9月6日午前の百条委で、片山前副知事はPCデータの中から発見された西播磨県民局長のプライベート情報の取り扱いについて問われた。
片山前副知事は、「人事当局からプリントアウトされた300ページにも及ぶ倫理上問題のある文書を渡され、これは副知事が持っておくということは不味いと思い、すぐにシュレッダーにかけた。私も人事を長くやっており、資料の扱いについては人事当局が厳重に保管するべきものだということはよく分かっていたので、私にだけ渡されたものだと思っていた。人事当局の直属の上司は副知事であり、人事の責任は私にあるが、当然、管理については人事が厳格にやると思っていた。」などと答えた。
また、『拡散を容認した守秘義務違反』『個人情報保護法への違反』『西播磨県民局長への脅迫』に繋がりかねないということについてどう思うかと問われ、
「そのような漏洩は、私自身もしていないし、そういう風な行為をするようにと指示もしていない。そういうような心配がないよう人事当局はしっかりやっていたと信じている。」と答えている。
しかし、原田剛治産業労働部長は、9月5日の百条委証人尋問では「人事課長や副課長(当時)がいる場で聞いた」と証言していたが、この証言を撤回したいと申し出て、9月6日、「電話で片山副知事から聞いた」「片山副知事や小橋総務部長、井ノ本(4月から総務長)がいるところでも聞いた」と証言した。
9月10日、大阪を拠点とする特ダネ記者・今西憲之氏が『AERA』に、「パレード補助金キックバック疑惑」に関する重要証言をスクープ。
9月19日には県議会の全会派と無所属の全議員が斎藤への不信任決議案を共同提出し、全会一致で可決。
9月25日、今西憲之氏が『AERA』に、「パレード補助金キックバック疑惑」スクープ第二弾をリリース。
9月30日付で斉藤は兵庫県知事を自動失職。出直し選挙に立候補することを正式表明した。
9月中旬頃より、ネット上で、維新のブレーン・上山信一、統一教会関連組織の弁護人・徳永信一などをはじめとする斎藤擁護派が、兵庫県百条委が扱っている文書問題に関するデマを過激に拡散。
10月初よりクラウドワークスに斉藤応援のネットバイトが募集され、大量のデマが拡散されはじめた。
2024年衆議院議員総選挙(10月15日公示、27日投開票)の最中、兵庫県百条委が10月11日(公開)、10月24日、25日(非公開)開かれた。
10月25日、秘密会・百条委の証人として招致された片山前副知事は、冒頭の通り、片山前副知事はプライベート情報を管理する人事の責任者として、人事ライン(知事ー副知事ー人事課)意外に情報を漏らしてはならないことを十分に弁えていたにも関わらず、県民局長のプライベート情報の内容を暴露。奥谷委員長に制止され、委員会は中断された。
10月25日百条委の後、片山前副知事は、ぶら下がり記者会見を行った。(※下段動画)
斎藤元彦は、兵庫県知事選挙(10月31日に告示、11月17日に投開票)に出馬した。
10月24日に立候補を表明した立花がNHK党公認候補者を10名前後擁立する方針を示したが、最終的にNHK党からの立候補はなく、立花が無所属で立候補したことによりポスター掲示場で大量の空き枠が発生した。
立花は自らの当選ではなく、斎藤元彦の当選を目指すとし、10月31日17時半頃、明石の駅の街宣で、25日の百条委の録音データ(片山知事が県民局長の私的情報を暴露している音声)を街宣で聴衆に聞かせた。立花は録音データと非公開のプライベート情報文書も入手していると述べ、11月1日夜のリハックに出演し、入手先は、片山副知事と3人の県議であると明かした。
11月8日、『週刊現代』が、自ら「スクープ」と表する「パレード協賛金キックバック疑惑」に関するAERAnの逆張り記事を打った。
但陽信用金庫の桑田純一郎理事長をインタビューし、疑惑を否定する言葉を伝えている。
信金の幹事社の理事長のインタビューを取って来たのはいいが、桑田理事長の証言と、25日の片山前副知事の会見の内容は食い違っているではないか。ろくでもない!
また、当該記事のライターは、<(県民局長のプライベート情報は)公用パソコンの中に保存されており、処分理由と関係がある以上、適切な開示は公益性があると思われるが、それをメディア側が遮るのは知る権利の侵害に当たらないか大いに疑われる。>などと記している。
よくもこんなバカ丸出しのことが書けたものだ。
『週刊現代』は、「公益通報者保護法」「個人情報保護法」「百条委の運営要領」「百条委理事会の決議」等、もう一度調べ直すべきだろう。
ヘタレ『週刊現代』は、県民局長のプライベート情報の適切な開示は<公益性があると思う>らしいが、それならば、なぜ自ら知る権利に応えて書かないのだろう?
県民局長のプライベート情報の<適切な開示>とは、どのように行うのか?
記者クラブメディアを批判したいのなら、もう少し論理的に行わねばならない。
こんな矛盾だらけのアホ記事を書いて、よく他のメディアを批判できるものだ。
文書問題調査特別委員会運営要領
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/shingi/documents/bunshoshiryou060627.pdf

7月8日 百条委員会理事会議事録
議決「プライベート情報は取り扱わない」
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12874239078.html




優勝パレードを巡る補助金還流疑惑について 片山安孝前副知事が改めて否定
サンテレビニュース 2024/10/25 #兵庫県 #ニュース
片山副知事
「逐一のこの額という認識は、
一定の目安を示してくれという風なお話がございましたので、
私の方からですね、一信金、基準として100万円、
これがまあなんとかお願いできないか。
そして、できれば200万一信金、ということで話をした記憶がございます。」
「財源の確保できたところまで出すようにという指示をしたと。
財政当局は、4億円は対応できるという風に返事がありましたので、
それで4億円という風になったと。
協賛金を集めるということと、それから、この補助金を増額するという間には、
なんら相関関係はない。」
兵庫県議会による百条委員会の証人尋問が非公開で行われ委員会後取材に応じた片山安孝前副知事は去年の優勝パレードを巡る補助金について、金融機関に資金集めの依頼をしたことは認める一方、還流疑惑については改めて否定しました。
百条委員会では、片山前副知事に対する証人尋問が行われ、11月17日に行われる県知事選への影響を考慮し、非公開とされました。
告発文書では去年のプロ野球優勝パレードを巡る補助金の疑惑について、片山前副知事が司令塔となり、信用金庫への県の補助金を増額する見返りに、パレードの協賛金を信用金庫から還流させたと指摘されています。
委員会後、報道陣の取材に対し片山前副知事は、信金ヘの協賛の働きかけを認め具体的な金額についても説明しました。
一方で、パレード協賛金の還流疑惑については改めて否定しました。
今回の尋問の内容については、県知事選挙終了後に公開される予定です。
【スクープ】齋藤元彦事件「優勝パレード協賛金キックバック疑惑」渦中の信金理事長が実名告発「前知事を陥れようとする思惑が…」
週刊現代 2024.11.08
https://gendai.media/articles/-/140837?imp=0
(抜粋)
”編集部は、齋藤氏が関与したと言われている昨年の阪神・オリックスの優勝パレードをめぐる「協賛金キックバック疑惑」について、片山安孝前副知事や疑惑をかけられた信用金庫理事長に実名で独占インタビューを行い、真相に迫った。
「事実無根、名誉毀損です」
「亡くなった元県民局長の告発文には弊信金の名前が入っていて、さも優勝パレードの協賛金の見返りに補助金を還流させる『幹事役』を引き受けたかのようなことが書かれていますが、事実無根であり、名誉毀損も甚だしいです」
こう憤るのは、兵庫県加古川市に本拠を置く地元信用金庫、但陽(たんよう)信用金庫の桑田純一郎理事長だ。
問題になっているのは、パレードの協賛金集めに困った片山前副知事が、但陽信用金庫を含む県内11の信用金庫に協賛金の拠出を依頼し、その見返りに補助金を増額したうえでキックバックしたという疑惑だ。齋藤氏が「公金から協賛金は拠出しない」という方針を決めたことで、片山氏以下県庁職員にプレッシャーがかかり、不正が起きたのではないかと批判された。
しかし、これについて協賛金を取りまとめた桑田氏は「片山さんからキックバックの計画を持ちかけられたことも、具体的な金額の提示を受けたこともない」とし、以下のように話す。
「協賛金の依頼に片山前副知事が訪れたのは、パレードの2日前の昨年11月21日でした。片山さんからは『パレードの協賛金の集まりが悪い』ということで、弊信金を含めて県内の11の信用金庫から拠出してもらえないかという話がありました。
金額については、私のほうから先に『合計で2000万円くらいなら十分ですか?』と提示し、片山さんが『それなら助かります』ということで了承して、私も他の信用金庫にお願いしました。金額について触れたのは私が先で、片山さんからではないということははっきり申し上げます。
キックバックの話にしても、片山さんからそんな計画を持ちかけられたこともないし、もし持ちかけられたら一蹴しています。大体、常識的に考えて、弊信金も含めた11の信用金庫が揃って一斉に刑事責任を問われるような不正に加担するなんて、ありえません。
パレードの協賛金は、単に地域貢献をモットーとする信金の役割として拠出したのであって、何らかの見返りを求めたものではありません。それは協力してくれた他の信金も同じでしょう。
一連の報道は、協賛金と補助金という本来まったく別の話を無理やり関連づけて、齋藤さんなり片山さんなりを陥れようとする思惑が働いているように見えて仕方ありません」
県議からの「圧力メール」
その「思惑」は、このパレード疑惑を検証する県の百条委員会でもうかがえた。
桑田氏が先月24日に同委員会秘密会の尋問で証言した翌日、片山氏のほうから金額が提示されたかのような報道が一部でなされた。
桑田氏は「秘密会に出席した県議がリークしたのだと思いますが、私はこの時も含めて何度も明確に否定していますし、秘密会で行われたやりとりを普通に聞けば、そうでないことがわかるはずです」と訝しむ。
また、編集部の取材によれば、パレード疑惑の事前調査を担当した県職員に対し、齋藤前知事に対して批判的な県議からメッセージで、
「この期に及んで姿勢を誤れば百条委員会に出てもらわないといけなくなります。ちゃんとこちらに協力して真実を述べてください」
という「圧力」ともとれる連絡があったことがわかっている。
記者までが「言うな!」と制止
今回の齋藤氏をめぐる騒動については、新聞やテレビといった大手メディアの「偏向」ぶりも指摘されている。
「言うな!個人情報だぞ!」
10月25日の百条委員会の後、囲み取材に応じた片山前副知事が、自殺した元西播磨県民局長の公用パソコンに入っていた「倫理的に問題のある文書」の中身に触れようとすると、その場にいた報道陣からこう詰め寄られ、発言を撤回させられたというのだ。
この日は片山氏が公益通報者保護に関する尋問を受けていた。片山氏は、元局長のパソコンに「『クーデター』などの不正な目的が示された資料、人事の不満が示された動機がわかる資料」に加え、「倫理的に問題がある文書」があったと回答したが、文書の中身に言及しようとすると奥谷謙一委員長が尋問を打ち切り、再開されなかった。
片山氏は囲み取材の中で、この経緯について、「パソコンの内容は個人的なものではあるが、倫理的に問題がある文書を勤務時間中に作成したことが元局長を懲戒処分にした理由の一つであり、公益性があると判断して答弁した」と説明。文書の中身について触れようとしたところ、上記のように複数の記者から「プライバシーを話すべきではない」「許されないことだ」と大声で抗議を受けたという。
報じられない「百条委員会の中身」
生中継でもない囲み取材で、記者の側から取材対象者の発言を制止するというのは前代未聞だ。「取材対象者の発言」という一次情報を一部のメディアが制限することは、通常は他メディアの取材権の侵害にあたるため問題となる。
この日の囲み取材に参加したのは地元独立系メディア1社を除いて全てが記者クラブ加盟社であり、事前に何らかの「倫理的に問題のある文書についての中身には触れさせない」という合意があったのではないかとも疑われる。実際、この片山氏とメディア側とのやりとりを詳しく報じたのはその独立系メディア1社のみだった。
元県民局長は公的な地位にあった人物であり、文書の原本が「県民の財産」である公用パソコンの中に保存されており、処分理由と関係がある以上、適切な開示は公益性があると思われるが、それをメディア側が遮るのは知る権利の侵害に当たらないか大いに疑われる。
また、この日の尋問はメディア非公開で県議のみが出席を認められており、記者は片山氏から文書に関する発言を受けるまで議事内容については知らなかったはずだ。にもかかわらず、奥谷氏と足並みを揃えるような対応をとった点も、メディアが中立・客観的な立場に立っているかについて強い疑いが残る。”
前兵庫県副知事が語る「告発文書は、齋藤県政転覆のためだった」…キックバック、パワハラ内部告発、そして百条委員会の「深層」
週間現代 2024.11.08
https://gendai.media/articles/-/140869?page=5
(抜粋)
”ーー10月25日の百条委員会後の囲み取材では、元県民局長の文書の中身について片山さんが発言したところ、制止・訂正を求める声が記者から上がりました。
「公用パソコンの中の倫理的に問題のある文書は、元県民局長の懲戒処分の理由となる重要な要素なので、百条委員会でその中身について適切な範囲で発言しようと思いましたが、話を始めたとたん、奥谷謙一委員長から発言を止められました。その直後に囲み取材を受けた際、全く同じように発言を制止、修正させられました。
私としては弁護士と十分に相談した上で、公益性の観点からも問題ないと考えて発言しようとしたのですが、元県民局長の文書の中身には絶対に触れさせないという強い意志を感じました」”
🔸
【独自】兵庫・斎藤知事らの補助金キックバック疑惑で金融機関幹部が重要証言「補助金と寄付はセットだった」
AERA dot 今西憲之 2024/09/10/ 18:30
https://dot.asahi.com/articles/-/233536?page=1
(抜粋)
”「補助金と寄付はセットになっている」
この点について、AERA dot.編集部は、優勝パレードに寄付した、ある金融機関の幹部を直撃。重要な証言を得ることができた。
―― 優勝パレードへの寄付はどう決まったのか?
「もともと、うちのような小さな金融機関に優勝パレードに寄付なんて話はありませんでした。突然、うちの最高幹部から、『〇〇信用金庫から頼まれた。優勝パレードに300ほどうちから出す』と話が降ってきました」
―― いつごろ、寄付してと言ってきたのか?
「優勝パレードが終わってからです。寄付すればパレードに使用する車にロゴが入るなど、特典があるのですが、すでに終わっています。当然のように、『何のメリットもない、カネを捨てる気なのか』と内部で声があがりました。するとうちの最高幹部から、『県の金融機関向けの補助金増額が決まっているので、寄付はセットになっている。最終的にプラスになる、損はしない。優勝パレードの特典とか関係ない』との話でした」
―― 寄付は誰が依頼してきたのか?
「うちの最高幹部は『(当時の副知事)片山氏がどうしても寄付をと頼んでいる』と言っていました。片山氏は副知事になる前は、兵庫県信用保証協会理事長だった。つまり公的融資の保証人で、金融機関からすれば頭があがらない。『片山氏が斎藤知事のメンツを立ててと言っている』ともうちの最高幹部から話がありました。片山氏に加え斎藤知事からもとなれば、小さな金融機関にとっては天の声、神の声。他の金融機関にもこっそり聞くと、同じように補助金と寄付、セットになっている、寄付するつもりだとの話だった。そこで、歩調を合わせるべきと結局、300万円を寄付しました」
この金融機関幹部は、斎藤知事に対する内部告発の文書が報じられた後、
「こういう裏があったのか」
とわかったと言う。そして、300万円を寄付したことを示す内部資料も見せてくれた。
この金融機関幹部に、この問題で刑事告発状が出されていること、被告発人とされている斎藤知事と片山氏に加え、金融機関も「背任罪の共犯となりうる可能性」と告発状に記されていることを伝えると、
「ホンマですか、うちが共犯者になる? 特捜部に調べられるのでしょうか。いや、困った。寄付を取り消せないものか。天の声、神の声がなかったらこんなことにはならなかった」
と驚いた様子で、肩を落とした。”
【独自】兵庫・斎藤知事の補助金キックバック疑惑 13金融機関の寄付額一覧を入手!
AERA dot 今西憲之 2024/09/25/ 07:00
https://dot.asahi.com/articles/-/234725?page=4
(抜粋)
” パレード終了後に12金融機関が寄付
この表によると、兵庫県内13の金融機関が、計2250万円の寄付をしているが、優勝パレードが行われた11月23日より前に寄付をしたのは2金融機関だけで、12機関はパレード終了後に寄付をしていることがわかる。
入手した一覧表を県幹部にも見せたところ、「この通りだ」と認めた。
また、大阪府で優勝パレードにかかわった職員に見せたところ、
「こちらで把握している兵庫県の金額と一覧表は同じです。大阪府も楽に寄付を集められたわけではないです。ただ、兵庫県のように優勝パレードの後の寄付というのはほとんどない」
と話した。
元県民局長の内部告発文書に「幹事社」と記されていた但陽信用金庫は、11月17日に50万円を寄付し、パレード後の28日にも再度250万円を寄付している。
この経緯について同信金に電話で問い合わせたところ、
「私、但陽信用金庫の理事長、桑田と申します。優勝パレードのこと、これ、あんた書いたんか」
と、記者に電話がかかってきた。但陽信金の桑田純一郎理事長だった。
先の優勝パレードの記事について意見を言いたかったようだ。記事は取材に基づいていることを説明し、改めて取材の意図を文書で送ると、担当者から回答があった。回答では、非公開だった300万円の寄付額を認めたうえで、次のように記している。
片山副知事の依頼で追加の協賛
〈令和5年11月17日、兵庫・大阪連携「阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード実行委員会」から、優勝パレートの開催にかかる寄付・協賛についての依頼文書が添付されたメールが当金庫宛てに届き、当金庫は、同日中に、50万円の協賛申込みをいたしました。
その後の同月21日、片山副知事が当金庫本店を来訪され、パレードの資金が不足しているとのことで、あらためて協賛の依頼がありました。当金庫内にてあらためて検討し、同月22日に追加で250万円の協賛をすることで内諾し、同月28日に追加で250万円の協賛申込みをし、合計300万円の協賛をするに至った次第です〉
片山氏が訪問して依頼したことが寄付の増額につながったことは認めている。ただ、補助金の増額と寄付の関係については、
〈片山副知事が当金庫を来訪されパレードへの協賛依頼の際に、補助金のことは一切話題となっていない〉
との回答だった。
いったん断ったが但陽信金の要請で寄付
他の金融機関にも取材した。
パレード終了後に300万円の高額の寄付をした尼崎信用金庫は、寄付をした経緯について、次のように説明した。
〈11月1日に兵庫県の産業労働部総務課から協賛(寄付)の依頼があり(略)、11月2日、「パレードの協賛について見送りさせていただきたい」と回答〉
〈パレード開催の直前(11月22日)に、但陽信用金庫から「兵庫県から優勝パレード開催の資金が不足しており、県下企業に対して強く要請があった。協賛(寄付)について検討してほしい」との電話があり、再検討の結果、「地域を盛り上げ、地域の皆さんに喜んでいただこう」との思いで協賛することにしました〉
一度は断った寄付を、但陽信金からの求めに応じて考えを変えたというのだが、実際の寄付の受付日は優勝パレードが終わった後の11月29日だった。
補助金との関係については、
〈パレードへの協賛と補助金は一切関係なく、また、斎藤知事や当時副知事であった片山氏、兵庫県から内部告発に書かれているような申し出はありません〉
と否定した。
次にやはりパレード後に300万円の寄付をした姫路信用金庫は、寄付の経緯について、
〈11月22日に 他信金から案内があり、地域金融機関として、地域の活性化に繋がるイベント趣旨に賛同し内諾致しました〉
と回答。回答文では「他信金」となっていたが、電話で「但陽信金ではないか」と確認すると、そうだと認めた。
補助金と寄付との関係については、
〈補助金の増額によるキックバックとして協賛したという認識は全くありませんでした〉
とやはり否定した。
尼崎、姫路信金はいずれも、但陽信金から働きかけがあり、寄付を決断したという。このため、但陽信金に「幹事社」としての働きかけについて聞くと、担当者は、こう説明した。
「片山氏が11月22日に来られ、理事長と話をされました。『本来ならすべての金融機関にお願いにあがらねばならないが優勝パレードが明日なので時間がない』と依頼があり、他の金融機関のトップに理事長が連絡をとりました。幹事社といわれるとそうかもしれないが……」