世界はエスカレーションの懸念を深めて注視していたが、イランは矛を収めたようだ。
最近のTwitterのデマの跳梁跋扈、煽動される民衆の狂気乱舞は地獄のようだが…
どの分野にも冷静なファクトチェッカーがいるものだ。
例えば、ウクライナ戦争のファクトチェッカーならば、ウクライナ人カナダの研究者 Ivan Katchanovski 氏。
日本のコロナ関連ファクトチェッカーならば、伊賀治教授。
そして、インドのジャーナリスト・Mohammed Zubair モハメド・ズバイル氏が斬るイスラエル国防軍関連のファクトチェックに注目！
Mohammed Zubair氏は、Twitterで、イスラエルのビデオの矛盾を示し、
「イスラエル国防軍がイランのミサイル攻撃と称する動画に古い映像を使用していた」ことを指摘している。
https://twitter.com/zoo_bear
Israel Alters Iran’s Attack Video, Gets Fact-Checked On Social Media | Watch
Times Of India 2024/04/15
《キャプション》
イスラエル国防軍(IDF)がイランのミサイル攻撃と称する動画に古い映像を使用していたことが発覚。
xのユーザー、モハメド・ズバイルがイスラエルのビデオの矛盾を指摘。
xに投稿されたビデオには、"最後の数時間におけるイスラエルの現実 "というキャプションがついている。
イスラエル上空にイランのミサイルが一晩中飛来していた。
ビデオの最後のモンタージュは、2017年のロシアの新型ロケットシステムのものである。
イランのミサイル攻撃に関するイスラエルの描写に疑問を投げかける映像の食い違いがある。
イスラエル国防軍はXユーザー（ジャーナリスト・Mohammed Zubair）のファクトチェックに反応していない。
テヘランはシリア空爆の報復としてイスラエルにミサイルを発射。
イスラエル国防軍はイランが発射したミサイルは300発以上と推定；
大半はイスラエルに到達する前に迎撃された。
イスラエル、イランの攻撃への対応を決めかねている。
テヘラン、イスラエルに報復措置を警告。
イスラエルとイラン、ミサイル交換後の威嚇の応酬で緊張高まる。
イスラエル国防軍（IDF）が、イランのミサイル攻撃映像に古い映像を使用していることが発覚した。Xユーザーでジャーナリストのモハメド・ズバイル（Mohammed Zubair(journalist)）が指摘したこの食い違いは、最近のミサイル交換に関するイスラエルの描写の信憑性に重大な疑問を投げかけている。
シリア空爆への報復としてテヘランが発射したミサイルの連射を受けてイスラエルとイランの緊張が高まるなか、イスラエル国防総省はズバイルの事実確認に沈黙を守っている。イランが発射したと推定されるミサイルは300発を超え、その大半はイスラエルに到達する前に迎撃されている。
※Mohammed Zubair(journalist) Wiki
https://en.wikipedia.org/wiki/Mohammed_Zubair_(journalist)
インドのジャーナリスト、ファクトチェッカーであり、インドの非営利ファクトチェックWeb サイトであるAlt Newsの共同創設者。2022年のノーベル平和賞受賞候補の一人。
Israel bombs Iran embassy in Syria, killing commanders | REUTERS
シリアのイラン大使館に攻撃、イスラエル空爆か 革命防衛隊幹部ら死亡
By ロイター編集
2024年4月2日午前 11:37 GMT+913日前更新
https://jp.reuters.com/world/security/BLOCYAERSFOC7CSQQDJ7SB5EFM-2024-04-01/
［ダマスカス １日 ロイター］ - シリアの首都ダマスカスのイラン大使館周辺に１日、イスラエル軍戦闘機によるものとみられる攻撃があった。イラン政府はこの攻撃で上級司令官３人を含む７人が死亡したと発表。イランは厳しい対応を取るとしており、イスラエルとの緊張が高まっている。
イラン革命防衛隊は声明で、精鋭部隊「コッズ部隊」の上級司令官モハンマド・レザ・ザヘディ氏を含む軍事顧問７人が死亡したと発表。イラン国営メディアによると、同国政府はザヘディ氏が標的だったとの見方を示している。
シリアのミクダード外相は「ダマスカスのイラン外交施設を標的とし、多くの無実の人を殺害したこの残虐なテロ攻撃を強く非難する」と述べた。
イランのアクバリ駐シリア大使はこの攻撃で負傷していない。国営テレビに対し、外交官を含む最大７人が死亡したとし、イラン政府は「厳しい」対応を取ると述べた。
米紙ニューヨーク・タイムズはイスラエル当局者４人の話として、イスラエルが攻撃を実行したと認めたと報じている。
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ロイターの記者は、大使館に隣接し、倒壊した領事関連の建物のがれき上で救急隊員が捜索に当たる様子を目撃した。現場ではシリア外相や内相の姿も見られたという。
シリア国営メディアは軍関係者の話として、イスラエルがゴラン高原からイラン大使館周辺を攻撃し、シリアは防空システムでミサイルのうち数発を撃墜したと報じている。
イスラエル軍の報道官は外国メディアの報道にはコメントしないとした。イスラエルは長年、シリア内のイランの軍事施設などを標的に攻撃を繰り返しているが、大使館周辺が攻撃を受けたのは今回が初めて。
イラン国連代表部は攻撃が「国連憲章、国際法、外交・領事施設の不可侵という基本原則に対する明白な違反だ」と断じた。また「地域の平和と安全に対する重大な脅威」だとして国連安保理に攻撃を非難するよう求め、イランは「断固とした対応を取る」権利を留保していると述べた。
レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは「敵が罰と復讐（ふくしゅう）を受けることなくこの犯罪が済まされることはない」と報復を表明した。
イラクやヨルダン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）などイスラム諸国のほか、ロシアも攻撃を非難した。
米ホワイトハウスは今のところ直接コメントしていない。
米国務省のマシュー・ミラー報道官は定例記者会見で、米国は「地域的な紛争のエスカレーションを引き続き懸念している」と述べた。また、イランの支援を受けているハマスが拘束している人質の解放を巡る交渉に影響は及ばないとの見方を示した。
Iran attacks Israel: Tel Aviv says ‘majority’ of drones, missiles were intercepted
イランがイスラエルを攻撃：テルアビブ、無人機とミサイルの「大部分」は迎撃されたと発表
2024/04/14
イランはイスラエル領内への初の直接攻撃として、数百発のミサイルと無人機をイスラエルに向けて発射した。報復攻撃により7歳の少女が負傷し、イスラエルの軍事施設に軽微な被害が出た。
土曜日の夜遅く、テルアビブや西エルサレムを含むイスラエル全土の都市で空襲警報のサイレンが鳴り響いた。
イスラエル軍によれば、イランの一斉射撃は300発以上の「殺人ドローン、弾道ミサイル、巡航ミサイル」で構成されていたが、アメリカとイギリスの部隊の支援により99％が迎撃されたという。
発射はイラン、イラク、イエメンからだったという。
US reiterating it does not want war with Iran: AJE correspondent
イランとの戦争は望まないと繰り返す米国AJE特派員
Al Jazeera English 2024/04/15
米国大統領は、イランの攻撃に対する外交的対応を協議するため、他のG7首脳と会談している。
ジョー・バイデンは国家安全保障アドバイザーとも会談した。
彼は、イスラエルの安全保障に対するアメリカの『 'ironclad' 鉄壁の』コミットメントを再確認した。
イランは、自国の利益を害するアメリカの脅威は、いかなるものであれ、相互の対応で迎え撃つと警告している。
ジョン・カービー国家安全保障会議報道官は、ここアメリカでも日曜のテレビ番組を回っているが、そのメッセージは非常に明確だ。
カービー報道官は、アメリカ大統領に代わって「われわれはイランと戦争するつもりはない」と繰り返し述べた。
米大統領はG7首脳との会議を招集し、アントニー・ブリンケン国務長官は西ヨーロッパ諸国やその他の国々の首脳と話し合い、温度を下げようとしている。
彼らがやろうとしているのは、この事態が中東にまで拡大しないようにすることだ。
アルジャジーラのホワイトハウス特派員、キンバリー・ハルケットが最新情報を伝えた。