高まる日中の緊張 渡航自粛の影響は?予約キャンセルで「約4000万円の損失」も【サタデーステーション】(2025年11月22日)
高市総理 G20サミット“遅刻” 中国首相との接触が焦点(2025年11月23日)
(一部抜粋) (Mainichi Japan)
”高市早苗首相は就任から1か月、初めてG20首脳会議に出席し、ルールに基づく国際秩序と、グローバル・サウスと呼ばれる発展途上国との協力強化の重要性を強調したい考えだ。
高市首相のG20初参加は、台湾に関する最近の発言を受けて日中関係が悪化する中でのことだ。台湾は中国が自国の領土の一部と見なしている自治権を持つ民主主義国家である。
外交専門家によると、中国は南アフリカにおいて、台湾有事への日本の関与の可能性に関する高市首相の国会発言を撤回するよう、新興国と連携した姿勢を強めようとしている。
トランプ大統領に加え、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領も欠席している。米国はロシアとウクライナの停戦合意の仲介を目指している。
中国の習近平国家主席もこの会合を欠席し、代わりに李克強首相が出席する。中国は、李克強首相が会談の合間に高市氏と会談する予定はないと述べており、両者の間で短時間のやり取りが行われるかどうかが注目される。
中国外務省によると、土曜日の会談で、李克強首相は南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領と、両国は台湾を念頭に置きつつ、それぞれの核心的利益に関わる問題で互いに支援し合うことで合意した。これは高市氏への対抗姿勢とみられる。
同日行われたG20会合で、親台派(Pro-Taiwanese)の高市は、世界中で頻発する紛争と世界経済の見通しをめぐる不確実性に言及し、国際社会は複雑な危機に直面していると述べた。”
配信
中国の李強首相は21日、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の議長国である南アフリカのラマポーザ大統領とヨハネスブルクで会談した。
中国外務省は、南アフリカが台湾問題に関する中国の立場を支持したとアピールした。
台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁を巡り、日中関係が冷え込む中、中国はG20外交を利用して、関係の深い新興国などが自国を支持していると誇示し、高市政権に圧力を加えようとしているようだ。
中国外務省は、ラマポーザ氏が李氏との会談で「『台湾は中国の領土の不可分の一部である』と重ねて表明する」と述べたことを強調し、両国が「互いの核心的利益を支持し合う」ことで一致したと発表した。中国で「核心的利益」とは領土や主権など譲歩できない重要問題を指し、その代表が台湾問題とされる。
G20サミットには日中両国の首相が出席するが、中国外務省の報道官は事前に「李首相が高市首相と会談する予定はない」と説明した。こうした政府の強硬姿勢に敏感に反応し、中国では地方自治体や民間の対日交流が相次いで取り消されている。
さらに、習近平指導部は日本の孤立化を狙う国際世論の形成にも動いている。
中国の国連代表部は21日、高市首相の国会答弁を撤回しない日本政府の対応を非難する書簡をグテレス事務総長に送付したと発表した。
書簡では「日本側が台湾海峡情勢に武力介入した場合は侵略行為にあたる」と批判し「第二次大戦の敗戦国として、日本側は歴史的罪責を深く反省し、誤った言論を撤回すべきだ」と主張した。
この書簡は国連の公式文書として加盟国全てに送付されるという。中国の傅聡国連大使は18日の国連総会でも首相答弁を批判していた。【北京・河津啓介】

