ひどい話ですよ。
この大内裕和教授(武蔵大学 人文学部 教職課程)の事件、一般的な感覚から言えば、どこからどう見ても「丸写し」なんですよね。ジャーナリストの三宅勝久さんの著作から沢山パクっているのです。
元になる文章の誤記まで「丸写し」なんですからね。
言い逃れのしようがないじゃないですか。
最初に三宅さんにそれを指摘され説明を求められると、大内教授は、そのずっと前から自分が書いていたことであるという様に自分の過去の論文を示し弁明したわけだけれども、ところがどっこい、驚いたことに、それらの論文は『選択』に掲載された三宅氏の無記名記事からの丸パクだったのである。
おいおい、である。
しかもパクった上で、二重投稿…というか、多重投稿という悪質さ。
パクリの中には科研費を使っていたものもあったのですから、これ税金です。
税金を食みつつパクってたのかよと。
それなのに、裁判所は、三宅さんのルポルタージュは、著作権法上の著作物ではないとし、故に、大内のパクリは著作権侵害ではないと判決を下し、三宅さんの訴えを退けたということなのです。
若葉文庫の横浜大輔さんも「出版社が著作物として出版しているのに裁判所が著作物ではないと決めるのか?」「裁判所はルポルタージュ、ノンフィクションを全面否定するのか?」とブチ切れていました。
読者も激オコです。
大内教授のパクリ事件は、今回は著作権侵害を問う裁判となったわけだが、一方で、研究不正という問題にも関わってくる。
これは、一つのものを別の角度から見たもう一つの問題ということになる。
岩手大学教育学部の三井隆弘准教授が、教育学系に研究不正が横行しているという問題を指摘されている。
教育学系のパクリ事例の紹介がつづく。失笑してしまうようなお粗末さだ。
「教育学系はあまり研究していると思われていないとは思うんですけど、
研究レベルが低いのと、研究不正というのは次元が違うと思います。
研究レベルが低いというのは、
足が遅いとかヘタクソだというのでこれは許容があると思います。
でも、研究不正、不正というのは、スポーツで言うとドーピングと同じ。
薬を打ったり、自転車にモーター入れたり。そsれと同じ。
やったら失格だと思います。」
20:17〜 必聴‼️‼️
教育学の権威とされる梶田叡一(当時:兵庫教育大学学長)が、学研総合研究所に書いた教職大学院に関する驚くべきコメントを紹介している。
要するに、アカデミックな研究よりも教壇に立つ教師としての力量を身につけるためにフィールドワーク、ケーススタディーを重視する。よって、教職大学院では、マスター論文、博士論文は書かない。学校にフィールドワークに行って校長や教頭の行動メモを取り他の教師の反応の記録を取る。これが修士論文がわりになる。〜という内容だ。
このようなことをすると、博士号を取るときに、”先行研究があるにもかかわらず、引用せずにオリジナリティーを主張する”(研究不正)ようになる。
ちなみに、大内裕和教授は、武蔵大学 人文学部 教職課程の担当である。
https://3s.musashi.ac.jp/kgResult/japanese/categoriesHtml/CategoriesIndexHtml.REP_RESERCH_INFO.Aff.Dptmt.html?_gl=1*1lfwyvr*_ga*MTg3MDUzODA1MC4xNjYyMDE0OTAz*_ga_TJG41HPBJV*MTY2MjAyMDYxMS4yLjEuMTY2MjAyMTEzMC4yOC4wLjA.&_ga=2.37340896.1541664553.1662014903-1870538050.1662014903
https://3s.musashi.ac.jp/kgResult/japanese/categoriesHtml/NameIndexHtml.REP_RESERCH_INFO.Aff.Dptmt.classK.html
さて、梶田叡一氏とは、森友の小学校設置認可をだす私学審の会長でした。
【森友問題時系列より抜粋】
2015年9月4日、
◎安倍首相、大阪読売テレビの番組収録と「情報ライブ ミヤネ屋」生出演。
16時 安倍首相、故冬柴鉄三元国土交通相の次男の冬柴大さん(元りそな銀行高槻支店次長)が経営する海鮮料理店「かき鉄」にて、秘書官らと食事。
◎昭恵氏は、夫人付き秘書を伴い、梶田叡一理事長の私立・奈良学園大学の重心道?を訪問。
梶田叡一も駆けつける。梶田氏は、大阪府私学審議会 会長である。
(梶田には、大阪大学教授時代に森友学園PTAで講演をしてもらった)
(↑籠池2回目ヒアリング))
2015年9月5日
昭恵夫人、塚本幼稚園訪問、「瑞穂の国小学院」の名誉校長就任。
籠池は、昭恵氏から「安倍晋三からです」と100万円の寄付を受けたと主張。
(安倍晋三の名を修正した振り込み票がある)
籠池は昭恵氏に講演料として「菓子箱の箱の外に、金子の入った封筒を貼って『感謝』と書いて、それを菓子と一緒に紙袋に入れて渡した」
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世にも奇妙な「細切れ」立証とは? 裁判官の中ではルポ作品はパクリOKらしい……。
/「大物教授の盗用疑惑」 謎が多い一審判決の解説【前編】2022/03/19
2022年2月24日に東京地裁で言い渡された「大物教授の盗用疑惑」裁判の判決について、原告の三宅勝久さん(フリージャーナリスト)に問題点などをわかりやすく解説していただきました。【前編】
ルポ作品には「創作性」がないと言い張る裁判官。勉強ばっかりしてて、一度もルポを読んだことがないのかも……。
/「大物教授の盗用疑惑」 謎が多い一審判決の解説【後編】 2022/03/20
2022年2月24日に東京地裁で言い渡された「大物教授の盗用疑惑」裁判の判決について、原告の三宅勝久さん(フリージャーナリスト)に問題点などをわかりやすく解説していただきました。【後編】
盗用の横行に拍車をかける知財高裁の思考停止判決 「ルポは著作物じゃない」!?
2022年8月31日
https://miyakekatuhisa.com/archives/1941
大内裕和武蔵大学教授による悪質な著作盗用事件をめぐって、著作権侵害による損害賠償を求めた裁判の控訴審判決が、きょう31日、知財高裁であり、本多知成裁判長は控訴人(筆者)が記事や著書で書いたルポは「著作権法上の著作物ではない」として控訴を棄却した。
大内氏は、筆者が2010年に発表した雑誌「選択」の記事の一部や2013年に発表した著書「奨学金が日本を滅ぼす」(大内氏らとの共著)第2章「ルポ奨学金地獄」の一部と酷似した文章を、判明しているだけで12の雑誌や著書において無断で使用した。筆者は中京大学の研究倫理委員会に告発したが、予備調査の結果「本調査不要」として調査は行われていない。
大内氏の盗用は、社会通念では明らかに不正とみられる行為だが、開き直れば逃げ切ることもできるのだという悪しきメッセージを送ることになりそうだ。
ご支援いただいた皆様にこの場を借りて厚くお礼申し上げたい。司法の無理解には深く落胆していますが、あきらめることなく責任追及を続けていきたいと思います。逃げ得、やり得を許してはならなりません。あらためて読者のみなさまのご支援を乞う次第です。
三宅勝久