五年前の今日あの時刻。

 

あの時のことを忘れたくなくて

 

何度も書いては削除して、を繰り返した。

 

でも、やっぱり書ききれない。

 

どうやって揺れから身を守ったか

 

どんな思いで自宅に逃げ帰ったか

 

細部まで覚えているつもりなのに、肝心なことはあやふやな気もするし

 

なによりそれが

 

自分自分自分自分、と

 

結果的にケガひとつなかったわたし個人の断片的な記憶など

 

他人にはなんの興味もない話だとわかっているからだ。

 

今話すべきはそういうことじゃないはずで

 

家族を失った人々のこと

 

家を流された人々のこと

 

ふるさとを追い出された住民たちのこと

 

これから何十年も続いていく彼らの人生に

 

わたしたちに何ができるかということだと気づいてから、キーを押す手がようやく動き始めた。

 

先週は、十数名の大学生が東京で開催した「全国学生ボランティアフォーラム」に

 

なんと600名以上の若者が日本中から集まった。及ばずながら、参加者集めの声かけを手伝った関係で、この2泊3日の大セミナーにはわたしも興味があった。

 

第3回となった今年は災害ボランティアの事例はもちろん、地域の創生や外国にルーツを持ち日本に住む人との共生についても意見を述べ合った。参加者は友人と誘い合ったグループもいれば、単身で九州から乗り込んできた若者もいる。頼もしい。

 

彼らが知恵をしぼり議論を重ねて

 

「自分たちにできることは何か」「地域ボランティアってなんだ」「全国にネットワークを確立するにはどうすりゃいいんだ」を必死で考えた。それは今は小さな一歩ではあるかもしれないけれど、近い将来の日本を確実に突き動かしてゆく原動力であることは確かだ。

 

そして今

 

大人であるはずのわたしたちが手をこまねいていて良いはずはない。行動すべき時機はとっくにきている。

 

「国民が心をひとつに寄り添う」ヒントは

 

そこにあるんじゃないかとも思っている。