党内基盤のない高市が、唯一の拠り所としているのが、支持率。
高市は、支持率のために、あらゆるウソやデタラメを口にする。
「出光丸はイラン側が日本へのメッセージとして通した」のに、「私が通した」と言う。
「カルビーのパッケージが白黒」になるのに、「ナフサはある」と言う。
「米中会談後に一番に日本に電話してほしいと懇願」しておいて、「トランプ大統領から電話があり、日本へのお礼の言葉があった」と言う。
「補正予算編成はしない」といっていたのに、「補正予算を組む」と言う。
米財務長官が、日本の財政政策に懸念を示している。
そして、とうとう高市の支持率にも翳りが見えてきた。
高市総理、補正予算の編成を
— Tokyo.Tweet (@tweet_tokyo_web) May 18, 2026
「連休前には事務方に指示、先週には財務大臣に指示しました」
電気・ガス料金について
「去年夏の料金水準を下回るよう支援を行う」 pic.twitter.com/KwNm1NKRP1
4/27 高市首相「 現時点で補正予算の編成が必要な状況とは考えていない」 と明言。
— ひろゆき (@hirox246) May 19, 2026
案の定、補正予算が必要になり赤字国債予定。
一ヶ月先の国家予算すら読めない政権と石油危機なのに補助金垂れ流してお金が足りないという戦略性の無さ。
円が信用を失うのも当然の流れ。 https://t.co/VKhQgSviLX
ベッセント米財務長官の来日は、高市早苗政権の財政運営に対する米国の強い懸念を直接伝えるためのものだったと考えるべきです。ベッセント長官は植田和男日銀総裁を信頼していますが、問題は高市首相です。…
— 古賀茂明 (@shigeakikoga) May 19, 2026
米中首脳会談後「日本に一番に電話してくれ」と懇願していた
「省エネ」求める韓国と求めない日本/どう向き合うホルムズ海峡封鎖“常態化”
【5月19日(火) #報道1930】|TBS NEWS DIG
トランプから高市への電話。
— つがるさん (@Blues2010911) May 19, 2026
後藤謙次さん曰く、官邸がとにかく電話が欲しいとトランプに懇願。しかも1番にかけて欲しいと何度も懇願したもの。
「大変なお力添え」の意味はそこ。
やはりね!
しかも通訳入れてたった15分。
また会おうねくらいの内容だと。
#報道1930 pic.twitter.com/kA34mCiyHF
日本国債が世界を揺らしている。ベッセント財務長官は「市場が下落しているのは、日本の国債市場がこの2日間で異例の動きを記録したためだ。これはグリーンランドの問題ではなく日本の国債市場が原因だ」と指摘。いま世界が求めているのは、日本の債券市場の安定回復である。pic.twitter.com/D1KzbkFkRO
— 朝倉智也(Tomoya Asakura) (@tomoyaasakura) January 20, 2026
ベッセント財務長官、日本について「過度な為替変動は望ましくない」 https://t.co/SdgF6wYA78
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) May 19, 2026
政府関係者はロイターの取材に、財源には特例公債(赤字国債)の新規発行が含まれることになるとの認識を示し、市場への影響と財政不安を口にした。
— ロイター (@ReutersJapan) May 18, 2026
すでに長期金利が急上昇しており、日本財政への懸念は一層高まっている。…
マクロスコープ:補正編成に動く高市氏、「赤字国債」不可避で政府内に漂う懸念
ロイター 鬼原民幸, 竹本能文
”[東京 18日 ロイター] - 高市早苗首相は18日昼に開いた政府与党連絡会議で、中東情勢を念頭に置いた物価高騰に対応するため、2026年度補正予算の編成を含めた対策の検討を正式に指示した。
政府内では今後、いま開かれている特別国会期間中の編成に向け、規模や財源について本格的な検討が始まる。政府関係者はロイターの取材に、財源には特例公債(赤字国債)の新規発行が含まれることになるとの認識を示し、市場への影響と財政不安を口にした。すでに長期金利が急上昇しており、日本財政への懸念は一層高まっている。
<「財源には赤字国債を含むことになる」>
「政府としてはリスクの最小化の観点から万全の備えを取るべく、補正予算の編成を含め、資金面の手当てを検討するよう連休前には事務方に対して、先週には財務大臣に指示をした」。会議の冒頭、高市氏はこう述べた。出席した政府・与党幹部に対し、補正の編成への理解と国会審議への協力を要請したものだ。電気・ガス代の補助を7─9月使用分について実施する考えも正式に表明した。
規模については未定としたが、電気・ガス代補助に加えてガソリン補助の継続となれば、財源が早期に底をつくのは自明だ。補正にはこうした各種補助に必要な財源を盛り込むことになる見通しだ。
<「足りないことに高市氏が気づいた」>
高市氏はこれまで、補正の編成について後ろ向きだった。国会では「編成が直ちに必要な状況とは考えていない」との答弁を繰り返し、国民に対して通常通りの生活を続けるよう呼びかけたこともあった。その心中について、前出とは別の政府関係者は「節約や補正が必要となれば、これまでの自身の答弁と食い違う。経済を冷やすことにもなりかねない、と考えていたようだ」と解説した。
ではなぜ、高市氏は補正容認に舵を切ったのか。複数の関係者は、物価高対策に使える予備費が前年度分を合わせても2兆円ほどしかない点を当初から危惧していた。ガソリン補助に月2000─3000億円、電気・ガス代の補助が始まればそれだけで月5000億円ほどが追加で必要になる可能性がある。「とても足りないことに高市氏が気づいたということだ」と、関係者の1人は述べた。
農林中金総合研究所の理事研究員・南武志氏は高市氏が補正編成に傾いたことについて「中東情勢という不測の事態が発生したため仕方のないことだ」と理解を示す。すでに債券市場では補正の可能性や日銀の利上げを織り込む動きがみられていたと指摘する一方、「金利は上昇傾向にあるが、長短スプレッドが急激に拡大しているわけではない。債券市場は日本の財政破綻を現時点で懸念しているわけではないだろう」と話した。
<「運用部ショックのようになりかねない」>
ただ、政府内には危機感が広がる。前出の関係者の1人は、補正を組むことになる6─7月にかけ、消費減税の方向性や、高市氏が注力する重点投資分野の具体化が重なるタイミングである点に触れ、「市場は政府内が制御不能に陥っていると感じるだろう」と指摘。「金利がどこまで跳ねるか。(1998─99年にかけての)運用部ショックのようになりかねない」と警鐘を鳴らす。
農林中金の南氏も「いまのところ金利が上昇していてもAI(人工知能)関連株の需要などがあり株式市場は堅調。政権への影響はあまり想定しにくい」としつつ、「金利上昇で株価の本格的な下落が始まるなどトリプル安の可能性が高まれば、政権への批判につながる可能性がある」と述べている。
前出の関係者は、本来であれば補正編成のタイミングでガソリン補助額の見直しなど、持続可能な制度設計を検討するべきだ、との見方を示した上で、こう付け加えた。「最後はマーケットがどう判断するかにかかっている」
補正の規模に関して、SBI証券のチーフ債券ストラテジスト・ 道家映二氏は「国民民主党が主張している3兆円が叩き台になりそう。個人的には4─5兆円ではないかとみている」と述べた。予備費を積み増すだけの補正になると野党の協力は得られないだろうとした上で、少数与党である参院で野党側の協力を取り付けるため、「結果的にあれもこれもと盛り込む形での編成になるのでは」とも予測した。
足元の金利状況については「日本財政に対する懸念によるリスク管理からの金利上昇だ」とした上で、「この状況で日銀が利上げをしたら債券市場は爆発してしまう。日銀は6月以降もう利上げはできなくなった」と言い切った。
18日の現物債市場では、新発10年国債利回り(長期金利)が一時10.0ベーシスポイント(bp)上昇の2.800%と、1996年10月以来29年半ぶりの高水準を付けた。
(鬼原民幸、竹本能文 グラフィック作成:田中志保 編集:橋本浩)”
北尾吉孝(SBI会長)
『イラン情勢を巡る雑感』(2026年5月18日 15:45)
人民元決済が急拡大し、原油取引や貿易で利用が進む。イランも通航料に暗号資産と人民元を指定。ペトロダラー体制は揺らぎ、決済は暗号資産、外貨準備は金へと分散が進む。「ドル一強」は静かに転換点を迎えており、円を含む高債務国通貨には価値下落のリスクが高まっている――之は今月4日、朝倉智也さん(@tomoyaasakura)がツイートしたものです。
パックス・ブリタニカが第二次世界大戦の終結と共に終わり、ドルを基軸通貨とするパックス・アメリカーナもまた終焉に向かっています。
嘗て英国は7つの海を支配し、「英国の領土に日没することなし」と言われた時代がありましたが、植民地を失い、経済力を失って行き、そして二度の大戦で国富の多くを失い、軍事力も急速に衰えて行きました。その結果多額の借金を米国に依存しポンド基軸通貨体制を維持出来なくなりましたが、米国のドル基軸通貨体制も1971年8月15日リチャード・ニクソンによる金ドル兌換停止時に終わったと見ることも出来ましょう。
米国は今、ドル基準通貨体制の終焉のとどめとなり得るペトロダラーシステムの崩壊に向けた序章の始まりと言える現実に直面しています。
半世紀に亘りドル覇権を支えたオイルマネーが変調を来す中で、覇権維持を目指すのであれば「ジーニアス法…ステーブルコイン発行のルール厳格化」に続く「クラリティー法案…デジタルアセットの管轄機関明確化等」の成立を早期に図り、一刻も早くステーブルコインを世界中に広め、ドルをオンチェーンに持ち込んで行かねばなりません――この新たなデジタル資産は、暗号資産が持つ利便性と、法定通貨の安定性とを兼ね備え、金融システムの構造的課題に対する突破口となる可能性を秘めている。米国は、ドルに連動するステーブルコインの発展を戦略的課題として明確に位置づけている。これは米ドルの基軸通貨としての地位を、アナログな領域にとどまらず、デジタルでも堅持しようとする意思の表れであろう。また、この施策は経済活動の効率化および財政の健全化をも視野に入れている。(…北尾吉孝日記2025年5月22日)
米国は今回のイランとの戦争も一つには、原油を巡り中国を締め上げようと企図したのかもしれませんが、ニコラス・マドゥーロのベネズエラのようには行きませんでした。当初この戦争は世界的にはポジティブとネガティブの両面を有し、米国とイランの何方が正しいとは一概には評し得なかったと思います。現況に至っては、米国の長期弱体化を望む中露の動向は元より、深刻化の一途を辿る米欧間の亀裂が、事を難解極まりないようにしています。レイ・ダリオも言うように、ホルムズ海峡の行方次第で米国は覇権を喪失して行くことになるでしょう。
https://facebook.com/yoshitakakitao
『イラン情勢を巡る雑感』(2026年5月18日 15:45)… pic.twitter.com/gGDoRw9WoC
— 北尾吉孝 (@yoshitaka_kitao) May 18, 2026
萩生田経産相は16日、ガソリン価格高騰への対策として、価格が一定水準を超えた場合に石油元売り業者への補助金支給を検討していると表明しました。
— 毎日新聞 (@mainichi) November 16, 2021
小売価格を1リットル当たり最大5円引き下げる案が浮上しています。https://t.co/iDm19l9o6c
先週OECDのトップと会談し高市首相は「補正予算を編成しない」と説明したばかりけど、、、 pic.twitter.com/f7s3wJJQYE
— 西村 カリン (Karyn NISHIMURA)💙💛 (@karyn_nishi) May 18, 2026
ゴネていた高市首相がついに補正予算案を表明した。今年度分の予備費1兆円が底をつくのは時間の問題だったが、それでも「必要ない」と突っぱねていた。規模は数兆円とされるが、中身は… https://t.co/sj29jE5VXQ
— 日刊ゲンダイDIGITAL (@nikkan_gendai) May 19, 2026
#日刊ゲンダイDIGITAL
高市内閣支持率に異変!電話調査の「強い支持」が初の3割割れ…(選挙ドットコム、JX通信社 電話×ネット意識調査) https://t.co/8sSwVeKYRi
— ツイッター速報〜BreakingNews (@tweetsoku1) May 19, 2026
いや、コメントを見る限り、現実になっても理解していないのでは
— o_tsuka#NoWarStopGenocide@お花畑 (@o_tsuka) March 7, 2026
高市政権が引き起こしたトリプル安!首相はそれでも何も気しない理由とは?前衆議院議員・福島伸享さん。安冨歩東京大学名誉教授。一月万冊清水5/19
米財務長官も懸念する「日本発のバブル崩壊」
安冨:
長期金利が跳ね上がってるのが怖いんですけれども。
これにビビってる人は、少ないと思うんですけども、有権者の中で。笑
これが一体何を意味してるのか?なんでこんなことになってるのか?
なぜこれがとても怖いのか?っていうことをお伺しようと思うんですが。
福島:
みんな世界の国は、日本の今の財政政策にすごい注目をしてるんだと思うんですね。
これまで日本の株価が高かったり、世界が好景気だったというのは、どこの国もお金をジャブジャブ刷って流して、お金が溢れてる状況になって、その投資資金が世界中を彷徨ってることが世界中の株高に つがってる部分があって。
それを一気に冷やすのが、長期金利の上昇なわけで。
先日ベッセント財務長官が日本にやってきて片山さつきに会いましたけども。
まず前からベッセントさんは、日本の財政政策に危機感を持っていて。
このままで行くと円の財政…要するに国債に対する信任が失われるわけですね。
国債っていうのが、長期金利の値段を決めてるわけですよね。
国債の金利ですね。ま、債券の価格ですね。債券の価格だと、それが安くなると、金利が上がるということなわけですけども。
…それを非常に気にして。…そうなると今度はアメリカの国債にも響いてくるわけですよ。
ま、日本はいっぱいアメリカの国債も持ってるわけですし、
世界的な債券安、つまり、金利高につながって、一気にあの景気を冷やしてですね、
バブルとも言うべき状況を「日本発の世界のバブル崩壊」の引き金を引くんじゃないかって、そういう恐れがあってですね。
おそらく、中国に立ち寄る途中、ベッセントさんは日本で何十回と日本に来てますから、日本で美味しい食べ物屋さんがあったのかもしれないけども、でも本当の狙いはおそらく「政策で変なことやるなよ」という釘を差しに来たんじゃないかというのが、巷では言われていて。
私は、それ、これまでのベッセントさん言動から見て確かなんじゃないかなと思っております。
引き金を引くのが…しないはずの「補正予算」を ”する”‼︎
福島:
で、その引き金を引くのが、今回、言われてる「補正予算」…だと思います。
安冨:
う〜〜ん、怖いですね!
福島:
今まで高市総理は、「補正予算編成しない」ってずっと言ってきたんですよ。
その高市さんの発言で、数少ないマーケットが評価してきたことは、「これからずっと先は、補正を編成しないで通常予算をでやっていくんだ」と。
だから今年度の通常予算はものすごい大きな予算を組んだんだけども。
今までは当初予算はそこそこにして補正でボンと積み増すというのが通例だったんですけども、「もうそういうのをやめます」っていうのは、これ市場は好感してたんですけども、当初予算をこんなに膨らました上に、さらに今回また補正予算を組むと。
で、報道によると、なんかその補正予算の中身も詰まった中身じゃなくてね。仮に例えば予備費を積みますと…、予備費っていうのは、予算の目的を国会で議決しなくて政府に丸投げをすることですから。
そういうことやれば、もう何でも使えることになっちゃって、しかもその財政っていうのは、おそらく「赤字国債で賄うしかない」となった時に、今、発行されてる国債にさらに新たに国債を発行するとなったら、当然、買手がなかなかないわけだから、金利が上がる。金利を上げないと、誰も買ってくれないわけですから。
長期金利が上がって、それがアメリカにも波及して、「世界的なバブル崩壊につがるんじゃないか」っていうのをおそらくベッセントさんは恐れてるし。
ま、IMFなんていうのは、元々財務省の出行者の手先で、財務省と同じことを言うことは、そうなんですけど。OECDっていうね、IMFとは違うパリに本部がある先進国クラブの事務局長も事務総長も、先日、日本に来て、「それに対する懸念を言ってる」ってことで、今、世界中が日本がどのような財政政策を取るかというのを注目してるということで 。
ま、これは言ってみたらね、高市さんが当初予算の時に「もう補正は組みません」と 言ってスタートをして… ま、これもついこの間まで「補正は組まない」って言ってたのに、手のひらを返して言うから【高市さんの口が、今世界の危機を招こうとしてる】という意味では、まあ、今、世界中の注目を浴びてると思うんですね。
安冨:
恐ろしいですね。
まさに世界の真ん中で咲き誇ってますね!
福島:
”枯れ誇ってる”かもしれないですよね。笑
安冨:
ハハハハハハ!
福島:
それか毒の匂いのする花を咲かせてるかも。
ドクダミが咲いてるのかもしれない。
安冨:
ハハハハハハ!
インフレなのに「ガソリン代補助金」継続…
福島:
で、しかも、これまでもホルムズ危機で、「ガソリン代補助金」みたいなことをやってる国は、日本だけなわけですよ。
安冨:
当たり前ですよ。恐ろしいですよ!
福島:
マーケットの評判が非常に悪くて、こういう時こそ、やっぱり需要抑制策っていうのが必要な、需要を増やすやり方を… ま、金がある国がならいいけども、金のない国がやっていって。しかも、もし低所得者対策っていうんだったら、まだ所得で制限すれば、一定の所得以下の人に渡せばいいんだけども。
安冨:
全員ですからね。
福島:
どっちかと言ったら、富裕層の方が使うかもしれなくてですね。そういう人たちに対してもやるようなガソリン代補助をやってる。
それに加えて、じゃあ今度は電気代だ、ガス台だってね、所得制御もしないで、のべつまくなしに配っていったら、どうなるのか?っていうのを世界が気にしてるし。
そもそも、インフレ状況にあるわけですね。
黒田前日銀総裁…
安冨:
ええ、インフレを引き起こした人ですよね。
福島:
日銀総裁として、お札を刷りまくった人が、今、インタビューに応じて、「インフレだから金利を上げた方がいい」って、無責任にも今言ってるわけですよ。
安冨:
アハハハハ! 「おまゆうの極致」ですけどね!
福島:
そうなんですけど。
ただ、ま、高校生の政治経済で勉強した人なら、 <インフレになれば、財政を引き締めないといけない…
安冨:
金利を上げないといけないというね。
福島:
いろはのい、で学ぶことなわけでね。それに反することを、ま、一部の…高橋洋一さんみたいな、お金のために発言するような…って言ったら怒られちゃいますけども。
…と思われるようなですね…経済理論に基づかない人のブレーンの話を聞いてるのかもしれないけども。理論に明らかに反すること、それをさも理論的であるかのようにアクロバティックな…。
経済学で全部前提が決まってるわけじゃないですか。
財政を積極的にやっていいってのは、もうこれは前提があって。
「それはインフレじゃない場合においては」…ていう、前提があるにもかわらず、そういうのをすっ飛ばして、アクロバティックにいくらお札を刷っても大丈夫だなんていうね。
そういうブレーンの言うことを聞いてるのか、聞いてないかわかんないけども。
明らかに経済原理に反することをやろうとしてるから、<マーケットの信任を失って、金利は上がり、そして円はより安くなって…>
…これは本当に、今日の1 つのテーマなんだけども、【総理の口が招いた災い】とも言うべきものだと私は思いますね。
高市失言「台湾問題」 米中首脳会談…日本はお呼びでない
安冨:
他にも、まず、いきなり中国に対してね、官僚が「ここは触れるな」と言った『台湾の問題』について余計なことを言って、冷えなくてもいい日中関係をわざわざ冷やして。
ま、どちらかと言ったら、中国に対して喜ばすようなことしかなってないと思うんですけども。
それによって、<トランプに抱きついたら、トランプが習近平に抱きついてしまった>という…。
福島:
はい。そうですね。
安冨:
こういうことによって大きな…ここでも【大きな口の災い】で引き起こした災いを積み上げてますね。
福島:
そうですね。で、今回の「米中会談」では、おそらくアメリカの公式の発表を昨日出ましたけども、それを見ても、中国側の発表を見ても、”日本のに”…の言葉もないわけですよ。
安冨:
ハハハハハ!
福島:
ま、日本人はね、「東アジアにおいて日本は大国だ」と思ってるかもしれないけども、 米中の両国にとっては、日本なんて何のあれも… 日本と中国の関係が悪いことなんて、何の差し障りのあることでもなくて、影響すらないと思われてるからこそ、日本は全く話題になってないし。
高市首相が発言した『台湾の問題』についても、中国はもう脅しとも言うべきこと言ってるわけですよね。
「台湾のことを触れたら、もう日米中関係って崩れちゃうんだから、そこを覚悟しろよ。」みたいな脅の言葉を習近平が何度も言ってるにも関わらず、アメリカはそれに対して何にも反応しないのはおろか、本来、アメリカは法律で「台湾に武器を供給する」っていうのは約束してるわけですよ。
アメリカの国内法で。
安冨:
はいはい。「
武器供与法」ですよね。(「台湾関係法」)
福島:
はい。にも関わらず… それは義務なんです、アメリカが台湾に武器を供給するってのは。法律上の。
米国の法律の義務にも関わらず、なんかそれがあたかもディールであるかのように、「義務じゃなくて大統領のアメリカの裁量だから武器を送らない可能性もある…」みたいなことをほめかすことによって、ものすごい後退させちゃって。
一方的に、中国にすり寄るために、台湾問題においては、トランプ大統領は譲ってるわけですよね。
むしろディールの材料に…本来ディールの材料じゃないにも関わらず、蔑めている、という結果になる。… その過中に高市首相は、「台湾の発言」をしてるわけですから。
ま、おそらくね、外務省はそういうこと、分かってると思うんですよ。
前回も聞いてた人は聞いたかもしんないけども、「人の話を聞かない」から、こうなっちゃうわけですよね。
いくら官僚から届けられるレポートとか書類を見たって分からなくて。
やっぱりきちんと官僚の話も聞かなきゃならないし、様々な人の話を、有識者の話も生で聞いて対話をすることによって自分なりの国家観とか世界観とか歴史観とかを身につけなければならないのが、そこがスポッと抜けちゃって、耳学問で発言をするからですね。
ものすごい時期に合ってないピントのずれた、「むしろ発言がマイナスを呼ぶ」ということを言ってしまってるのが、今の高市総理の状況なんじゃないかなと思いますね。
「出光丸」通過…高市は「自分の手柄」とウソをつく
安冨:
ま、「ホルムズ海峡(のタンカーの通過)」にしてもそうですよね。
つまりイランの方から何度も働きかけを受けて、それから 2隻、今、通してますけど。
「出光丸」を通して、「エネオス」を通したのも、これは、高市さんに対するメッセージですよね。
福島:
そう! でも、出た途端に高市首相はTwitter とかにね、「自分がやった」みたいに書いてるわけですよ。
安冨:
ウハハハハハ!
福島:
でも、その後に、日本にあるイラン大使館のTwitter 見ると、「いや、これは自分の国が判断したことで、高市さんとは無関係だ。」みたいなこと言っててね。
こういうところも…だから、なんでそんな余計なこと書くのか?と。
いや、一般のネット住民であれば Twitter に書くのは自由だけども、総理大臣がそう書いたら、それが外交的な意味を持つわけですよ。
イランとしては、高市さんに言われてやってもいないのに、(高市がイランに日本のタンカーを通すように)言ったって言われたら、それは外交上のマイナスになるから、当然、「自分の国の判断としてやった」と言わざるを得ないわけです。
それに反論せざるを得ないわけですよ。
<自分がウソを書けば、そう言われるって分かってんのに、なぜやるか?>っていうのは、ちょっと、総理としての発言のあり方とか、発信のあり方とかっていうのが、よく分かってないんじゃないかなと思いますよね。
安冨:
あの〜、ま、いったい、何を考えてるのか?本当によく分からないんですけども。
総理大臣として、あれは日本国の運営者としては、やってはいけないことを、次々やってるわけですよね。つまり、「たぶん国債が崩壊しかねない」「それは世界中のパニックを引き起こしかねない」っていう危機的状態において、「わざわざ ”補正予算は組まない”と言っておいて、…組む!」
福島:
はい。
安冨:
それから、「金利を上がらないようにしてるはずなのに、金利が上がることをする!」…みたいなことを次々にこうやらかしていて。
「ホルムズ海峡もちゃんと交渉」したり、あるいは、「もっと積極的に、イランとアメリカの間に直接入るは無理かもしれないけど、パキスタンと組むとか」ですね、やることはいっぱいあったと思うんですけども、「一切やらないで、船が通ったら嘘をつく!」とかいうことをやっていると。
これ、一体、何のためにあなたやってるんですか?…っていう風になるんですけど。
一体、何のためにやってるんでしょう? 高市さんは?
すべて「支持率」のため…党内基盤がない高市の命綱
福島:
それは、【支持率を維持するため】だと思うんですよね。
安冨:
あ、やっぱりそうですね。はい。
福島:
人と相談して発信をするよりも、「突然、私が思い立ちました!」って発信した方が国民にはウケるわけですよ。 今、ネットの社会だから、<高市さんを ”ネットの友達” であるように、みんな親しみを感じてる>ので、「役所と一緒に色々相談して出しました!」って言ったら、これまでと同じ政治家だなと思われるけども、自分と直接対話してるように思って、しかも、ネット民を喜ばせることを言おうとするわけです。
「私がイランに言ったから、出光の船が、タンカーが通ったのよ!」って言ったら、高市支持者が喜ぶわけです。 要するに、自分の喜ぶことを言ってくれるから、支持率を得るわけだから。
世界は実はそうは動いてないわけですよね。
高市さんに都合のいいように現実には動くわけもないんだけれども。
ただ、ネット社会にいる人達にとってみたら、自分を気持ち良くさせるのが、さすが高市さんだ!と、
世界に咲き誇る高市さんだ!って言って。一部の「月刊Hanada」とか「Will」とかを読むような人にとっては、もうそれがハッピーになるし。あるいは、そうじゃない一般の人にとっても「日本の初めての女性が自分で頭で考えて頑張ってる」って思って。支持率が上がって、支持率が上がってるうちは、維持されるけど、元々、党内の権力基盤はないわけですから。
安冨:
はいはい。
福島:
支持率が落ちたら、途端に「高市おろし」ってのが始まるって方も、自民党のあちこちで、今水面下で起きてるわけですよね。
安冨:
ええ。それは、高市さんも分かってるわけですよね?
福島
はい。だから【凧みたいなもん】だから。向かい風がある時は上がるから、とにかく「支持率を上げといて」権力を維持するのが、高市さんの戦略だから。
支持をげるために、一部のファンにとって耳触りの良い気持ちの良い言葉を、「いきなり自分の言葉として、あたかもその人に直接言うように吐く」ということに徹してるんだという風に私は思います。
安冨:
なるほど。なるほど!
ある意味一貫性があるわけですね、高市さんには。
福島:
そうでしょうね。はい。
安冨:
政策としては、何の一貫性もないけれども。
高市さんとしては、ネット民の喜ぶことをやって支持率を維持し、そして、何よりも「今までの自民党の政治家は違うのだ」ということを見せることによって変革を望んでいる有権者に対してアピールするっていうことを繰り返してるわけですよね?
福島:
はいはい。ただこのやり方で実績を上げることは、私はないと断言いたします。
安冨:
ま、不可能ですね。はいはい。
人(官僚の)の話を聞かない… 高市政権は民主党政権に似てる
福島:
やっぱり国家っていうのは、1 人の言葉で動いてるわけじゃないわけですよ。
きちんと組織立って、司司の合意を得たりですね、あるいは過去の前例に照らしながらですね。
それを乗り越えることもできるんですけど、前例を乗り越えるってのは、やっぱり「ある型を踏まえないと、型破りがない」のと同じように…これまでの前例ってのは、それまでの成功、それなりの成功体験から出てるわけだから、それを破る、超えるってことをやるには、それなりのプロセスと準備といろんなものが必要だけども、「総理大臣が言ったから動く」なんてことは、これはないわけで。
現にあらゆるものが上手くいってないと思うんですね。
例えば、高市総理は「憲法改正」っていうのを保守派を喜ばせるためにやろうとしてるのかもしれないんですよ。
で、私はね、いわゆる「緊急事態条項」って色々ありますけど、<議員の任期延長>っていうのは、これまで議論してきて、私がいた『有志の会』っていうのが、実は、条文を作ってるんですよ。
で、『有志の会』と『国民民主党』と『日本維新の会』で作った条文をベースに議論して、今、幅広い会と党会派の合意を得て。
これはですね、もしかしたら、実現できるかもしれないんですけども。
それに加えて、<緊急時政令>って言われる、法律じゃなくて政令という <政府の決定で何もできる>っていうのが、今度、いきなり論点に加えてるんですよ!
こんなことやったらね、通るわけないんですよ!
僕らは<緊急事態政令>と言われる、<緊急時になったら政府が何でも一方的に気に入らない人を逮捕したり、 財産を奪ったりできる>ってことをさせないために。…国会が機能してれば、これは全部、法律を作らなきゃならないわけだから。当然、与党も野党もいるわけだから、そこで大議論になるわけですよ。
で、そのプロセスを経ることによって、<政令で決める>ということをやらせないために、<緊急時の任期延長>っていうのは、国会議員がいなくなっちゃったらしょうがないわけだから、任期延長っての入れたんですけども。でも、新しくその論点を加えたことによって、おそらくこれ合意ができなくなると。
安冨:
そうですね。「ちゃぶ台返し」ですよね。
福島:
逆に、憲法改正をしたくないんじゃないかと。だから高市さんの考えはそうじゃないかと。
これ 7 割の支持率がある自分が言ってんだから、できるだろうって、次から次へと論点を追加してやろうとしてるけども、逆に、私、「これ、どう落とし前つけるのか?」って言ったら、落とし前はつけられないと思ってますよ。
安冨:
参院が。いかに憲法を改正しようと思っても、参院で3分の2が要るわけですからね。少なくとも。
福島:
ま、そうですね。それも含めてですけどね。はい。
だから、そういう、なんていうか、「自分で発言すれば何度でもできる」、「夜、一生懸命、書類を読んで、朝に勉強したこと吐き出して指示を出せば物事が動く」っていうのはこれは大きな間違いで。
私が兼ねてから、「高市政権は民主党政権に似てる」って言ってましたけども、 民主党政権もそうだったんですよ。
「政権交代で民意を得たんだから自分は何でもできる」って言って、ポッポポッポ、口で… 別に鳩ポッポのこと言ってるわけじゃないですよ。「口で言ったことが実現できると思ったら、何もできなかった」ってのは民主党政権で。それと同じこと私は高市さんはやってるんじゃないかなと思いますね。
「小泉郵政解散」から自民党議員は変質…「風」で通った
安冨:
で、まもなく自民党がまずついていけなくなりますよね。そもそも自民党の中には基盤がないんだから。 「高い支持率」と「選挙に勝った」ということによって、今はみんな大人なしくしてるわけですけれども。
例えば、自民党の中でもやっぱり自民党として受け入れられないことを次々に今やろうとしてるわけだと思うので。例えば国会の運営のやり方とかですね。そういうものは、自民党の様々な伝統とか積み上げて来たものと矛盾し始めてると思うので。これ、自民党はどうなるんですかね?
福島:
いや、ただね、なんて言うか、自民党の議員って、 ほとんどがまず…今回の高市ブームで何十人も当選してるわけです。
安冨:
60何人とかですね。
福島:
はい。その前は、2012 年の民主党政権から戻った時に、また100何人も当選してるんですよね。
で、その前は小泉ブームですよね。
今、大臣をやってる人の多くが「小泉郵政解散」が初当選の人ぐらいなんですよ。
それで見ると、この大臣クラスからその下までは、みんな【風で当選した人】だから。
安冨:
あ〜!自分の見識なんてものはない⁈
福島:
そう、見識なんてないんですよ!
安冨:
恐ろしいことですね。 ハハハハ…
福島:
どうやって風を起こすかだから。
風に乗ることしか考えてないから、それ言ってるのは一部のベテランでね。
で、それは麻生さんだと思うんです。
麻生さんとか、茂木さんとかはしたたかだから、<高市総理を支えるふりをしながら囲い込んで、いつでも追い落としができるような準備をしてる> から。
この間、なんかよく分からない『国力研究会』とかね。
安冨:
『国力研究会』って、戦争起こってんのか?みたいな名前ですけど。
福島:
戦争中みたいな名前ですけども。(笑)
そういうの議連を立ち上げてるのは、あれは<高市さんにやらせないぞ!>という意思の現れで。
むしろ「裸の王様」にするために、<党側を固めて、官邸を孤立させる>っていう作戦だと思うんですけども。 …という動きがありますよね。
でもおそらく、下の若いいま現職の大臣をやってる下のクラスは、そういう意味もわからず、烏合の衆となって付いてるだけだと思ってるので。
私はもう、<自民党自身が終わった党>だと思ってますけれども。
ただ数はいるからね。そこでなんとなく空気で流れてるっていうね。
そういう日本らしい【空気で動く政権】っていうのが、「小泉郵政解散」そして「2012年の民主党の政権転落」そして、この間の「高市政権」と… 新しい議員が生まれて、【空気で動く政治】っていうのが、 ま、<戦前と同じような>ですね。
そういうのが生まれつつあるんじゃないでしょうかね。
安冨:
もうアドバルームーンみたいだっていう風に言ってましてですね。
自民党っていうものの政権とは、基本的に「櫓を組んで、上に大将を乗せて…」みたいなことをやってたんだけど、高市政権って、櫓が全くなくって、アドバルーンみたいに、こう浮いてて。
ヘリウムが抜けたら、全て終わるっていう。
福島:
(笑)ま、ま、そう!そういうこと!そういうことですね。
まあ、だから「ヘリウムが抜ける」のはこれは経済の問題ですから。
安冨:
そうですね。
福島:
はい。だから冒頭申し上げた、<補正予算がどういうになって、それがマーケットがどうするか?>というのが、今までの「リーマンショック」みたいに海外発のもので日本の経済が大きく影響を受ける時はありましたけれども。逆に今回は、<日本初の世界不況とか、バブル崩壊>とかっていうのが起こす可能性を、日本人じゃなくて他の国の人が心配してるということじゃないでしょうかね。
ナフサはある? …高市支持率upのために災難を受ける国民
安冨:
で、まあ、そもそも、その前に、ナフサ(不足)が日々、生活を苦しめつつあるんですけれども。
カルビーのポテトチップスとかパッケージが間もなく白黒になるらしくて。
あれは、BBCとかCNNでも報じられているぐらい世界的にインパクトがあったんですが。
で、5 月の下旬になると、自動車の整備に問題が生じるらしいんですね。
福島:
エンジオイルがなくなってるとかね。色々あるらしいですね。
安冨:
「シンナーがなくて塗れない」とか「接着剤が足りない」とか。
で、自動車の整備ができなくなりつつあって、自動車整備なくなったら、もう経済なんて持つはずがないんですけれども。これが、刻々と迫ってるように見えるんですが。
政府は、「ナフサはある!」と言い続けているんですけども。
これ実際のところどうなっていくんでしょうか?
福島:
いや、ナフサはあるんだと思いますよ。 統計上っていうか、確保されてる量はあるけれども。
ただ「マクロでナフサがある」ということと、それぞれの原料があるということはまた別物でありますから。
安冨:
別の問題ですよね。
福島:
ナフサっていうのは、原油から精製した次の段階がナフサですから。
そこからエチレンとかになって、さらに細分化していく、頂点があると言ったって、その間いっぱい目詰まりがあるわけですよね。
しかも、統制経済ではない自由経済の元においたら、当然、先行きが不透明になれば<在庫を抱える>っていうのは合理的な行動で。
安冨:
当然のことですよね。
福島:
それを強引に抑えるとするならば、かつての「配給制度」みたいなものを導入するしかないわけですよ。去年の米だってと同じです。米だって、私はマクロではそんなに足りないわけじゃなかったんだと思いますよ。
ただ先行きが不透明となると、みんな手元に置こうとするから、その目詰まりが起きるのは当然であって。パニックを起こさないように「全体であるんですよ」って情報を流すのは、それはそれで私は理解はできるんですよ。ただじゃあ「全体がナフサは足りてます」って言うから、じゃあそれぞれのビジネスやってる人が収まるかったらそれはそうじゃないし。
ナフサの下のそれぞれのものは足りてるものあると思うんですよ。足りないものも当然あるわけ。
だから、そういうをもっと実態を細かく見た上で判断しなきゃならなくて。
むしろ「足りてる、足りてる」と言えば言うほど、狼少年みたいに思われて<政府が信頼なくす>ってのは今の現状で。これは役人の人によくあるんです。
まず経済の実態を自分で商売やったことないから分からないっていうのもあるし。
もっと国民は賢いんだと思うんですね。
政府の発言の裏を読んだり、自分が一番良いようにやるのが合理的な行動とされてますから。
その1人1人から見たら、政府の裏をかくというのは、あると思うわけ。
「自分が利益を上げるためにはどうしたらいいか?」って思うのは当然でありますから、そうした個人の行動に対して、ちょっと無頓着というか、よく分かってないという、お役所特有の行動が出てるのが今回の話じゃないかなと思いますね。
安冨:
ま、基本的には、現代の経済っていうのは、ものすごく精妙にできてるので。
<常に全部が永久にちゃんとフローが入ってきて、アウトプットが出ていく>っていうことが維持されていないと。「ダメになるかもしれませんよ」って言われただけで崩れるようになってるわけですね。
福島:
おっしゃる通りです。
だから、根本は何かって言ったら、<ホルムズ海峡がいつ開くかわからない>ってことなんです。
安冨:
そうそう。 もう、これが分からない限りはもうどうしようもないんだという。
福島:
そうなんですよ。で、それは高市総理が動かせる要因ではないわけですよ。
自分が動かすんじゃなくて他の要因で決まるものにも関わらず、でも高市さんは「おそらくアメリカが何とかやってくれるわ。すぐ終わるんだわ」って思ってるから。
安冨:
いまだにそう思ってるんですね。
福島:
はい。でも国民はそうは思ってないわけです。多くの国民は「これは長く続くぞ」と。
「下手したら、1年2年3 年って続くぞ」って思ってるから。
だからその根本の不安がなくならない限りは、「流通の目詰まり」とかって言ってますけども、目詰まりじゃなくて、「不安を解消するためにはいずれ尽きるかもしれないものを手元に貯めておきたい」っていうのは、当然の心理だと思うんですね。
安冨:
だから、節約しないとしょうがないわけですね。つまり、総量があっても、みんなが不安に思ってる時には、もう足りないんだから…
福島:
「”今の時点で”、総量は足りてます」ってことだから。
「1 年後、じゃ足りるんですか?」って言ったら保証はないわけですよね。
安冨:
…ないわけですね。
そうである以上は、「足りない」っていうことになってるんだってことを認めないといけないと思うんですよね。
福島:
はい。はい。
安冨:
で、それは例えばインドみたいな経済だったら、「足りない分だけ、足りないんだ」と思うんですよ。みんなダメな時のやり方を色々持ってるので、強靭なんですけれども。
日本経済ってのは、ものすごく精妙だから、なんかあった時に耐えられないわけですね。構造的に。
福島:
ま、そうですね。
日本だけじゃなくて国際的な分業が進んでるわけですから。
あるものが 1 つ詰まると、みんなダダダダ〜って影響するのが今の経済の仕組みですから。
だから「ナフサが全部全体でナフサが足りてます」って言ったって、それ何の解消にもならないし、多くの人はそれが分かってるから政府がいくら「あります」って言ったって、それに応じて何か行動するということはないということだと思うんですよね。
安冨:
それ分かってないってことなんですかね?
福島:
基本的には、まあまあそういう部分があるでしょうね。取引とかそういうのが分かってないというのと、役人であるがゆえに、民間企業の行動原理っていうのが、肌身として分かってないから、こういうことになるんじゃないかなと思います。
安冨:
あ、これ役人の話なんですね? 高市さんの話じゃなくて。
福島:
高市さんもそうでしょうけどね。高市さんもまともに働いたことないわけですから。
立法調査官としては働いたことあるんでしょうけど。
安冨:
(笑)詐称ですよね、あれは。
とにかくだから、今のところ高市さんっていうのは、ネット民を喜ばせるためにいろんなことはやってるけれども、そして、アドバルーンを膨らませて、それで自民党を抑えるってことに全力を上げていて。そのやることなすことが、次々日本経済そのもの、あるいは日本社会にとっては危機的要因を拡大していってると。
福島:
はいはい。「口は災いの元」いうことですね。
安冨:
で、その「災い」が高市さんにだけかかるんだったらいいんですけど。
「災い」は私たちにかかってますよね?
福島:
いや、だから「高市さんの支持率を上げる代わりに、国が災いを受けてる」とも言えるわけですよ。
それを本当は僕ら国民が気づかなきゃならないんですよね。
一瞬、「ああ気持ちいい」って聞くかもしれないけども、それが結果的に「災い」を生んで、自分たちの生活に跳ね返ってきてんだということじゃないかと思いますね。
安冨:
そうですね。
安倍晋三首相のことは、「歩く国難」って言ってたんですけど。
今は、「歩く存立危機事態」なんじゃないかと思いんですが。
福島:
ハハハハ!
いや、でも高市さんと、やっぱり安倍さんは、決定的に違うと思いますね。
安冨:
ま、そうですね。 まだ「国難」の方が良かった。
福島:
ええ、安倍さんは、なんやかんや言って、やっぱり、「人の話は聞いてた」んだと思うんです。
安冨:
そうですね。 ええ、ええ。
福島:
だから、特に、今井尚哉さんなんかは、…その時、主席秘書官だった… 安倍さんと全然政策的にもイデオロギー的も違うと思うんだけども、ま、そのバランスの中で上手くやるっていう術があったけども。高市さんは、全てを耳を閉ざしてるわけですよね。 対話を閉ざしてるわけですから。
そうなると抑えが効かなくなってしまいますね。
安冨:
ま、この暴走するアドバルーンが一体どこに飛んでいくのか?っていう感じで。
また時事刻々と事態が変わっていきますので、 引き続きお話をお伺いしていきたいと思います。
今日ありがとうございました。
福島:
ありがとうございました。
衝撃!ナフサ危機で自動車整備は5月下旬停止するのか。京都大学教授・池亀彩。安冨歩東京大学名誉教授。一月万冊清水 5/19
総理があらゆるリスクの素なので、総理に辞任してもらうことがリスクの最小化になると思うのだが。 https://t.co/oR2w81rwSW
— 明石順平 (@junpeiakashi) May 18, 2026
日経新聞 2026年5月14日 5:00
中東情勢の緊迫化による塗料用シンナーの不足が、自動車整備の現場で深刻化している。日本自動車車体整備協同組合連合会(日車協連、東京・千代田)の小倉龍一会長は5月下旬にも事業停止する企業が出かねないと危惧する。
――シンナー不足でどのような影響が出ていますか。
「シンナーは塗料を塗りやすくするために混ぜて使い、車体の整備や修理に欠かせない。ナフサ(粗製ガソリン)由来のため、販売店に注文しても入手でき...



