【クリプト(仮想通貨)とは?】狩猟採集民の父から息子へ 〜お金の話〜 | ☆Dancing the Dream ☆

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よくわかるお金の話。
仮想通貨とはどんなもの?


一族エキゾ@exo_ichizokuさん
投資家一族のブログ
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第1章 貨幣の歴史
第1節 貨幣の3機能、必要条件 1/31

通貨の3条件
「価値の尺度」
「価値の保存」
「交換の手段」


第1章 貨幣の歴史
第2節 金本位制、金属主義 2/31

石と金属は貨幣の機能として何が違う?
=溶かして形が変えられる。

「悪貨は良貨を駆逐する」グレシャムの法則 16C
=金が見つけるのは大変なため、金に鉛などの混ぜ物をするようになった。



第1章 貨幣の歴史
第3節 第一次グローバリゼーションと金銀交換比率 3/31

金銀両本位制
ヨーロッパは銀本位制だったが、アジアは銀本位制だった。
中国は、銀本位制の国だったので、日本も銀本位制だった。
↪︎「銀行」とは、「銀が行くところ」の意。 

第一次グローバリゼーション(大航海時代 16C )
金と銀を何対何で交換すべきか?
ニュートン比率は、金1:銀15だった。(※現在では約1:50)
日本の比率は、金1:銀5だった。
「日本に銀をいっぱい持っていって金を持って帰って売れば大儲けできる」ので
日本の金が大量に流出した。



第1章 貨幣の歴史
第4節 紙幣、金属主義からの脱却 4/31

紙は、紀元前の中国で発明されたが、
10Cの中国で量産できるようになった。初の紙幣(=交子)
「金はここにある」〜金属と紐付いている〜「紙幣」

穴の空いた「宗銭」は希少性のない銅で作られ大量に発行し、
紐に通して「ひと竿」「ふた竿」と取引に使った。
↪︎日本とも宗銭で取引しており、それを模して「和同開珎」を作った。

金属と紐づいた通貨制度を破ったのが織田信長
↪︎「長篠の戦い」で、徳川・織田連合軍が新兵器の鉄炮を組織的に使用し、
騎馬戦を得意とする武田軍に圧勝したと言われるが、
高価な鉄砲を買える「金を持っていた」からだ。

↪︎楽市楽座 
 藩という国の間にあった関所を廃止し、交易を自由化した。
 =現在の自由貿易協定。自由貿易を旨とし世界経済を発展させようというもの。
(GATT ガット
「関税および貿易に関する一般協定」General Agreement on Tariffs and Trade)は、
 1995年、世界貿易機関(WTO)が引き継いだ)

↪︎急激な経済発展をしたため、金銀等の金属の量が追いつかなくなり、
 金銀本位制に縛られていたら間に合わないので「茶道具に価値がある」と言い出した。
 信長は「茶道具」が好きだったので「茶道具」に途轍もない価値をもたせた。
 =一国の徴税権、例えば秋田藩の一年の年貢(米)と茶碗が交換できるまでになった。
 =茶道具で金を刷ったのと同じ。茶道具で通貨発行をした。
 =いま中央銀行がやっているのと同じ。

千利休は秀吉に斬られた。
↪︎秀吉は農民の出であることを利休に馬鹿にされて悔しくて斬ったとも言われるが、
 金融史から見ると全くの間違い。
↪︎「茶道具の価値を利休が決める」ことは、
 「利休が通貨発行権を握る」ことだからである。
 =ロスチャイルドの言葉
 「通貨発行権を私に与えよ。そうすれば法律など誰が作ろうと私は気にしない」
 =通貨発行権を握った者が、その国はその人の物だというほどの強固な権利。
↪︎通貨発行権は、強固な権利であるが故に、通貨発行権(中央銀行)は、
 政治とは離れたところに独立して存在している。



第2章 農耕社会以前の人類史
第1節 認知革命とサピエンスを集団化した神話 5/31 

『サピエンス全史』ユヴァル・ノア・ハラリ(著)
『銃・病原菌・鉄』ジャレド ダイアモンド (著)

知能も体格も優れたネアンデルタール人にホモサピエンスはどううちかったのか?
答:ネアンデルタール人よりもホモサピエンスの方が数が多かった。

どうやって群れの数を多くしたのか?
ハラリはこういう「プジョーという会社の車は見ることはできるが、
見ることも触ることもできない。でも存在していると思っている。」
「日本人とか、日本というものは、領土は存在しているが、
日本どのものは、見ることも触ることもできない。」
「それが、ホモサピエンスが作り出した神話だ。」
=自分達は、共同体で、グループだという意識(共同幻想)をもった。

猿などの類人猿系は約50頭の群れを作っているが、
サピエンスは150頭の群れを作ることに成功した。
サピエンスは、知能も体格も優れたネアンデルタール人の3倍の群れを作り、
ネアンデルタール人を駆逐した。

認知革命
会社や国は存在しないが、あたかもあるように嘘をつくように、
サピエンスは、「嘘をつく(神話:例えば同じ神を信じる宗教)」
ということを知っていた。
「見えないものを信じる」という概念があった。
これが大きな群れを作ることに成功した理由である。

1万2000年前に、移動する狩猟採集民だったが、
農業を始め定住する農耕民となった。



第2章 農耕社会以前の人類史
第2節 狩猟採集民の生活 6/31

スキタイ、匈奴、ウイグル、タタール、ゲルマン民族、クルド、IS

認知革命(神話)により農業が始まり定住し、村、町ができて、
支配者が生まれた。
移動していると物は重荷になるが、
定住すると家を持ち物を持つという所有という概念が生まれた。

しかし、狩猟採集民というのは人類が農耕を始めた後もずっと存在している。
スキタイ、匈奴、ウイグル、タタールなどのモンゴルの人々、
馬に乗って移動するラマのような人々は、ずっと存在している。
文字の開発というのは、よほど暇人を抱える文明が必要なので
定住型にしか作れないが、
(文字はハムラビ法典の楔形、中国の漢字、マヤ文字が原型であとはその派生)
農耕で定住しているから進んでいるというわけでもない。
狩猟採集民の存在は、世界史に大きな影響を与えている。

スキタイはなぜ世界を征服できるほど強かったのか?
スキタイは、「鞍」を発明し、馬に長く乗れたからである。


第2章 農耕社会以前の人類史
第3節 クリプトは遊牧民、万里の長城、騎馬民族 7/31

ヒットアンドアウェイとゲリラ。

万里の長城
中国にとってモンゴルがいかに脅威だったかをしめすのが、
6000キロの壁を作りモンゴルの侵略を防いだのが万里の長城。
※万里の長城は、約2000年の間の歴代の王朝が整備してきた城壁で、明の時代にほぼ現在の形になった。
長城建設は秦の始皇帝の事業であるとされているが、その歴史はさらにさかのぼり、秦による統一以前の春秋時代にも、趙などの北方の国が異民族の侵入に備えるため長城の建設に取り組んでいた。

遊牧民(元)の強さとはヒットアンドアウェイ
なぜ唐ような超大国が、まだモンゴルにびびっていた。
狩猟採集民は略奪しにきて馬で逃げてしまい追いかけるのが難しいからだ。
アメリカのメキシコの壁も同じだ。
トルコ、シリアなど国に跨って存在しているクルド民族も国は持っていないが、
民族として認知される中東のジプシーのような存在。
IS(イスラム国)も国土も持たず逃げ回れる。
アメリカはイラクとは戦争していた(イラク戦争2003〜2011)が、
ISがシリアに逃げ込めばアメリカは追いかけられない。
ベトナム戦争の時も、ベトナム兵はジャングルをカンボジアやラオスまで
逃げて行くのでアメリカは戦争をやっていない国へ国境を超えて追いかけられない。
毛沢東の共産党も、蒋介石の国民党の中華民国は圧倒的に大きかったにも関わらず、
共産党が山の中を逃げてゲリラ銭を展開しあちこちに増えていき、
最後は蒋介石が台湾に追われた。
ユーゴスラビア共産党のチトー
※ヨシップ・ブロズ・チトー:第二次世界大戦時枢軸国の支配下となったユーゴスラビア王国において人民解放軍(パルチザン)の総司令官として枢軸国への抵抗運動を指揮し、戦後は成立したユーゴスラビア社会主義連邦共和国において初代首相(初代国防相も兼任)、第2代大統領(後に終身大統領)、ユーゴスラビア共産主義者同盟の指導者。

クリプトとは
仮想通貨(通称:Cryptocurrency(クリプトカレンシー))
=インターネット上で使われる通貨全体(電子マネー、ポイントなど)のことを指し、その一部のビットコインやイーサリアムなどの通貨は暗号通貨。

crypto:秘密の、隠れた、暗号の意。地下聖堂 (教会堂や城の床下に作られる、石造りの部屋あるいは貯蔵室)のこと。

クリプト(Crypto)というのは、
「国が発行しているのではない」という意味で、
狩猟採集民のようなものである。

「北朝鮮がアメリカから経済制裁を受けてドルを凍結された」
などというニュースがある。
それは北朝鮮がアメリカのお金を持っているからであるが、
キャッシュで持っているお金は凍結できないが、
世界中のどの銀行に預けていても、
アメリカ政府は「ドルがここにある」とコンピューター上で知っている。
「経済制裁、ドルの凍結」とは、
ドルの持ち主がシリアだと分かった瞬間に「悪い奴、これは凍結」とやれば、
そのお金は動かなくなってしまうことを言う。
あまりやりすぎると「ドルの信頼が失われる」ので、部分的にやっている。
アメリカから経済制裁を受けたことのある国は、北朝鮮、シリア、イランなど。

ところが、「クリプト」は、そういうことがない。
これが、「クリプト」の狩猟採集民的な強さである。

「バイナンス Binance」という取引所があるが、
「バイナンス」も同じで、ドルを扱っていない、クリプトしか扱っていない取引所。
例えば、ビットコインをusドルに変える瞬間に、アメリカ政府に捕捉される対象になる。
エクスチェンジするには、ドル預金ができる銀行に
口座が開けられる法人である必要があるからである。
ところが、「バイナンス」は、そんな必要がない。
だから、まさに狩猟採集民。国土を持たない存在である。

※世界最大の暗号通貨取引所であるBinance(バイナンス)は、中国系カナダ人の経営者チャンポン・ジャオ(趙 長鵬、ちょう ちょうほう)氏が2017年7月にBinanceを立ち上げ、約8ヶ月で取引量世界最大の暗号通貨取引所にまで成長した。

国土を持たない人たちというのが、近現代でもいる。
ゲリラ戦を展開する人というのは国を跨いで、上手く逃げている。
モンゴル、ベトコンと一緒で HIT&AWAYである。