嬢様がここまで表現してくれるのかと

すっごく感動したんだぁ。

 

あ、そうそう

昔傾倒した中島みゆきなんですが

ある晩、彼女は「オールナイトニッポン」の冒頭でとーっても嬉しそうな声で

しかもつくづく惜しいゼという感じで

何の説明もなくたった一言「もったいねぇなぁぁ~」と嘆息した後

一曲目に竹内まりやの曲を流したんだ。

彼女と山下達郎との結婚が報じられた日の深夜でした。

それももう37年も昔の話……

 

古すぎるか……

 

しかしねえ

この年になると今の芸能界にはとんと疎くなってしまって

若いもんの名前も顔もわかんないし覚えられもしないんだけど

逆に

「40年前の彼はこうだった」

「あの子はデビュー当時はああじゃなかった」等々

昔の記憶はけっこう鮮明に残っているものでして

今の自分は語りべとしての使命すら感じており

それも非常に楽しい作業でございます。