【加計獣医学部・謎の4/28新築施設】敷地角の「畜舎」「更衣室」…牧草・芝生スペースなし❓ | ☆Dancing the Dream ☆

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水島朝穂教授が、ちょうど3年前の2018年6月26日に
加計学園の岡山理科大獣医学部・今治キャンパス(2018年4月開校)を
視察されていた。
水島教授のHPにその際の手記がある。(下段に一部転載)

さて、今治キャンパスでは、
コロナ禍の最中、今年2021年4月28日
当初の計画外の建物(畜舎・更衣室とある)が新築されていた事が分かった。
この件は、nemさんの調査で明らかになったのだ。

3年前の開校直後の水島教授の今治キャンパス視察における
このエリアの設備に関する指摘によると…
🔻
・大動物実習施設棟B2(牛や豚などの大型の産業動物用)を建設中で
 年末に完成予定とのこと。未完成で認可がおりるのは奇跡。
・B2は平屋。大型動物用にしては狭すぎる。
・牧草や芝生のスペースがない。
・B2の向こうの盛土したスペース(上記新築の建物があるスペース)は
 「ドッグラン」にする予定と聞いた。
 (=つまり牧草や芝生スペースをつくる予定はないということになる。)

そして、昨年9月(GOTOトラベルが開始されようとする時期)に、
特別な許可を得て今治キャンパスの視察をしたという
獣医専門予備校VET(代表:髙橋望)の執行役員の永目氏の手記が公開されている。

獣医専門予備校VETの永目憲一郎
: 速読JAPAN代表、獣医専門予備校VET執行役員、
 株式会社gifted代表取締役(イベント会社)
 芸歴20年の芸人さんとコミュニケーション講座を運営
 関西のおもろい人を集めた「世界一おもろい飲み会」主催

獣医専門予備校VETの永目氏のnote(2020/09/01)
岡山理科大学でキャンパス見学をさせていただきました!(大学の施設編)
https://note.com/vetprep/n/n10cebb8a1a29
B2についての記述…
🔻
「大動物実習施設です。牛や馬などの産業動物が管理されています。
付属の動物病院に併設されており、中には大きな手術台があり、
学生は牛や馬の手術の様子を直にみて体験することができます。
巨大なクレーンもついていて、かなり大きな動物でも対応できるそうです!
すごい!
ちなみに産業動物だけだけでなく、小動物はもちろん海洋生物も
研究できるよう大きな水槽も完備されていました。」

nemさんが、
この2020年9月の獣医専門予備校VETによる視察時には、
当該新築「畜舎・更衣室」の工事はまだ始まっていないと
指摘されている。

第三波、第四波へと感染拡大する中での
建設工事だったのではないだろうか❓
それでも尚、なぜ予定外の「畜舎・更衣室」は、
新築(2021年4月28日新築)されたのか❓

平屋のB2(大動物実習施設棟)は、やはり、水島教授の指摘のとおり、
牛や豚を収容するには狭すぎ、
さらに小ぢんまりした畜舎と更衣室を作ったという事なのだろうか❓

「ドッグラン」を作るのは止めて、
牧草や芝生のスペースは作るのだろうか❓ 謎だ。

それにしても、畜舎を実習施設棟とわざわざ離した敷地端に配置にしているが、動物を運ぶ際の防疫対策にも備えねばならない。
距離があるほどリスク管理が大変なのでは❓ まったく謎だ。




畜産ナビのこちらのページには、こうある。
https://chikusannavi.kyoritsuseiyaku.co.jp/shiyoeisei/38
〜家畜の所有者は、飼養衛生管理基準にしたがって
「家畜防疫に関する情報収集・知識習得」
「衛生管理区域へ病原体を持ち込まない」
「衛生管理区域内で病原体を広げない」
「衛生管理区域外へ病原体を持ち出さない」
という4つの視点で衛生管理を行う必要があります。 〜

年家畜伝染病法の改正が2020年3月に成立し、
2020年7月から施行された。
家伝法の改正に関係があるのだろうか❓

家畜伝染病予防法
※ 家畜伝染病予防法とは、家畜の伝染性疾病の発生の予防とまん延の防止により
畜産の振興を図ることを目的とする法律。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=326AC1000000166

農水省HP
家畜伝染病予防法の改正(令和2年)について

https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/eisei/e_koutei/kaisei_kadenhou/kaiseir2.html
令和2年7月1日更新
担当:消費・安全局動物衛生課
〜家畜伝染病予防法の改正
平成30年9月に我が国で26年ぶりに発生が確認されたCSF(豚熱)については、同病に感染した野生イノシシによって広域に病原体が拡散し、現在に至ってもなお終息に至っていません。
このため、野生動物の感染に対する対策を強化するとともに、農場における飼養衛生管理を徹底し、家畜の伝染性疾病の発生の予防及びまん延の防止を図る必要があります。
加えて、一昨年以降、アジア地域においてASF(アフリカ豚熱)の発生が急速に拡大し、我が国への侵入脅威が一段と高まっているため、畜産物の輸出入検疫を強化し、同病を含む悪性伝染性疾病の侵入防止を徹底する必要があります。
こうした事態に迅速かつ的確に対処するため、家畜伝染病予防法の一部を改正する法律案を第201回国会に提出し、令和2年3月27日に成立、4月3日に公布されました。〜

家畜伝染病予防法施行規則の一部を改正する省令 (令和2年農林水産省令第14号)
検疫法施行規則の一部を改正する省令の一部を改正する省令 2020年
令和2年農林水産省令第14号
公布日:2020年(令和2年)3月9日
令和2年農林水産省令第14号
公布日:2020年(令和2年)3月9日
施行日2020年(令和2年)7月1日(以下を除くすべて)
   2020年(令和2年)11月1日(別表第二の二の項の改正規定中23及び29に係る部分)
   2021年(令和3年)4月1日(別表第二の二の項の改正規定中3、9及び21に係る部分)




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「ゆがめられた行政」の現場へ—獣医学部新設の「魔法」
水島朝穂・早大教授HP2018年7月09日より引用
http://www.asaho.com/jpn/bkno/2018/0709.html


専門教育関係で言えば、獣医学部に必須の、牛や豚などの産業動物(大動物)を使った実習施設である大動物実習施設棟B2がまだ土台を作っている段階だった。これも「平成30年度末の完成」という説明だったが、専門教育の必須施設が未完成で認可がおりるというのは奇跡に近い。何よりもその位置と構造に疑問がわいた。写真をご覧いただきたい。平屋の施設棟には、牛や豚が収容されるが、そのスペースの狭さが注目される。右側の獣医学教育病院棟B1の前にあるが、牧草や芝生のスペースがない。職員に、向こう側に土が盛られているところはどうするのか聞いたところ、「ドッグラン」にするという。病院に来た患者の犬などを一時的に自由に運動させるスペースである。茂みの向こうは住宅地である。このような貧弱な大動物実習施設で、「最高水準の獣医学教育」ができるのだろうか。これに比べれば、計画段階で冷たく退けられた京都産業大学獣医学部の構想の方がはるかに合理的であり、魅力的である。『京都産業大学獣医学部設置構想について』(2016年10月17日京都府提出資料)の18、21頁を見ると、京都府農林水産技術センター、畜産センター、碇高原牧場を活用する実践教育の充実化が示されていて、「野外に最も近い設備の整った、専門家の揃った環境で、質の高い実践的な実習が可能になる。」とある。畜産センターや牧場との接続は、研究・教育の導線の面でもきわめて有効だと思う。