【最新❗️児玉龍彦〜面で抑えるPCR検査】児玉先生を「この冬を乗り切る戦略」のリーダーに❗️ | ☆Dancing the Dream ☆

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第3波急拡大 コロナ最新知見とこの冬を乗り切る戦略
【児玉龍彦×金子勝 新型コロナと闘う】20201118

「中国は《武漢型》が出てこれを抑えた。
アメリカは武漢型が来て《D 614G》に変異し
今まだタイプが分からないものが増えている。
イタリア欧州は欧米型《欧米型(ミラノ型)D 614G》が増えて
《(スペイン型)20A.EU1》に変異しこれが占めている。
だから、世界中でみても、次々と変異が出ては、
一定、感染を克服したところを(変異ウイルスが)リセットしてしまう。
こういう恐ろしい現象がある。
 本来は、WHOが世界の感染を掴んでデータを集めるところだが、
アメリカはトランプがWHOを脱退して、
これがもうグシャグシャになっている。
しかし、バイデン大統領は就任後初日にWHOに復帰して、
科学に基づく対策を世界で行いたいと言っている。」

「今拡大しているウイルスは、
武漢型や欧米型(スペイン型)、東京埼玉型とは違うウイルスである可能性はある。
しかし、それを知るには統計が要る。
1例スペイン型がいて99例が東京埼玉型だ、
100例みて90例が何…とかいうように、
疫学では沢山のシークエンス(配列)をみないと分からない。
東京埼玉型もずっと続いている。
一回毎にコンチ(数える/計算する)していないから、
次の感染への対応が難しくなる。
 今のイギリス、フランスの拡大も従来型の対応では防げてない。
ドイツも従来型への対応を厳重に敷いていても広がっている。
簡単に突破されてしまう。
アメリカももう一歩進んだ感染対応を取る段階に入ってきた。
ホワイトハウス、WHOにまでスカスカ入ってきているのが今の現状である。」

「今の専門家会議には、
遺伝子工学の専門家がいないので、
ウイルスのゲノム変異の話が出てこない。
計測科学の専門家がいないので、
プール式、pcr検査の自動化の話が理解できていない。
情報科学の専門家がいないので、
ココアなどをどう使うかを議論されない。
 こういう中で、いかなる犠牲を払っても
オリンピックを開催するなどと言う。
オリンピックというのは、元々《健康と平和のために》という理念だった。
今、ヨーロッパでは、
バッハ会長は《はぐれガラス》と呼ばれている。
米TV局が4800億の放映料を払わないと言っていて、
これに必死になっている。
バッハ会長はは自分の出身国のドイツや
ヨーロッパ中が大感染になっているのに、
それに全く背を向けていることに非常に批判を受けている。
その《はぐれガラス》が日本に来て、
観客を入れて開催しろと騒いでいる。
こういう状態が非常におかしいと思う。」

「これを改善する方法は、
地域から地道に《精密医療》を可能にする社会システムを作ること。
これは行政と研究者、企業が連携していかないとできない。
これをまとめ上げて世田谷モデルで、実際にどうやって感染を抑えるかという
結果を出していくことが大事なのではないかと思っている。」

「(金子勝氏)本格的、抜本的なコロナ対策が、最大の経済対策なのである。
ところがお金をばら撒く結果、起きるのはアンバランスである。
つまり、富裕層は働かずして資産バブルで、金融緩和のおかげで儲かる。
他方、企業の倒産、休配合、解雇、雇い止めで急激な格差社会になっている。
《総選挙があるのでとにかく東京オリンピックまで持たせればいい》
というやり方になっている。🔻」











「金子先生の話でもあるように経済的に厳しくなる、
この冬がどうなるかが問題になる。
そこで技術開発の進展をみると、2つ大きなニュースがある。
一つは、アビガン(重症ではなく、軽症例の回復を早くする薬)のデータが揃い、
(厚労省が誤った治験で失敗し、富士フィルム富士化学という企業の治験で)
軽症の重症予防が期待できるようになった。
もう一つは、m RNA(メッセンジャーRNA)ワクチン。
ファイザー(ドイツのビオンテックというベンチャー)と、モデルナ社の
RNAを注射してタンパクを作らせるという、今までとは違うワクチン。
今までの、アデノウイルスを使ったワクチンにと比べて予想外の副作用が少ない。
m RNAワクチンは、約9割の人が接種後1ヶ月ほどの間は感染を防いでいる。
しかし、m RNAは効果が長続きするのかどうかが問題。
コロナウイルスは、交差免疫があるために新しいちゃんとした免疫ができにくく、
免疫が約100日でなくなってしまう。
また、変異したウイルスはエスケープしてしまう。
この問題を解決するには、どうしても来年後半までかかるので、
ワクチンが本格的に使えるようになるのは来年後半以降になると考えられている。

「(金子勝)アストラゼネカのDNAワクチンというのがあるが、
RNAワクチンがそれなりに副作用が少ないとしたら、
今の政府の《ワクチン法案》はどうなのか?
ワクチン法案では、来年前半6月までに6000万人分確保するという、
オリンピックに間に合わせるというもの。
ワクチン法案は無理があるのではないか?間に合わないのでは?」

「ワクチンでも、抗原タンパクでも抗体はできる。
一番の問題はできた抗体がキチンと持続してくれるか、
できた抗体に変異したウイルスが悪く作用することがある。
例えば子供にデング熱ワクチンを打って、
デング熱に罹ったとき重症化したくさん亡くなった、などの例がある。
ワクチンは健康な人に打つので《副作用》と《持続性》の問題が重要。
RNAワクチンも今はすでに2回打っているが、
これが4、6、8回打つと他の問題が出てくる。
それをみて、どの程度効いて、どういうタイプに効くか
をみないといけない。
それをみないで、どれを何万人分確保!といっても意味がない。
例えば1000万人分と言っても、6回打てば6000万本必要だが、
1回で良ければ、1000万本で良い。
だから、どのワクチンが良いか、
キチンと精密にみる科学がないとダメである。
最初に会社ありきではない!」

「専門分科会に今、ワクチンの専門家はいない。
(河岡義裕教授も分科会を出てしまった)
スペイン風邪と同じようなレベルで、
マスクをしなさい、自己責任でソーシャルディスタンス、隔離、
これしか考えていない。
 今まではトランプが中国ウイルスなどと言い
米中の紛争を煽ればよいような論表ばかりだったが、
バイデンが世界協調に向かいWHOに復帰し、
世界でシークエンスデータや感染データを共有し、
対応を始めようとする。
そうすると、日本が《検索もしない》《ゲノム配列も出ていない》という
異常事態は、非常に恥ずかしい話になる。
どんな犠牲を払ってでもオリンピックをやるというのもとんでもない話。
オリンピックの健康と平和のためにという理念、
オリンピック意義を損なうようなことをやってはいけない!
TV会社や電通の都合でオリンピックをやってはいけない!」

「コロナウイルスで、もう一つ分かってきた重要なことは、
ウイルス自体の感染で重篤化するのではなく、
感染して16日目くらいに、
急激にサイトカインストーム(免疫暴走)が起きること。
免疫暴走で死亡例は、重症例に入っていなかった人が6割を占めている。
急に悪化して亡くなられた後で実はコロナだったと分かるような状態。
これは非常に怖い。
 しかもこれは、クルーズ船の時と同じで、
1〜2%起きるのは変わっていない。
昨日も東京では4人亡くなっている。1〜2%で変わっていない。
 コロナは《軽症者が多い》とよく言われるが、
感染早期には軽症者が多いが、それが16日経ったら、
その中の1〜2%の人は重篤例になって死ぬかもしれないという問題が、
一番怖い。
これはヴェネチアを含むヴェネト州とミラノを含むロンバルディア州で、
病院を重視したロンバルディア州が酷くなって、
街の中の無症状の人を抑えたベネト州は、その5分の1になった。
このイタリアの例からずっと言われていることである。」

「(金子勝)免疫暴走で急に重篤化して亡くなった人の6割の人が
軽症例だったというのは、日本でも大阪事例でも記事になっている。
つまり、重症化の経緯を辿らないで突然亡くなるという例。」

「これがこのウイルスの怖いところ。
自宅で療養していて突然サイトカインストームが始まって重篤化して亡くなる。
しかし、死亡率が減ってきている要因は、治療方法ができてきたこと。
無症状でも、すぐに《アビガン》を飲んでウイルスを早く消失させる。
もう少し進んだら《レミデシブル(点滴)》を使い、
サイトカインストームが起こったら《アクテムラ(点滴)》を使う。
呼吸不全になったら《エクモ》を使う。
死亡率の低下は、ウイルスの軽症化というより治療体制ができてきている。

「ワクチンが来年の後半以降になるということで、
この冬をどう乗り切るかである。
波を描くような《悪循環サイクル》の対応をどうするか。
世田谷区の社会的検査で介護施設や幼稚園、学校の検査をやり分かってきたのは、
住民全体をやっていかないと難しい段階になってしまうということ。
 心強いのは、世田谷区に次いで、練馬区、豊島区、千代田区や、
東京都も介護施設の無症状者もどんどん検査をしようと言っている。
田村厚労相も、介護施設や病院では定期的な検査をやってくれと
呼びかけている。」

「(金子勝)田村厚労相が呼びかけいるということは、
予算が付いてないということでは?
田村さん、一人だけ?」

「田村厚労相ひとりだけ。
総理大臣も財務大臣も全くこのことに触れない💢」

「(それは検査に意味がないという議論が背景にあるからでは?)
世田谷区ではPCR検査のプール化や実証試験を細かくやった。
プール化をやったら精度が落ちるというが、
精度が落ちないようにすることができる。🔻
精度を落とさず、
今の検査に比べて、費用は安く、時間は短く、検体数は増える。🔻





東大先端研のグループにも、
政府のAMDAから実証の費用が出てきたので、
データが出てきたら政府もすぐに認可をしてほしいという方向が、
学会の中では確定的になってきている。
それなのに、遅れているのは、日本のマスコミだけ!
もっと科学に従って見て欲しい。
《PCR検査否定論の暴走》のような恥ずかしい事態を早くクリアして、
計測科学、遺伝子工学、情報科学の日本のもっている力を
フルに活かしてほしい。」

「(金子勝) 厚労省は、クラスターを分析すれば良い、
無症状者PCR検査をやらなくても良い、
37.5度、4日間の症状というのがあった。
しかし、感染経路を辿れない人が半分以上になってしまった。
PCRのプール方式はコストがかかる、精度が落ちると批判していたが、
それも打ち砕かれた。
では、なぜ、こういう事態になって、
田村厚労相ひとりが呼びかけなければいけないのか?
理解できない。」

「それは、《二重の誤謬が重なっている》から。
《厚労省の技官たちは、PCRの物理的な数が足りないという》
《専門家会議は、無症状者にはPCR検査をしなくて良いと言ってしまった》
だから、《今のままで良いのだ》となった。
これは第二次世界大戦の敗戦のときと同じ。
欧米に対して物理的に負けたが、
一方で大和魂を強調し、このままでいいんだ!と言い続けた。
現役の将校の問題だった。
この二重の誤謬があると、《双方でもたれ合う》」

「最後に、精密医療の《点と線と面》について話したい。🔻
感染が拡大したこれからは《面》で検査をしなければならない。



新宿区で感染が広がったときに、
繁華街は、風評被害と、
菅官房長官が警察を新宿に送り込んだことから、
東京の繁華街から日本中に散らばった。
名古屋の錦三丁目、大阪の南、博多の中洲、
沖縄の松山、北海道の薄野などに
日本中に感染が散ってしまった。
 そうすると、もう線ではダメで、
震源地になっているところを探し出しては
全員の検査をやっていくという、
《面》を抑えるものに変えないといけない。
 エピセンターは、
一貫して《東京の繁華街》だと思う。
新宿、渋谷、港区のトライアングル辺り。
もう一つは、《外国からの流入》
そして、《日本の県を超えての移動》の問題が非常に大きい。」

「(金子勝) 心配なのは、オリンピックの関係で、
《空港の検疫を緩めている》こと!
2週間の待機もなくなっているし、
検査も精度の低い抗原検査をやっている。大丈夫なのか?」

「これは非常にまずい!
《PCRを複数回やるというのが入国検疫の鉄則》である。
変な獣や、外国の変異ウイルスを止めることが急務。」

「(金子勝) スペイン型がもう入っているかもしれない。
入ってきていたら大変なことになる。」

「それと、
空港検疫で《ゲノムタイプの解析》をやってどんどん公示してほしい。
空港だけではなく、
今、各自治体では《病院や学校の感染を伏せている》❗️
これは非常にまずい❗️
例えば、院内で感染が起こったらすぐに伝えてほしい。
これは《食中毒の起こったレストランと同じ》で、
そこが悪いという事とは別に、きちんと知り対応する必要がある。
むしろ仲間として安全安心な社会を作るために全員検査も含め、
皆で協力していくというモラルを作ることが大事。」




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