高橋和夫先生の最新のイラン情勢の分析を話の腰を折ることなく、
相槌さえも音声に発することなく、静かに丁寧に聞き入る小沢知裕さん。
けたたましい言葉が溢れる配信が多いなかで、
「高橋和夫&小沢知裕ルーム」というチャンネルは、
戦争に荒れ狂う世界を映し出しながらも、えも言われぬ静謐さを湛えている。
#193 イラン情勢更新 ― 終わらせたいトランプ、交渉と戦況 3/29
毎日新聞2026/3/26 東京朝刊
トランプ米大統領がイランとの停戦に向けた協議が進んでいると主張する中、イラン側の交渉責任者に注目が集まっている。米側が保守強硬派のガリバフ国会議長とやり取りしたとの報道もあるが、トランプ氏は「(人物を特定することで)殺されてほしくない」として、名前を明かそうとしない。24日には、事実上の「体制転換」が起きたとも主張した。米側は誰と交渉しているのか。
「我々はイランの指導部を全員殺害し、その後のリーダーたちも殺した。そして今、新しいグループができている」。トランプ氏は24日、ホワイトハウスで記者団から誰と交渉しているのかを問われ、名前には言及せずにこう強調した。
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【イスタンブール時事】イランは軍事力の格差がある米イスラエルへ徹底抗戦している。
特に安価な無人機による攻撃を多用し、敵の高価な迎撃ミサイルを枯渇させて経済的損失を増やす「非対称戦」を駆使。長期戦を想定した強気の構えだ。
米イスラエルは、イランのミサイルや無人機の発射・製造・貯蔵拠点を重点的に空爆。周辺諸国の基幹施設へ報復攻撃するイランの反撃能力低下を狙ってきた。これに対し、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は26日までに80回超の「波状攻撃」で反撃したと主張している。
米メディアによれば、無人機攻撃は当初の数百機から今は70~90機に減ったが、なおイランは多くの機体を温存し、増産も可能とみられる。米紙ニューヨーク・タイムズは「製造拠点を攻撃しても他の生産手段があり、簡単に追跡できない」とする専門家の話を伝えた。
大量の無人機に加え、イランは既に推計約1200発のミサイルを発射。無人機と同じく数自体は開戦直後より減少した。しかし、イスラエルメディアは「これまで被害が小さかった地域へ、射程の長いミサイルを使う手法に変わった」と報道。より精度、威力が高い厳選されたミサイルによる攻撃にシフトしたとみられる。
米シンクタンク「スティムソン・センター」のケリー・グリエコ氏は、米ブルームバーグ通信に「イランは弱体化しても、選び抜いた標的へより少ない数のミサイルと無人機で正確に攻撃し、損害の影響を高めている」と指摘。米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)は、イランの戦略は「単に武力を使って重要インフラを破壊することを超えて、心理的・政治的な圧力を生み出すのが目的だ」と分析している。

