「深イイ話」を見た。

案の定

深くもないしイイ話でもなかった。

それどころか

実に浅くてしょうもない。

どれもこれも、聞く価値のないエピソード。何度も何度も聞かされたいつもの昔話。

悪いけど

メロディはともかく

DAIGOの書く歌詞では、この先も大ヒットする曲は生まれないような気がする。




なにより鼻白んだのは「わが道を行くうんぬん」のお話。

要するにDAIGOは

自分がこれだと思った道を誰がなんと言おうと貫くんだ、っていう意志と

祖父の座右の銘とをリンクさせ

「深イイ話」としてうまくまとめようとしたかったのだろうというのはわかる。

でも

ロックもバラエティも同じように全力で取り組みます、って言いながら

これは暗に「恋愛もね。」って含みがあるのは誰にも察しがついたろうと思われる。この恋に関してだって、誰の反対にも屈しない。オレはわが道を行く。アイドルという虚像のDAIGOじゃなくって、36歳の生身のオレを受け入れてもらえるまで頑として態度を変えない。

カチンときたのはこの点です。


わたしは気が優しくて温厚だけが唯一の取りえであるからオブラートに包んだ発言しかできないのがもどかしいんだけど






陳腐だと思いました。






じゃあ聞くけど

あの例の失笑を誘った新曲(名曲だそうじゃないですかぁ!)は、なぜいつまでたってもリリースの気配すらないんだ。

一年も前から温めていた、渾身の自信作じゃなかったのか。

要するに

今までイイ感じでグイグイきてた自分のアーティストとしての業績が

これ一発で台無しになりそうなので動けないってだけの話でしょう。



「わが道」はどこへ行ったんだよ。



それがバラエティとの二足のわらじであったとしても

ロックを真剣にやっていくなら

生身のオレを求めてくれるファンのためにも

今の心の大半を占めている彼女のためにも

ここは堂々と発売すればいいだけの話じゃないのか。

たとえこれでズッコケてしまったとしても、

「これは36歳のきれいなおっさんである生身のオレがすべてを賭けて書いた曲だ」って言い切るなら

それこそDAIGOは「何があろうとオレはわが道を行く」って言い切って良い。

だけど現実はどうかというと

生身のオレの恋する心情を伝える曲を披露してはみたけれど

いつもは喜んでくれてたはずのファンでさえ

あまりの生々しさで変なムードにさせちゃったもんだから

これに巨費を投じて発売にもっていくにはリスクが高すぎる。

だから怖くなって冒険はしないでおこうって思ったんじゃないの?

それが図星であるなら




そんな「わが道を行く」なんてお笑いぐさだ。

っつーか

単なる言葉遊びの詭弁にすぎない。





ある本を読み終えました。

自己愛について書かれた心理学の本です。もちろん専門書ではなくてね。素人でも気楽に読める内容になっています。

何気なく選んだ一冊だったのですが、これが実に面白かった。

「自己愛の強い者同士の結婚はうまくはいかない」ってことも教わりました。

芸能人夫婦に離婚が多いのは理由があって

熱愛の果てに結婚したとしても

「こんなすごい相手を手に入れた」という事実は「そんな自分はすごい人間なんだ」と自己愛を満足させてくれはするけれど

いざ相手の活躍が自分より上回ることがあると、自分が認められたいという欲求は満たされなくなる。

逆に

相手が世間で評価を下げたり仕事をやめてしまったら「こんなにスゴい相手を手に入れた」という自己愛は得られなくなる。

自己愛の強い人間の多い芸能人が選ぶべきパートナーは

「相手の成功こそが自分の満足」という

影に徹することのできる人間じゃないと無理なんだってこと。


あ!これは特に誰のことを言ってるとかじゃないのよ?ただそういう本を読んだのよって話。


DAIGOの場合はそうではないわよ~♪

だって

DAIGOのあのくっだらないアルファベットの略語を

ゲラゲラ死ぬほど笑い転げてくれる彼女なんて、これはかのおしどり夫婦の

林家ペーパーご夫妻の姿そのものじゃあありませんかっ!?

なんという素晴らしさ。

なんという感動。

わたしはこれに気づいてからというもの

心底このお二人に 同情 応援する気概を抱き

ロックミュージシャンと女優という自己愛の権化のようなカップルの人生航路に幸あれ!


と祈るばかりなのです。