【統一教会元信者「青春を返せ裁判」】郷路征記弁護士〜人を隷属させる伝道手法 | ☆Dancing the Dream ☆

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郷路征記(ごうろ まさき)弁護士とは、いわゆる元統一教会信者らの「青春を返せ裁判」の先駆けとなった裁判(1987年)で、着手金なしでボランティアとして訴訟に関わった弁護士さんだ。全国霊感商法対策弁護士連絡会の代表世話人でもあった。

「青春を返せ裁判」とは、元信者が、教団の勧誘方法は日本国憲法に保障された「信教の自由」を侵害する違法なものであるとして損害賠償を請求する訴訟である。違法伝道訴訟とも言う。

提訴した1987年当時は新聞でも、極めて異例な裁判と受け止められたが、やがて、全国各地で訴訟が提起され、1997年には初めて教団側と和解が成立。
1999年、岡山地裁は「原告への勧誘は社会的相当性を逸脱したとまではいえない」と判断し、元信者側が敗訴したが、2000年の広島高裁岡山支部での控訴審では一審を破棄し、統一教会/統一協会の伝道の違法性を認定する全国初の判決が出た。これは日本において、宗教団体による勧誘・教化行為の違法性を認めた全国初の判決となった。
2001年には統一教会/統一協会側の敗訴が最高裁で初めて確定した。同年6月29日には札幌地裁でも14年におよぶ審理の結果、元信者らが勝訴した。
2003年5月21日現在において、統一教会/統一協会の使用者責任を認めた判決が5つ出ている。


郷路弁護士の言葉 pickup

「僕は30年近く前に書いた本の中で、 
 ”人間を飢えた状態にしておいて。砂漠の中で。
 そこで水を与えようとするようなもの。どんな泥水でも飲んでしまうだろう”
 と書いたんですけど。
 統一教会のように、人の罪意識を暴き立てて、
 それを利用して救ってやるとして信者にして、
 救うための対価として、自己破産までの献金をさせ、
 労働力として使い切ることは、たとえ宗教を名目にしても、
 絶対に許されない事だと私は信じています。」

「統一教会の伝道強化活動が国民の信教の自由を侵害するものである。
 従って、A子さん(山上容疑者の母)は、
 統一教会によって信教の自由を侵害され、
 その状態が現在も継続している被害者である、
 と私は考えています。」 


山上容疑者の母・A子さんのプロフィール
1952年生69歳。 
父親がトンネル掘削の建設会社を経営していた裕福な家庭。
大阪市立大学卒。栄養士。
 家族構成
・弟さん(実家の長男)の交通事故死(1966年)
・母親の若年での死(1981年)
・実家の会社を継ぐことを前提に結婚(1979年)
・夫が32歳で自殺(1984年)
・小児がんの長男(大手術の後、片目を失明 自殺未遂)
・次男 山上容疑者(自殺未遂)
・長女(山上容疑者の妹)
30代後半に、同じ地域の統一教会信者が悩み事を聞くようになった。
(教会委員は三人の信者を獲得しなければ救われないという教義がある)
高額献金、祖父の死後、破産。
返すことを前提としないサラ金の借金をしても献金。



統一協会その違法な伝道・教化の手法/郷路征記弁護士 2022/08/24

自由法曹団100周年・北海道支部・特別例会
青年法律家協会北海道支部 共催

全国霊感商法対策弁護士連絡会代表世話人:郷路征記弁護士(23期)
統一協会・伝道・教化の手法。信者の生活、活動状況、被害実態。
その人本来の自己に戻るために。
統一協会と政治の関わり。
長年、被害者の救済に取り組んできた郷路弁護士に、今だからこそ聞きたい。
(2022年8月23日開催オンライン講演会の記録)