維新が、いかにいかがわしい詐欺的政党か。
その本質を象徴するようなあの事件を振り返ってみようと思う。
泥沼の「維新の党」分裂劇とその結末だ。
先の衆院選で大躍進した国政政党「日本維新の会」の発足は、ここから始まる。
ほとんどの国民は、「なんば維新」(おおさか維新の会の本部と同じ所在地)という政治団体のことを知らない。
未公表でこっそり作られ、こっそり閉じられたのだから当然だ。
維新の党分裂騒動において、
「維新の党」を離れた橋下が立ち上げだ「おおさか維新の会」は、
橋下が主張し公言した「政党交付金は国に返す」という約束を守っていない。
言葉とは裏腹に、国民を騙して血税を掠め取っていたのである。
銀行は分裂騒ぎで維新の党の口座を凍結していたが、
両者の合意を受けて、政党交付金は議員の支部に500万づつ振り込まれた。
党を離れる大阪組は、党の政党支部は解散せねばらなず、
年内に使いきれなかった残金を政党支部の基金口座に移すことができない。
もちろん余った交付金は、約束どおり「国庫に返納」して然るべきだった。
ところが、
未公表の新たな政治団体「なんば維新」(代表・島松洋一)という別財布を作り、大阪組の各議員の支部から余った交付金を寄付させ、
「おおさか維新の会」に入った議員の新設された支部に
その金を寄付し、「なんば維新」を解散した。
「なんば維新」は、政党交付金を迂回させるためのペーパー政治団体だったのだ。
さて、年末押し迫って、大阪で不気味な動きがある。
12月22日、驚くべきことに、大阪府と読売新聞と包括連携協定?を結んだという。
https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=43263
さらに、クリスマスイブの12月24日、
大阪府と大阪市は、菅義偉前首相の側近として知られる和泉洋人元首相補佐官を特別顧問に起用すると発表した。
https://www.asahi.com/articles/ASPDS5VLSPDSPTIL01V.html
菅が水面下で動いているのではないか❓
松井と菅は、長年、蜜月関係を結んでいる。
橋下の08年の大阪府知事選で松井は自民党府議として、
菅は自民党本部の選挙対策副委員長として支援した縁からだというが、
2015年からは連続的に、菅、松井、橋下で年末恒例会談を行っていた。
https://www.sankei.com/article/20181228-RG7GOBRS2ZISJORVUNJTUJV7L4/
2012年2月26日には、「日本教育再生機構」の八木秀次理事長が
安倍と大阪維新幹部を引き合わせた。
「教育再生民間タウンミーティングin大阪」に
安倍と衛藤晟一、中田宏、馬場伸幸、そして、松井一郎が出席。
その夜、居酒屋会談が行われ、安倍は松井らと意気投合し
「来たる総裁選で負けたら、菅義偉と一緒に自民党を出て、
自分が維新の党首になる」と約束していたという。
まさか、菅は、引退宣言をしている松井が退いた後の
維新の代表の座に座ろうというのではないだろうな...?
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維新は、地方政党と国政政党があり、とにかくコロコロと党の名称を変える。
一体全体、維新と名のつく政党がどうなっているのかが分かりにくいと思われるので、ざっと整理してみた。
商号と住所が頻繁に変わっている会社は信頼度が低い
https://type.jp/s/caretopi/company/20130716.html
※🟠はactive ⚫️はinactive 🔴はunknown&inactive
🟠『大阪維新の会』とは、
2010年、大阪府知事だった橋下氏が、“大阪都構想”の実現のために立ち上げた地域政党。
⚫️『日本維新の会』(12年版)とは、
12年9月、国政に進出するにあたって、「大阪維新の会」を母体として設立された国政政党。
同年11月、「太陽の党」の石原慎太郎氏の一派が合流し、
13年に橋下・石原両氏の共同代表制となった。(その後、「維新の党」に名称変更)
⚫️『維新の党』とは、
「日本維新の会」から「維新の党」に名称変更した国政政党。
14年、「みんなの党」から分裂し江田憲司氏らの『結いの党』との合流を巡って、石原氏はこれに反対し分裂。石原氏らは「次世代の党」を結党し、日本維新の会は結いの党と合併し、「維新の党」に名称を変更した。
⚫️『おおさか維新の会』とは、
橋下氏らが、「維新の党」から分党して設立を目指した国政政党の名称。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000384139.pdf
15年5月、「維新の党」の大阪都構想が住民投票で否決され、橋下氏は維新の党の共同代表を辞任、政界引退も表明。
同年8月には、安倍自民と密接な関係にある「橋下・松井両氏」vs 民主との連携を深めようとする「松野頼久執行部」間で党内分裂に発展。
橋下らの「おおさか維新の会」分党交渉に対し党執行部はこれを認めず決裂。「おおさか維新の会」に参加予定の国会議員や地方議員は、除籍処分となる。
しかし、国政政党「おおさか維新の会」は、「大阪維新の会」を下部組織としているが、実態は「大阪維新の会」の代表・橋下氏、幹事長・松井氏が、同時に「おおさか維新の会」の代表と幹事長を暫定的に兼務しているなど、「おおさか維新の会」の中枢は「大阪維新の会」執行部そのものだった。
10月31日、橋下、除籍された大阪系の議員らは、10月1日の時点で松野氏の代表任期は切れていると主張し独自に臨時党大会を開き「維新の会」の解党を決議したが、総務省に解党は認められず、国政政党として、「維新の党」と「おおさか維新の会」が並立する格好になった。
12月8日、政党交付金の扱いをめぐって訴訟問題に発展し「維新の党」執行部 vs「おおさか維新の会」橋下松井の争いは、下記の合意をもって終結した。
1. 野党再編のためにお互いが協力して進めること。
2.「維新の党」は円満解散する。
3. 新党結成後の新党名については「維新の党」は野党再編時まで「維新の党」名を継続する。「おおさか維新の会」はそのままの名称を継続する。
4. 今年の「維新の党」へ交付された政党交付金残高の中から、両新党が必要な金額を精算し、残金はすべて国庫に返納する。
5. 一般党員から集められた党費についてはすべて返還する。
16年3月、「維新の党」は「民主党」に合流し、「民進党」となった。
(※維新、「円満離婚」とは程遠いドタバタの内幕 具体的な解党日もまだ決まっていない
東洋経済 2015/12/09 https://toyokeizai.net/articles/-/95908
🟠『日本維新の会』(16年版)とは、
「おおさか維新の会」から名称変更した国政政党。
15年12月18日、橋下は大阪市長任期満了で政界引退し、「おおさか維新の会」の後継代表として大阪府知事の松井一郎と片山虎之助が共同代表となった。(現在は共同代表・馬場伸幸、副代表・吉村洋文)
16年8月23日、党名を「日本維新の会」に改名(党代表は、松井が続投)。
新ロゴマークのデザインは「おおさか維新の会」時代のものをそのまま使用し「おおさか」の部分を「日本」に変えただけである。
🔴『なんば維新』とは、
2015年12月11日に申請された聞きなれない政治団体。
所在地は当時の「おおさか維新の会」とまったく同じで、その代表は松井氏の府議時代からの私設秘書。維新の大阪組は、急ごしらえの「なんば維新」というダミーの政治団体に寄附のかたちで金を移動。「なんば維新」の2016年分の政党交付金使途等報告書を確認すると、移された合計8689万2898円が政党助成金だった。維新は国庫に返還されるべき金をかすめとったのである。
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151022 IWJ 維新の党・松木謙公衆院議員インタビュー 分裂劇の実情を語る
おおさか維新
“交付金ロンダリング”の実態
未公表団体「なんば維新」で資金還流
http://hunter-investigate.jp/news/2016/02/post-825.html
2016年2月 3日 08:45
政党交付金の扱いをめぐって、維新の党分裂後に設立された新党「おおさか維新の会」(代表:松井一郎大阪府知事)による、“ロンダリング”の実態が明らかとなった。
HUNTERの取材によれば、昨年12月に維新の党所属議員の政党支部に交付された政党助成金のうち、おおさか維新に参加した議員らの支部が受け取った交付金の残額が、国に返納されることなく議員側に還流していた。事実関係について、複数のおおさか維新関係者が認めている。
「解党して政党交付金を国に返す」としていた橋下徹前大阪市長の主張が、事実上反故にされた形。その上、使途に縛りがある交付金が自由に使えるカネに化けていたことも判明。“交付金ロンダリング”に国民の批判が集まりそうだ。
交付金の返納―反故にした「おおさか維新」
政党交付金を所管する総務省によれば、昨年、維新の党に支給された政党交付金は26億6,000万円。4月、7月、10月、12月の4回に分けて、同党の口座に振り込まれたが、分裂騒ぎの影響で銀行側が維新の党の銀行口座を凍結。カネの出し入れが不可能となり、所属議員の政党支部に交付金の振り込みが行われない事態となっていた。
12月8日、「維新の党の将来的な解党」「人件費など党運営に必要な経費を除いた政党交付金の国庫返納」などで東西が合意。これを受けて同月18日、維新の党の各議員の支部口座に、政党交付金500万円が振り込まれたという。
維新の党の残留組は、使い切れなかったカネを年末までに政党支部の基金口座に移動することで翌年の活動費に回したが、おおさか維新組は、残ったカネを基金口座に移動させることが出来ない。党を離れる以上、維新の党の支部を解散する必要があり、年内に清算する必要があったからだ。当然、使い切れずに残ったカネは国庫に返納されるはずだった。「解党して残った交付金を国に返納」――これが、橋下徹氏をはじめとする大阪組の主張だったからだ。
しかし、大阪組にわたった交付金の残りが、国庫に返納されることはなかった。師走の18日に振り込まれたカネを、年末までに使い切るのはさすがに困難。余剰金が出たのは言うまでもない。これを、そのまま国庫に返納したかというと、さにあらず。いったん別の財布に移して、再び各議員の財布に戻していたのである。
背信行為の手口 ― 未公表の政治団体「なんば維新」を利用
手口はこうだ。まず、「なんば維新」(所在地は「おおさか維新の会」本部と同じ)という政治団体を新たに作り、その団体に各議員の支部で使い切れなかった交付金を寄付させる。次に、維新の党を離れ「おおさか維新の会」に参加した各議員の新設支部に、年を超えてから寄付の形で返すというもの。苦肉の策ということだろうが、あさましいと言わざるを得ない。「なんば維新」の存在について、おおさか維新の会は一切公表していない。確認したところ、「なんば維新」の設立は昨年12月。全国団体として総務省に設立届を出しており、代表者は松井一郎大阪府知事の元秘書で、現在おおさか維新の会の事務局長を務めている人物だった。
法律的には問題ないが、本来、政党基金口座に入ったカネは税金支出に見合う政党活動のための経費に使うべきもの。しかし、なんば維新から寄付されたカネは政党支部の一般口座に振り込まれおり、しばりがない「何にでも使える金」に化けてしまっている。国民の知らないところで、“交付金ロンダリング”を行った格好だ。
先月30日、「おおさか維新の会」が、募集に応じた塾生176人を対象に「維新政治塾」を開講した。基調講演を行ったのは、同党の法律政策顧問に就任した橋下徹前大阪市長。政治家引退後も維新の顔であることは間違いないが、同氏も含めて、大阪維新の流れをくむ政治家たちを信用することはできない。分裂騒ぎの折、橋下氏は、こう述べていたのだ(以下、橋下氏のTwitterより。赤いアンダーラインはHUNTER編集部)
橋下氏のTwitterより(1)(*元記事参照)
大阪組と東京組の分裂が決定的となって以降、橋下氏は度々「解党」と「交付金返納」をセットで主張した。大阪組が当初、東京組に対し分党の要求をしたことで、“交付金目当て”とみられたことに危機感を持ったからだろう。ウケを狙って格好をつけたが、解党決定直後のつぶやきでは、もう逃げ道を作っている。
橋下氏のTwitterより(2)(*元記事参照)
わずか数時間で、返納する交付金は「できる限り」に――。強弁政治家の面目躍如といったところだったが、結局、大阪組は返納どころか丸々もらってロンダリングまでやる始末。国民に対する、組織的な背信行為と言っても過言ではあるまい。
主張を変える度に屁理屈をこねるのが橋下流。今度はどのような言い訳をするのか……。
上脇博之教授ブログ 連載
政治資金問題から見える「維新の正体」その13
(2015年の1年で「収支計5354万円不記載」疑惑と、反故にされた約束「計9912万円超の国庫返納」)
2019年04月02日09:25
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51911046.html
(抜粋🔻)
9 「残った政党交付金(計9912万円超)の国庫返納」の約束を反故
・「その2」(http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51908724.html)を参照
(1)税金である政党交付金は、政党助成法の要件を充足している「政党」(ただし、日本共産党は一切の手続きを拒否)に限定して毎年交付されるが、
年末に余った政党交付金は原則として国庫に返納されることになっている。
しかし、各政党本部およびその各支部は、それをほとんど返納していない。
例外である「基金」を作って翌年に繰り越しているのだ。
(2)そのような中、「維新」の創始者である橋下徹氏は、2015年に、「維新の党」から離党したグループは残った政党交付金(税金)を国庫に返納する旨、公言した。
(3)ところが、同年、「なんば維新」を結成し、「維新の党」から離党したグループ(大阪グループ)は残金を「なんば維新」に寄付してしまい(合計9912万円超)、その結果として政党交付金の国庫への返還の約束を反故にした旨、報じられた(http://hunter-investigate.jp/news/2016/02/post-825.html)。
この時の政治資金の移動については、「なんば維新」(代表・島松洋一。主たる事務所の所在地は大大阪市中央区島之内)の2015年分政治資金収支報告書で確認できる(http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/SS20161125/3185900006.pdf)。
そして、「なんば維新」は、翌2016年に、「おおさか維新の会」(その後、「日本維新の会」に改称)の複数の支部に寄付し、解散したのである(http://hunter-investigate.jp/news/2017/12/-12-2660001012-1218500-18-12.html)。
このことは、「なんば維新」(代表・島松洋一。主たる事務所の所在地は大阪市中央区島之内)の2016年分政治資金収支報告書で確認できる(http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/SD20161222/099.pdf)し、
「日本維新の会」(代表・松井一郎。主たる事務所の所在地は大阪市中央区島之内)の2016年政治資金収支報告書(http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/SS20171130/0000500086.pdf)でも確認できる。
(4)「なんば維新」(代表・島松洋一)の主たる事務所の所在地は、大阪市中央区島之内(番地は省略)で、「おおさか維新の会」(=日本維新の会)及び「大阪維新の会」のそれと同じであり、
事務担当者も同じ人物である。
つまり、「なんば維新」は、税金の返納逃れをするためだけにつくられた会計帳簿上の政治団体、つまりペーパー団体なのだ。
だからすぐ解散されている。
(5)報道の通りであれば、ペーパー団体「なんば維新」を迂回させて政治資金(政党交付金)を確保し続け、その国庫への返還の約束を反故にしたことになる。
「日本維新の会」(および「大阪維新の会」)は、国民を騙す、羊頭狗肉の政党なのである。
文通費どころじゃない維新の血税かすめとり! 橋下徹が「政党交付金を国に返す」宣言の裏で返還せずダミー団体に横流しプール
LITERA 2021.11.17 10:3
https://lite-ra.com/2021/11/post-6078_3.html