目が覚めたら令和になっていた。
と書くと
日本の変遷にいかにも無頓着かのように聞こえるかもしれぬがそうではない。
わたしは皇族の、特に美智子皇后には限りない敬愛の心を抱いている。
ここんところ毎日続いていた平成の皇室の特集番組も好んで視聴し続けた。
美智子さまのお姿は、一度だけお見上げいたしたことがあります。
まだ昭和の時代、わたしは神戸に住んでいて
当時のボーイフレンドと大通りをフラフラ歩いておったら
「神戸ユニバーシアード」の開会式にご出席なさる皇太子皇太子妃両殿下が大通りをお車でお通りになるというので
「話のタネに見といたろ」くらいのノリで、沿道で待っておりました。
と・こ・ろ!
沿道の大歓声の中を
ゆっくりと黒塗りの皇族専用車がわたし達の前を通り過ぎる瞬間に目に入ったのが
全開になった後部座席の窓から御身を乗り出すようになさって
あのあの美智子さまが!
わたし達平民の歓声に!
その御手を!
しっかりとこちらにお向けになり!
それはそれは全身全霊で!
お応えくださっていたあああああああーーーッ!
ううううう美しいいいいいいいいーーーーッ!!!
ううううう美しいいいいいいいいーーーーッ!!!
美智子さまの虜になったのはこの瞬間でした。
まさにこの時わたしは
「後光が射すほどの気高く慈愛に満ちた存在は現実にある」ことを
生まれて初めて知ったのでした。
同時に
髪型とか洋服とかブランドがどうのとかそんな次元を超えた
内面の美がほとばしる女性の美しさの
最大限にして最高峰のお手本を目の当たりにし
非常に衝撃を受けたことを覚えております。
覚えておりますが
それが以降の自分自身にはいっこうに活かされてこなかったことは
言うまでもありますまい。。。。しょーがねーじゃん。。。
もちろん、お若いころのお写真からもわかりますように
美智子さまがご生来より容姿端麗であらせられたことは周知の事実ではありますが
皇室にお輿入れなさってからは
一挙手一投足にわたり平民が平民が、と
何に付けても嫌味を言われ
意地の悪い迫害や厳しい叱責をお受けになり
ご懐妊がわかった瞬間から親王を授かることを当然の責務として追いつめられ
それこそ御身も細る思いをなさりながらも
宮中のしきたりとして確立されていた乳母制度にだけはご自身のご意思をお曲げにならず母として全力で御自らお子様をお育てになり
しかも本来の「皇太子妃」の務めを完璧に果たしてこられました。
日本人が世界に誇るこのプリンセスのお美しさは、そのお苦しみを乗り越えられたゆえの輝きであらせられることを
わたし達は忘れてはならないと存じます。
②へつづく