陸上自衛隊 健軍駐屯地(熊本市)。
まさに市街地のど真ん中。県庁、病院、大学、高校、郵便局、住宅街の中にある駐屯地。
「こんな住宅地のど真ん中にどうして長射程ミサイル配備なのか」
「相手からターゲットにされるのではないか」
「司令部を地下化する工事も同時に行われる。攻撃に備えてのことではないのか。
市民はどうなるのか」という市民の声…
この健軍駐屯地に、「長射程ミサイル」を配備しようとしているのだという。
住民の反対、不安の声は大きく、住民説明会を求めているが、防衛省は拒否している。
多くの住民が「自衛隊と共存してきたのに、説明なしの強引さは信頼を損なう」と感じるのは当然のこと。
憲法25条(生存権)、地方自治の原則から、生命・財産に直結する決定を住民抜きで進めるのは大問題である。
なぜこんな場所に駐屯地があるのか?
健軍駐屯地の歴史を遡ると、戦時中の軍需工場跡地が基盤となっている。
- 1942年(昭和17年):太平洋戦争中、三菱重工業熊本航空機製作所(官設民営の大型爆撃機生産工場)が、広大な田畑を買収して建設されました。当時は健軍町・周辺村落の農地で、市街地化は進んでいませんでした。工場・飛行場・社宅・病院などが整備され、戦後(1945年終戦)で工場は閉鎖。
- 戦後:敷地の一部が陸上自衛隊に引き継がれ、1954年(昭和29年)に健軍駐屯地として開設。九州・沖縄地域を統括する西部方面総監部が置かれるようになり、現在もその本部機能が中核。
つまり、元々は戦時中の軍事施設として郊外の農地に作られたものが、戦後・高度経済成長期に熊本市東部が急速に住宅・商業地化し、周囲が市街地に飲み込まれた形。駐屯地自体は移転せず、都市が近づいてきた典型例で、全国の自衛隊基地でも似たケース(例: 市街地化が進んだ基地)は珍しない。
防衛省側は「歴史的経緯による配置」と説明しているが、現在の安全保障環境(南西シフト、中国脅威対応)で重要拠点として残されている。
自衛隊駐屯地(例: 健軍駐屯地など)が市街地に隣接する歴史的経緯は、まさに日本が日本国憲法第9条で戦争を放棄し、「戦争をする国としての設計」になっていないからこそ生じた構造的特徴なのだろう。
日本は「戦争をできない」。
熊本・健軍駐屯地に長射程ミサイルの発射機とみられる車両が搬入 “直接の説明なし”で一部の住民が反発|TBS NEWS DIG 2026/03/09 #ニュース #news #TBS
きょう未明、熊本市東区の陸上自衛隊・健軍駐屯地に、長射程ミサイルの発射機とみられる車両が搬入されました。
記者 「8日午後10時すぎです。健軍駐屯地の正門前には賛成派・反対派・機動隊が集結し、異様な空気に包まれています」
きょう午前0時15分ごろ、賛成派や反対派が集まった健軍駐屯地に、反撃能力がある長射程ミサイル「12式地対艦誘導弾 能力向上型」の発射機とみられる車両が搬入されました。
防衛省は「相手に攻撃を思いとどまらせ、抑止力を高める」としていますが、直接の説明がないことに一部の住民が反発しています。
長射程ミサイル配備の反対派 「私たち1回も住民説明会さえ開かれていないんですよ。何が起きているのか全く分からない」 防衛省は、今月中に配備する予定です。
射程1000キロのミサイル発射機が熊本・健軍駐屯地に搬入 国内初の配備 【知っておきたい!】【グッド!モーニング】(2026年3月9日)
2026.3.9
— のり☘️次回3/12(木)改憲発議阻止デモ (@LQE8iaJpIuN6ELW) March 8, 2026
0時17分頃 熊本 陸上自衛隊健軍駐屯地
人々の抗議の声もむなしく、ミサイル発射台などを運び込まれてしまいました。
ここ正門前から入った車両はダミーで、「本物」は裏手の東門から入ったということです。
この動画に映っているのはダミーの車両。#長射程ミサイル配備反対 https://t.co/zldNNOOr4X pic.twitter.com/joPlZjR2l5
動画ありがとうございます。
— のり☘️次回3/12(木)改憲発議阻止デモ (@LQE8iaJpIuN6ELW) March 9, 2026
皆さんの声を聞いたら泣けてきました😢
悔しいです。
有事の際の「反撃能力」(敵基地攻撃能力)となる長射程ミサイルを陸上自衛隊健軍駐屯地(熊本市東区)に配備する計画で、防衛省は8日深夜にも発射に使う関連機材などを駐屯地へ搬入する。機器メンテナンスや隊員への教育を実施し、月内にも配備する。同じく月内に静岡県の陸自富士駐屯地に配備される予定の「高速滑空弾」と並び、反撃能力となるミサイルの初めての配備となる。
熊本市や熊本県によると、搬入予定が7日夜に一部で報道されるまで防衛省から連絡はなく、大西一史市長は7日に発表したコメントで「報道により知る形となったことは大変遺憾。安全保障に関わる重要な事項については、適切な情報共有が行われることが望ましい」と苦言を呈した。木村敬知事も7日、「配備を不安に思う県民もおり、今まで以上に丁寧な説明を求めたい」とコメントした。
健軍駐屯地に配備されるのは国産の地上発射型「12式地対艦誘導弾」を改良した「能力向上型」で、射程は約1000キロ。関係者によると、機材は7日に富士駐屯地を出発し、海路と陸路で熊本に運んでいる。
健軍駐屯地は住宅や学校が建ち並ぶ地域にある。住民からは「有事の際に標的になるのではないか」と不安の声が上がり、2025年11月には近くの住民らでつくる「STOP!長射程ミサイル・県民の会」が主催した集会に約1200人(主催者発表)が集まり、配備の中止を求めた。住民説明会の開催を求める声もあるが、国は応じていない。
県民の会の山下雅彦代表(東海大名誉教授)は搬入予定の報道に「住民説明会もせず配備を進めるのは不意打ちとも言え、理解に苦しむ」と憤った。駐屯地前では8日夜、配備に反対する人々と賛成する人々が集まり、騒然とした状況になった。【野呂賢治、中里顕、松浦吉剛】
熊本市の大西一史市長は7日、長射程ミサイルの発射機などが8日にも市内に搬入予定との報道に関し、国からの事前説明がなく「大変遺憾に思う。適切な情報共有が行われることが望ましい」とのコメントを出した。
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