【『記者襲撃 赤報隊事件30年目の真実』樋田毅・著】安倍襲撃事件の5年前 統一教協会問題特ダネ | ☆Dancing the Dream ☆

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『記者襲撃 赤報隊事件30年目の真実』 – 2018/2/22
 樋田 毅 (著)

1987年5月3日憲法記念日の夜、朝日新聞の記者二人が何者かに突如、散弾銃で殺傷された阪神支局襲撃事件。発生当初から取材チームに加わり、時効後も記者生命をかけて一貫して事件を追い続けてきた著者による渾身の書き下ろし。日本の言論史上、類例のない事件を追跡した果てに見えてきたものとは?


〜『記者襲撃』の中では、
それまで他のマスコミ、あるいは朝日新聞も含めて、
ほとんど触れられてないところがありまして、
それは、いわゆる統一協会。

今、問題になってる統一協会を巡る問題について、
かなりのあのページを割いて取り上げたわけです。
これは、私の本の中では、統一協会のことは ”アルファ協会”、
関連の政治団体は "アルファ連合"というように匿名の扱いでしたけれども、
それでも、私が取材して書けることは全て書き込めたという風に思っています。
もちろん、赤報隊と統一教会を直接結びつけるような内容、記述ではなく、
事件の取材を通じて、警察も朝日新聞側も、
統一協会の周辺を取材せざるを得なかったその取材の経過で、
明らかになったこの教団の問題点を書くという姿勢だったんです。

例えば、統一協会と政治家との癒着の問題。
それから、右翼との不自然な関係。
それから、宗教団体であるにも関わらず、銃砲店を全国に展開している。
それから、秘密部隊、秘密情報部隊が存在している。
あるいは、そこでの訓練などで銃を使った訓練とか、
あるいは自衛隊に参加しての入隊訓練とか。
いろんな宗教団体らしからぬことをしてるといった問題も取り上げました。

本当ならば、これは一種の「特ダネ」ということですから、
他の新聞社もその追加取材をして、もっとこんな事実が明らかになったという風に
いろんな記事が展開されることを実は期待していたんですけども、
全くそれはなかったですね、この5年間。
(その5年の間に、安倍元総理襲撃事件が発生した)〜
               樋田 毅(元朝日新聞記者)2023年5月3日 TBS Podcast
                  


『彼は早稲田で死んだ』『記者襲撃』著・樋田毅(元朝日新聞記者)


宮本岳志 議員の質問 衆院 予算委員会  
統一協会癒着 全て明かせ 自民に関係遮断求める 2023.2.2

12:45〜

○宮本(岳)委員 (…前略…) 先月、一月二十七日に、この自民党という絶望」という本が出版されました。石破さんもお書きになっております。この本の中で、ジャーナリストの鈴木エイト氏は、驚くべき事実を明らかにしております。
 資料四は、この本の五十五ページから五十六ページにかけての写しであります。
 「国際勝共連合関連資料」と題された、一九八七年に発生した朝日新聞阪神支局襲撃事件を捜査した兵庫県警捜査一課が作成した資料によると、日韓親善協会の中に勝共連合のメンバーを送り込み、自民、民社、商工会議所のメンバーを引き込んでいる、自民党本部の職員に十人前後の勝共連合のメンバーがいる、*東力議員の秘書A氏はそのメンバーで、活発な講演会を開いていると。  
  (*東力:旧和歌山2区=世耕弘一、世耕政隆親子を排出)
 
私は、この兵庫県警捜査一課資料を入手し、ここに持っております。なるほど、この資料には、本ではA氏となっている東力議員の秘書の実名もここには出ております。
 谷公一国家公安委員長に聞きますけれども、この資料は兵庫県警が作成したものに間違いないと考えますけれども、朝日新聞阪神支局襲撃事件の捜査に当たって、統一協会、勝共連合について捜査や調査を行ったことはお認めになりますか。

○谷国務大臣 お答えいたします。
 お尋ねの点についてでございますが、既に公訴時効が成立している一連の事件についてのことであり、お答えを差し控えさせていただきたいと思います。

○宮本(岳)委員 この赤報隊事件の前段階で、実は、故筑紫哲也氏が編集長を務める朝日ジャーナルに、統一協会の関係者からと思われる脅迫状が届いておりました。筑紫哲也さんは、その内容の一部を一九八五年五月十七日号の朝日ジャーナル「多事争論」に書き残しておられます。それが資料五でございます。
 口にするのもはばかられるような表現でありますけれども、脅迫状の中身でありますが、「文鮮明様のためだったら命の一つや二つ捨てたっておしくない奴がおれたちの仲間には百人以上いるんだ。」「いっておくが警察はおれたちの味方だ。おれたちの操り人形だ。おれたちには岸元首相がついている。まず筑紫哲也のガキとその女房、それに臼井記者とかいう奴もその家族から殺してやる。」「アカサタンを殺すことだけが生きがいの文鮮明様の使徒より」。
 このような脅迫状が前段階で送られているわけですから、朝日新聞阪神支局襲撃事件の捜査の過程で兵庫県警捜査一課が統一協会、国際勝共連合を調査、捜査したのは当然のことだったと思います。
 兵庫県警がここまで調べ上げていた自民党本部と統一協会の癒着を、兵庫出身の谷大臣が公訴時効だから我関せずでいいのか、このことが問われますが、谷大臣、もう一度調べるべきではありませんか。





平野貞夫(元衆議院事務局職員 委員部長)2023年2月22日 収録
〜実はロッキード事件(1976年 昭和51年 2月発覚)で三木政権が福田政権に代わった頃(1976年三木おろし)から、なんか不思議な動きを感じてましてね。
ここらあたりが党の組織に、(統一教会が)本格的に入り込んだ切っ掛けじゃあないかと、ずっと前から思ってたんですよ。
 そこで、アメリカのフレイザー委員会の報告書を読んでみますと、それが繋がるわけなんですね。アメリカで駄目になったから日本に移ってきたという。そんなことで、自民党の本部職員が、「実は、色々縁があった」「知っている」という。何人かと色々、調整しましたら、実際に会ったという話がありましてね。
それをメディアが出しましたら、自民党の方で大変大騒ぎになりまして、「あの話は捏造の話だ」というふうにされて…
 しかし、エイトさんが、本で、『自民党という絶望』ですか。”赤報隊事件”の時に兵庫県の県警が捜査した捜査資料の中に、自民党本部の中に…、あの時、1987、8年ですか…、10人以上の勝共連合の人間が、自民党本部の職員として入り込んでいたという捜査資料があるということを書いてたんですね。(…)自民党の本部で、いくつか出した、例えば教科書問題の政策、それからスパイ防止法案にせよ、LGBT法案も、統一教会の意思が、作る方も潰す方も、相当動かされているなと。
 もう自民党それ自身が、集団的な統一教会信者のような状態になってたんじゃないかと、そんな認識をしているところなんです。〜









↪︎
鋭和BBB(または3B)。
おそらくダイナマイトBBB。スムースボアと思われる。
プラスチック製の装填カートリッジがあり、鉛玉かバードショット用。
ブルーブックによると、20回近くポンピングすると1000fpsまで出る。
この銃にはCO2バルク充填アダプターが付いている。
古いクロスマン型の10オンスCO2ボトルから充填。
充填アダプターからCO2が戻ってこないようにするため、オーリングの交換が必要。それでも数発は撃てた。
ポンプは写真にある真鍮のバルクフィルエンドピースと同じ場所にねじ込む。
ポンプは機能している。タブが足場になり、昔のベンジャミンのように銃がポンピングされる。
CO2キャップが再シールする必要がある以外は、 銃口に向かってチューブに白い擦り傷が少しある(写真参照)。500ドル。






















石井紘基(1940年11月6日 - 2002年10月25日 自宅前で刺殺)
オウムと統一教会の関連についての発言者

「オウムは統一教会をラジカルにしたもの」
「オウムが行く前に統一教会が、ロシアに進出していました。
 ところが、そういう連中が、
 どうも何時の間にかオウム信者とすりかわってしまった。」
       〜『オウム事件は終わらない―カルト宗教と日本社会』 1996/5/1
          オウム問題を考える議員の会(編)より




石井紘基 Wikiより
「統一協会成城教会を断固阻止する会」1995年





by David Guyatt from DeepBlackLies Website
https://www.bibliotecapleyades.net/sociopolitica/esp_sociopol_AUM02.htm
”Aum and the "Moonies"
Aum’s charismatic guru, Shoko Asahara, may only have been the titular head of the cult, according to an agent of the Public Security Investigative Bureau - Japan’s equivalent of the FBI. The sect’s armaments chief, Kiyohide Hayakawa, held allegiance from a "hard core" of Aum operatives. These were involved in "espionage, arms dealing, drug distribution and other crimes…"
Significantly, Hayakawa was once a high ranking official of the Unification Church, founded by the Rev. Sun Moon. It remains unclear if Hayakawa had changed spots or was merely operating on instructions of his fanatical Korean paymaster. The use of a native Korean to assassinate Aum’s science chief, Hideo Murai, may speak volumes.”
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”「オウムと "統一協会”」
日本のFBIに相当する公安調査庁の捜査官によれば、オウムのカリスマ的教祖である麻原彰晃は、カルト教団の頭目であったに過ぎない可能性があるという。教団の軍備部長であった早川紀代秀は、オウムの "ハードコア "と呼ばれる工作員たちから忠誠を誓われていた。彼らは「スパイ活動、武器取引、麻薬流通、その他の犯罪」に関与していた。
重要なのは、早川がかつて、文鮮明によって設立された統一教会の幹部であったことである。早川が豹変したのか、それとも単に狂信的な韓国人支配者の指示で動いたのかは、いまだに不明である。オウムの科学部長、村井秀夫の暗殺に生粋の韓国人を使ったことは、そのことを物語っているのかもしれない。"


ロシアにおけるオウム真理教 Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/シガチョフ事件
”1991年、オウム真理教教祖麻原彰晃が、ロシアを初訪問した。モスクワにおいて麻原は、当時ロシア副大統領だったアレクサンドル・ウラージミロヴィッチ・ルツコイやヴィクトル・チェルノムイルジン、ユーリ・ルシコフ等ロシア政界の上層部と接触。翌年には後に安全保障会議書記となるオレグ・ロボフが来日し麻原から資金援助の申し出を受けるなど、オウムのロシア進出に拍車がかかった。
ロシアの声やラジオマヤーク(ロシア語版、英語版)によるラジオ放送が流され、「キーレーン」というオーケストラが組織された。日本からロシアの特殊部隊施設での射撃訓練ツアーがオウム関連の旅行会社によって主催されたり、他にもロシアからヘリコプターなどの軍事物資が輸入されている。更に麻原は、ロシアに数か所の支部を開設。”




https://www.gettyimages.co.uk/photos/shōkō-asahara?assettype=image&family=editorial&phrase=shōkō%20asahara&sort=mostpopular

オウム武器調達 in ロシア

オウム ロシア極秘ビデオ  武器製造



【1976年 田英夫 国会質疑】統一教会・勝共連合幹部・曹又億万(大山高誉)2億3000万
2023年03月19日(日)https://ameblo.jp/et-eo/entry-12794504954.html




衆議院 内閣委員会 第12号 昭和48年(1973年)4月5日
https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=107104889X01219730405&current=1

○中路委員 だいぶ時間がおそくなっていますから、間口を広げないでやりたいのですが、あとでこの機構改革に伴った通産省の行政の基本的な姿勢については幾つかお聞きしたいと思うのです。
 最初に、通産省の扱うことで具体的な問題で一つお聞きしたいのですが、四十六年の三月の衆議院の地方行政委員会で問題になった問題です。当時、幸世物産という会社が韓国から空気散弾銃を大量に輸入していたということが問題になりまして、鋭和B3という空気散弾銃ですね。この議会で問題になった当時は、すでに二千五百丁輸入されていまして、さらに一万五千丁輸入の申請が出ていたという問題ですが、この問題では、この委員会の中で、当時の後藤田警察庁長官も、この銃は好ましくない、狩猟用としても、また競技用としても認められないということで、その後輸入が禁止されたという事実があるわけですが、この点については、その後この鋭和B3という空気散弾銃は輸入されていないということで間違いありませんか。

○山形(栄)政府委員 お答え申し上げます。
 御指摘の鋭和B3という空気散弾銃につきましては、いまお話しのとおり、昭和四十三年二月に幸世物産株式会社という会社が二千五百丁入れたわけでございますが、その後、この空気散弾銃が猟銃、猟具といたしまして非常に不適切であるということで、鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律の施行規則第三条によりまして、昭和四十五年六月から猟具としての所持が認められなくなりましたので、その当時申請がございましたものは、所持が禁止されたものを輸入するのは非常に不適当でございますので、これを輸入の不許可にいたしたわけでございます。

○中路委員 統一産業株式会社というのがあるわけですが、これは渋谷区神宮前、やはり銃の輸入を取り扱っているわけですが、この株式会社と、先ほど御質問しました幸世物産とは、どういう関係があるか御存じでしょうか。

○山形(栄)政府委員 私のほうの調べでございますと、統一産業といいますのは、幸世物産を名称変更した輸入商でございます。

○中路委員 いまお話しのように、この統一産業株式会社というのが幸世物産の社名を変更したものであるというお答えがありましたが、この統一産業が、さっきの鋭和B3というのを若干変えまして、鋭和3Bという単発銃ですが、これを再度輸入を始めているということを聞いているのですが、これは事実でしょうか。

○山形(栄)政府委員 事実でございます。若干補足的に説明申し上げますと、鋭和B3といいまして、前に輸入いたしましたものが散弾銃でございまして、一ぺんに何発もたまが出まして、わりあいに速力は弱いものですから、鳥獣にこれが当たりましたときに、なま殺しみたいなかっこうになって非常に残酷なる猟具であるという趣旨でこれは禁止されたわけでございます。今回、いま御指摘のとおり、統一産業で輸入をしておりますものは、鋭和3Bといいまして、B3が3Bになったわけでございますけれども、これは散弾銃でございませんで単発銃でございます。一般の空気銃と同じ性能でございますので、現在、鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律におきましても、その所持が認められるべき銃でございますので、われわれといたしましては、申請がございますれば、その輸入をするのは適法であるということで許可をいたしたわけでございます。

○中路委員 この銃の性能についてはあとで詳しく御質問したいと思うのですが、この鋭和3Bというのは、いま猟銃とおっしゃいましたけれども、輸入の申請はどういう名目になっておりますか。

○山形(栄)政府委員 輸入申請におきましては、ちょっと私、猟銃と言っのはまずいのでございますが、空気銃でございます。射撃用空気銃ということで輸入申請がされたものでございます。

○中路委員 私どもにいただいた資料では競技用になっておりますが、間違いありませんか。

○山形(栄)政府委員 申請書におきましては、空気銃でございまして、用途につきましては、説明の際、これが競技用という説明がなされたと聞いております。

○中路委員 いまお話しのように、これが用途は競技用ということで輸入されているということですね。これがいままでどのぐらい輸入されているかお尋ねしたいのです。

○山形(栄)政府委員 鋭和3Bの輸入量でございますが、昭和四十五年に三千丁、四十六年九千丁、四十七年八千丁でございます。

○中路委員 もう一回確かめますが、四十五年が三千丁、四十六年が九千丁ですね。四十七年が八千丁といいますと、合計して約二万丁輸入されているということで間違いありませんか。

○山形(栄)政府委員 若干説明が不十分でございましたけれども、承認はいま私申し上げましたような数量でございますけれども、これが現実に輸入されましたものが一万五千七百丁でございます。

○中路委員 そうしますと、申請が出ているのが合計が二万丁で、そのうち一万五千七百丁が輸入されているのですか。輸入は一万五千七百丁というのはわかりましたけれども、申請はどのくらい出ていますか。

○山形(栄)政府委員 私の申し上げましたのは、輸入承認がすでに済んでおりますのが、先生、先ほど言われました二万丁程度でございますが、そのうちまだ現実に輸入されてないものがございます。これは承認をもう受けておりますので、いつでも輸入できるわけでございますけれども、国内の需要等の関係だと思いますが、まだ輸入されてないもの、それが五千丁程度あるわけでございまして、現実に輸入の済んだものが一万五千七百丁と相なるわけでございます。

○中路委員 この一万五千七百丁輸入されているといわれている鋭和の3Bの性能についてお伺いしたいのですが、先ほど、普通の空気銃と変わらないというお話がちょっとありましたけれども、もう少しその点をお伺いしたいと思います。

○斎藤(一)政府委員 ただいまお尋ねの鋭和3Bの性能は、銃に備えられたポンプを反復操作しまして、あらかじめ空気をためておくわけです。貯気するわけです。それで、前のB3の場合は散弾だったのですが、今度の改造したのは口径四・五ミリメートルの単弾を発射するポンプ式の空気銃でございます。カタログに示されている諸元によりますと、銃身の長さは五百七十八ミリメートル、全体の長さが九百九十五ミリメートル、重量が三・四から四キログラムということになっております。その空気をためる貯気室の内容の積が大きいため、あらかじめ行なうポンプ操作の回数のいかんによって発射可能の弾数も変わってまいります。それから射撃競技用である射弾距離は十メートルでございます。銃の威力を求める基準となる弾丸の最初の初速は、百八十メートル毎秒ということになっております。この数値は、一般の国産の狩猟用または射撃競技用の空気銃に比べて、大体似たもの、もしくはそれよりちょっと下で、一般に百八十から二百十メートル毎秒でございます。この3Bも、この前一ぺん輸入されましたB3と同じ原理によってやるのでございますが、違うところは、先ほど申し上げたように、散弾が出るのではなくて単弾が出るということになっております。

○中路委員 散弾ではないのですけれども、空気でやるわけですね。空気を一番圧力をかけてやった場合にどのぐらい連続してたまが入れられるか、おわかりですか。

○斎藤(一)政府委員 このカタログによりますと、四、五十発ということになっております。

○中路委員 カタログでお話をされているのですけれども、輸入される前に、二万丁近く入っているわけですから、これはどういう安全性があるかということについて、カタログではなくて実際に検討されたことありますか。

○斎藤(一)政府委員 実際にやったことはございません。

○中路委員 銃砲店で実際にやられた幾つかの話を聞きましても、たとえばこれは栃木県の足利市にあります佐藤銃砲店の水戸営業所のあれですが、十メートル離れたところで厚さ二センチの板で試射をやった場合に、この鋭和3Bというのは完全に板を貫通します。普通の空気銃ですと板に入るわけですね。また銃砲店の話ですと、普通の空気銃の約三倍以上の威力のある銃だということをいっているわけですけれども、こういった二万丁近く輸入されているこの銃について、全く宣伝物だけで実験もされない、どういう安全性があるかためされてもおらないということですが、この銃について日本ライフル射撃協会がどういう判定をしているかということを御存じですか。

○斎藤(一)政府委員 いまの御質問、ちょっと正確になにいたしませんでしたが、わがほうでいままで調査しておるところでは、先ほども申し上げたように、弾速の点とこれの持っている総エネルギー、あるいは一粒当たりのエネルギー、そういうものが大体、現在国産で流通しておるものよりも程度が低いのだというふうに私ども了解しております。

○中路委員 昨年の二月に日本ライフル射撃協会が、この協会の中で、この銃が非常に危険であるという会員からの訴えが多いために、理事会を開いて、この銃の扱いについて日本ライフル協会として取りきめをしているわけですが、それは御存じですか。

○斎藤(一)政府委員 日本ライフル射撃協会でもってこの銃を公認の射撃場において使用することを禁止しておるということを承知しております。

○中路委員 いまお答えのように、日本ライフル射撃協会では、この鋭和3Bというのについて、これは欠陥銃だ、安全性においてもそれが保証できない。先ほどお話しのように、四、五十発連発できるわけですけれども、実験した結果でも、減圧になってくると実際に銃身からたまが詰まって出ない、装てん中に暴発するという危険もあるということや、単発ですけれども、いまの単発の空気銃ですと十五発撃つのに二十分から三十分かかるが、これは一ぺん空気を入れて四、五十発連発で出るわけですから、全く空気銃としての性能も違うということで、日本ライフル射撃協会ではこの銃の使用禁止の文書を出しているわけですね。先ほどお話のように、一般の空気銃と変わらない、しかもその会社が出している宣伝文書だけ信用されて、すでに一万五千七百丁輸入されているわけですけれども、もう一度、この銃の性能について、先ほどお話のように、全く宣伝物だけで輸入をされているわけですか。

○斎藤(一)政府委員 ただいまの輸入の点はちょっと私どものほうの所管ではございませんが、日本ライフル射撃協会においてこの銃の使用を禁止しておる理由は、私ども日本ライフル射撃協会の書面も見て承知しておるところでは、危害予防上非常にぐあいが悪い。先ほど申し述べましたように、あらかじめポンプを操作して空気をためるという動作も必要でございまして、そういうことを数十回繰り返さなければならぬ。射撃場においてそういうことをやることによって、どうもほかの国産の空気銃の取り扱いとのつり合いが期しがたい、そういう意味で射撃場において扱うことが適当でない。あるいはまた銃口というのは、銃を扱う人の常識として、なるたけ目標物以外に向けないようにするのが常識でございますが、先ほど申し上げたようなポンプの初期動作をやるために、銃口を別な方向に向けて空気を詰めなければならぬ。そういうことを射撃場のような大ぜいがいるところでやるのは適当でない。危害予防上不適当であるということが理由になっているように承知しております。

○中路委員 先ほどちょっと資料になかったのですが、これも補足しておきますと、空気を最高に詰めたときは一・六ミリの鉄板を撃ち抜いているわけですね。その点では非常に殺傷能力を持った銃ですが、いま日本ライフル射撃協会が射撃場で使用するのは適当でないと決定をしてライフル協会では使っていないのですが、それとは別に、この鋭和3Bの射撃場が今度はつくられてきているわけですが、どのくらいいまこの射撃場がつくられているか。

○斎藤(一)政府委員 私どものほうで承知しておるところでは、全国で八カ所この銃のための射撃場があるということになっております。

○中路委員 その八カ所で大体どのくらい鋭和3Bが使われていますか。

○斎藤(一)政府委員 私のほうで所持を認めました3B空気銃は全部で七千七百四丁ということになっております。そのうちの何名が射撃場に行って現実に射撃をするかはちょっと把握しておりません

○中路委員 いずれにしてもそう大きくない射撃場ですね。仙台の話を聞きますと、一回やれるのは大体十人くらいです。それがいま八カ所できていて、すでに七千七百四丁の銃の所持許可が出ている。もう一度お伺いしますが、それではあとは在庫になっているかどうか。どういう状態ですか。

○斎藤(一)政府委員 警察では、銃刀法によりまして、所持許可の願い出のあったものについて許可しておりますので、あとはどういうふうになっておるか承知しておりません。

○中路委員 七千七百四丁が実際に許可が出ているわけですね。3Bの射撃場というのは小さいのが八カ所しかないということですと、銃を持っているのがそれ以外に相当たくさんいるということは、はっきりするわけですけれども。
 もう一つ私はお伺いしたいのです。この銃が輸入されてからの販売方法ですけれども、この3Bの販売店というのはどれくらいありますか。

○山形(栄)政府委員 3Bの販売のやり方でございますけれども、これは一般の空気銃の輸入の場合と同じでございますが、銃砲取り扱い店が結局売るわけでございますが、その場合には、警察庁のほうの所持の認可、許可といいますか、それがございませんとこれは売れないわけでございまして、差額は当然在庫に相なっておる次第でございます。

○中路委員 これも一、二の例しかあげませんけれども、こういう販売方法がとられているということが、私は報告で調べたところあるのですが、二つばかり例をあげますと、たとえば立川の駅の近くに3Bを販売している小さい猟銃店があるのですが、ここで駅前で、銃に興味がありませんかということで通行中の青年を誘って、店にいらっしゃいということで店に呼ぶ。その店でから撃ちをやらせて、いろいろ威力も宣伝するということがやられているという報告があるのですが、事実だとすれば、から撃ちというのは所持許可を持っていないとできないのじゃないかと思うのですが、これはどうですか。

○斎藤(一)政府委員 お尋ねのような場合、たとえば手にとって見るだけなのか、どの程度のから撃ちするのかといったような具体的な状況によりますが、お尋ねのような一般的な形態であれば銃刀法違反になると思います。

○中路委員 もう一つお尋ねしますが、これは仙台での話ですけれども、見本ということで現物を個別に持って家庭を訪問しながら銃を見せて宣伝する。それからある場合にはコンクリートブロックを路地に立ててそれに撃ってみる、それで威力を宣伝するという例も報告されているのですが、こういった点で、そういう販売方法でこの銃が幾つか販売されている例も報告されているわけですが、この点については事実も調べていただきたいわけです。こういった場合、これが事実だとすれば、これは銃の扱いからいっても、市民生活の安全からいっても全く危険なものであると思うのですが、この点についてもお調べいただくとともに、見解ももう一度お伺いしたいと思います。

○斎藤(一)政府委員 いまお尋ねのような場合も、よく事実を調査いたしまして、一体どういう場所でどういう具体的なやり方でもってやっておるかということを明らかにした上で、違反に問うべきものは違反に問わなければならないと思います。

○中路委員 そこで、もう一つお伺いしたいのですが、先ほど幸世物産というのが、統一産業ですか、社名を変えたというようにお話になりましたが、この前の衆議院の委員会でこの問題が問題になったときに、山形さんは、この幸世物産は勝共連合と資金的につながりがあるということで、そういう判断をとっておる次第でございます、という答弁をされておられるわけですね。この点で、統一産業というのもやはり幸世物産が社名を変更したということになれば、その点では当然資金的につながりがあると思うのですが、この点はどうですか。

○山形(栄)政府委員 当時、私は重工業局の次長をやっておりまして、幸世物産と勝共連合の関係につきましては、むしろ警察庁のほうのお力もかりまして、その両者の関係を調べたわけでございます。当局といたしましては、関係があるということでございまして、そういう答弁をいたしたわけでございます。現時点で統一産業と勝共連合とがどういう関係になっておるのか、私ちょっと現在つまびらかにいたしておりませんので、まことに申しわけありません。

○中路委員 統一協会というのと勝共連合はどういう関係にあるのですか。

○山形(栄)政府委員 私ちょっとその点わかりませんので……。

○中路委員 前回、これは同じ山形さんもお話をされておりますし、この点について、幸世物産と勝共連合というのはきわめて密接な関係がございます」というのが後藤田長官がお話しされているところです。 いま、この統一産業は幸世物産の社名を変更したものであるというお話がありますから、当然これはお調べ願いたいのですが、つながりがあることは明らかだと思いますし、統一協会の事業部であるわけで、このときの御答弁で、勝共連合というのはこの統一協会を基礎にしてできている、統一協会というのが勝共連合の基礎になっておるのでございますというのは、長谷川という政府委員の方が御答弁されているところですから、さらにこの点も明確にしておいていただきたいと思うのです。
 それで私はお伺いしたいのですが、この前のこの委員会の説明でも、これは後藤田警察庁長官が、御存じのように、勝共連合については説明をされているわけですね。要するに反共を団体の主義主張とする右翼の団体だということは御答弁されているのですが、この団体と直接資金的なつながりがある統一産業というのが、韓国から、いまお話しのように、すでに一万五千七百丁の鋭和3Bという銃を輸入している。その名目は競技用ということで輸入されているわけですね。しかし日本ライフル射撃協会は、これは競技用として使用するには欠陥銃だということで、先ほどお話しのように、使用を禁止している。だから3Bの独自の射撃場をつくっているわけですけれども、それは全国で、いまお話しのように八カ所しかない。しかし現に銃は、所持を許可しているのは七千七百四丁ある。こういった状態で、許可したのは七千丁、そしてすでに一万五千七百丁も輸入されているということは、この点では治安、安全その他にとっても、また輸入の方法にとっても、競技用ということでこれだけの大量のものを競技場もないという中で輸入されるということは非常に不当だと思いますが、この点について御意見をお伺いしたいと思います。

○斎藤(一)政府委員 先ほどお尋ねの中で、勝共連合と統一産業との関係は、警察のほうで承知しておりますところによると、勝共連合の会長が統一産業の役員になっておるということがあるので、関係があるというぐあいに私どもは思っております。
 それから、いまの銃が七千丁も入っておって射撃場は八つしかないじゃないかという御指摘でございますが、これは統一産業の関係者がこしらえた射撃場は八つでございますが、日本ライフル射撃協会が公認をしておらない別な射撃場も若干ありますから、この八つだけというわけではないと思います。
 それから、これだけの空気銃が入っておって危険ではないかというお話でございますが、先ほども申し上げたように、一般にある国産空気銃と比べて性能においてたいした違いはない、むしろ状況によってはそれ以下であるということでございますので、現行の銃刀法のたてまえから言うと、その所持について許可をせざるを得ないという状況になっております。

○中路委員 それは非常な暴言じゃないですか。先ほど、この銃がどういう威力があるかということは全然調べてないとおっしゃったでしょう。それは、この統一産業の宣伝物をあなたが読まれただけでしょう、どういう銃の性能かということを。私たちは実際にそれを調査した。この銃の威力について、どのくらいの性能かということを調査した結果でお話をしているわけです。ここへ現物を持ってくるわけにいかないから、それでお話ししているのです。あなた方は、だいじょうぶなんだという向こうの宣伝物だけをもとにして、すでに一万五千丁からの輸入も許可を与えておるということですから、この点について、通産省がこの銃の輸入を扱うわけですけれども、許可されていれば、通産省として業務上扱うのはやむを得ないというお考えかもしれませんけれども、やはり実際に市民の安全や治安——現に鋭和3Bというのは、この前の浅間山荘の事件で使われた銃だということは御存じですね。名前は少し変わっていますけれども、それと変わらないライフル空気銃がこれだけ大量に輸入されているということですから、私は、行政の面でも、実際の治安の面でも、こういう危険な銃の輸入についてもう一度再検討していただくということは当然だと思うのですが、実際に銃の性能についても調べないでおっしゃっているわけですから、この点についてもう一度検討するという御意思はありませんか。

○斎藤(一)政府委員 先ほどお答え申し上げたとおり、現行の法律では、空気銃ということでその性能について規定がございませんので、空気銃という性能であれば、私どもは法律上も同じに取り扱うよりしかたがないということでございます。
 それから、浅間山荘に鋭和3Bが使われたということは、私、当時そっちの仕事をしておりましたが、聞いたことはございません。

○中路委員 いま法的には、空気銃ということで申請があれば、どういう性能であっても取り締まるあれはないのだというお話ですけれども、やはり治安やあるいは犯罪の防止といった点からいいましても、行政の面でこの問題を検討していただく必要があると思うのですが、私はその点で、この輸入の業務を扱う通産省の責任者である通産大臣にも、いまお話しした経過は聞いていただいていると思いますので、もう一度この問題について検討していただくことを要請したいわけですが、お考えをお聞きしたいと思います。

○中曽根国務大臣 警察庁とよく連絡を緊密にとりまして善処いたします。

○斎藤(一)政府委員 先ほどお答えしました中で、私のことばが足りなくて誤解を招くかと思って補足したいと思うのですが、現行法の中で空気銃についてきめた要件がございます。その要件にかなっておればあとは許さざるを得ないということを申し上げたので、ノーズロで空気銃であればいいということにはなっておりません。一定の基準がございます。

○中路委員 いま大臣から、もう一度検討もしてみるというお話なんで、法的なこともありますし、私はこの点で十分さらに、申請が大量に出てきているわけですから……。
 先ほど、ライフル射撃協会以外の射撃場もあるとおっしゃいましたけれども、実際にはそんなに多くないはずです。これは競技用ということで入っているわけですから、実際に競技に使う場所というのはそんなに多くないと思う。しかし万単位の銃が入る、私はここに大きな問題があると思うのです。その点について、その銃自身がいまの規定で取締まれないという点にも問題があると思いますけれども、しかし、その銃が実際に競技用ということで入るわけですから、競技用ということで入って、実際に競技をやる場所がわずかしかない。しかし万の単位で銃が入ってくる。この点、私は十分検討をしてみる必要があると思うので、先ほどもお話がございましたけれども、十分関係当局の間で検討していただきたい。
 うしろから声が出ているから補足さしていただきますと、御存じのように、国際勝共連合の顧問というのは、増原防衛庁長官も、箕輪政務次官も、みんな顧問になっておられるわけですね。私はその点で、それだけの銃を輸入するというところに——これは社会に出してごらんなさい、みんなおかしく思うわけですよ。それだけの競技場しかない、しかも二万からの申請がある、毎年大量の銃が輸入されるということは、これはどういうふうに使われるのかということについては、当然疑問を持つわけです。また、いまおっしゃいましたように、許可するほうも、その威力もためしてみないで宣伝物だけで、一般の空気銃と変わらないのだということで承知をされている。私はその点については、実際にもう一度検討していただきたいということを重ねてお願いしておきたいと思います。
 それから、設置法ですから、通産行政についても基本点だけお伺いしておきたいと思うのです。
 先ほど大出委員からありましたが、三日の閣議で、通産省から六大商社の活動の実態調査、投機、買い占め等の結果を報告されたわけです。そして、買い占め、投機の疑いが濃厚だという報告が出されています。これを見ましても、大商社が、総計約一兆円もの資金にものを言わして買い占め、投機に走って、売却益を激増さしている、物価高にこれが大きな役割りを果たしているということを裏づけているわけですが、私は、先ほど大臣もお話しになっていますけれども、この調査が、いわゆる商社の担当者から事情を聴取するという形、いわば商社からの自主申告で調査をされた結果なわけですけれども、ここでも買い占め、投機の疑いが濃厚だと書かれていますが、これほど国民生活に大きな影響を持つ行為、問題というのは明らかに反社会的な行為だ。これが一そう明確になれば、大商社の買い占め、投機、また不当な利益——先ほどもいろいろお話になりましたけれども、そういう点で、単にこういった行為が自主申告で調査されるというところに、やはり私は重要な問題があると思いますし、しかもこの調査は、大手商社のうちの六社だけをやられているわけです。それ以外の系列会社には全く触れられておらないわけですけれども、こういうような調査は、これからも引き続いてやっていかれるというお考えでしょうか。

○中曽根国務大臣 必要に応じて行なっていきたいと思っております。

○中路委員 調査の期間も、発表された数字を見ますと、一月までですね。その後も、大豆や羊毛、または綿糸などの買い占めは続いているわけですし、まあ通産省の管轄外だからということで米などは発表されておりませんけれども、通産省の調査対象からはずされているわけです。私は、実際にこの系列の会社やそういったものを全部含めれば、あるいは通産省の調査対象からはずされているものを含めれば、今回の発表の買い占めや投機による利益は、さらに大きく上回るのは確実じゃないかというふうに思うわけですけれども、これが、先ほど言いましたように、自主申告という形でなくて、事実こういうことがやられているとすれば明らかに反社会的な行為ですから、いわば公害問題と変わらない。まあ性質は違いますけれどもね。この調査が、行政の面で企業の秘密ということが問題になるということをおっしゃいましたけれども、明らかに大きな反社会的な行為の取り締まりについて、やはり営業やその企業の中身に至ってまで調査をするということがないと、ほんとうに国民が納得する現状報告がなされないのではないか。この点について大臣のお考えをもう一度お伺いをしたいと思います。

○中曽根国務大臣 売り惜しみや買いだめのような反社会的な行為が簡単に行なわれるということはよくないことであります。しかし、通産省は権限がないから、いまの状態ではなかなかやりにくいのでありまして、今度法案を提出いたしましたので、あれを至急成立さしていただきまして、いざというときにはやれる権限を持っておりたいと思うわけであります。

○中路委員 いま出されている法案については対案も出ていますし、この法案の論議の中で一そう私たちもはっきりさしていきたいと思うのですが、いずれにしても先日のあの調査が、先ほど答弁でたまたま出ましたけれども、商社に対する懇請やお願いということではなくて、行政の面でも、いまおっしゃった限界というのがあるかもしれませんけれども、もっと強い姿勢で、こういう国民生活全般に大きな影響を与える行為については実態を国民に明らかにするという、行政の中でも明確に基本的な態度で臨んでいただきたい。また大手六社だけではなくて、先ほど御質問にありましたように、もう少し系列会社を含めて全体として実態をはっきりさせるように、引き続いた調査をお願いしたいと思います。
  〔加藤(陽)委員長代理退席、委員長着席〕
 それからもう一つお伺いしたいのです。これも基本的な点でありますけれども、先日アメリカのシュルツ財務長官が、新聞の記事によりますと、六月の日米合同閣僚会議までに貿易の自由化についてしかるべき措置がとられることを期待するというような談話も出されていますし、通産大臣が、つい先日来日したピーターソン・アメリカ大統領特使に対して、電算機やICの自由化について、こういうところはもはや聖域ではないというような、これも新聞記事ですけれども、そういうようなことも十三日の記者会見でされたということがある新聞の記事で出ています。この六月の日米合同閣僚会議までに自由化の問題で相当思い切った決定が行なわれる可能性というのが、いろいろの新聞で総合的な対策といいますか、示唆されているのですが、この対策というのは、どの程度まで具体的にいま考えておられるのかということをお聞きしたいわけです。

○中曽根国務大臣 まだ、いろいろな方途を研究し、また財界方面に対してわれわれの考えを述べて協力を求めておる段階でありまして、いつどういうことをやるかというまで申し上げることはできない情勢です。

○中路委員 私は、特に問題になっています農産物の自由化やこういった問題については、国民生活に非常にまた大きな影響を与えるわけですから、機会を改めてまた御質問したいと思いますけれども、まだ具体化について検討中だということですから、何か具体的な考えが出されましたら御質問したいと思ったのですが、その時点でまたこの問題については意見を述べさせていただくことにして、たいへんきょうおそくなっていますし、五時か六時を過ぎて夜はやらないという言い出しの本人ですから、次回また改めての機会にして、終わらせていただきます。

○三原委員長 次回は、明六日金曜日、午前十時より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
   午後七時十一分散会



中路雅弘 衆院議員 日本共産党




山形栄治 通商産業省重工業局長 




斎藤一郎 警察庁刑事局保安部長(1975.7.15 - 1977.7.15 防衛庁長官官房長)