「あな」〜谷川俊太郎・作 和田誠・絵 | ☆Dancing the Dream ☆

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「あな」
谷川俊太郎・作
和田誠・絵

ある日曜日、何もすることのないひろしは穴を掘り始めます。
はじめは浅い穴でしたが、掘り進めていくうちだんだんと広くなり、
ひろしがすっぽりと入るほどの大きさになります。
通りがかったお母さんやお父さん、妹が声をかけても、
手の平に豆ができても、
ひろしは穴を掘り続けるのです。

『あな』は谷川俊太郎の物語に、
和田誠が挿絵を描いた絵本です。


「この本の主題はいってみりゃ、
 人間の孤独ってことだろうと思うんだな。
 ひろしはだれにも手伝ってほしくないし、
 穴を何かの目的に使うのもいやなんだ。
 しかも何故そうなのか自分でも説明できない。
 (中略)誰にでも、自分に似せて自分の穴を掘ることはあると思う、
 そしてしばらくの間、
 ひとから離れてそこへかくれていたいって気持ちもね。
 おとなにそういう心理があるんなら、
 子どもにだって似たような心理はあるんじゃないかしら」
 〜谷川俊太郎


2019年10月7日、和田誠さん逝去。
私の心には和田誠さんあながある…