【一日一加計20】越宗孝昌は記者会見しろ❗️労組と南彰✖️前川喜平✖️三宅勝久with市民 | ☆Dancing the Dream ☆

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with ☆Michael Jackson☆

皆さん、ご存知でしたか❓

木で鼻を括ったような菅官房長官会見で、
望月衣塑子記者とは一味違う切り口で、
時には計算された罠を仕掛けて、
鉄面皮ガースーに痛烈な一撃を加えていた
あの南彰記者は、
朝日新聞の人事によって、
政治部のトップ花形記者から排除され、
現在、2018年9月から新聞労連の委員長になっていた…。

鬣を靡かせてぐんぐんと駆け抜けていくダークホースのように、
シンブンローレン(新聞労連)というワードが疾走していくのを
よく目にすると思っていたら、
いやいや、なるほど、そうだったのか❗️

冷静沈着で、物腰柔らかな物言いでいながら、
いつのまにか喉元に迫って、
ガースーのウソを見事に暴いて撃沈させていた南彰記者。

2/8の前川喜平さんを迎えたフォーラムは、
南彰氏が、加計の本拠地に乗り込んで、
岡山の腐った県紙「山陽新聞」の不正を正す討入りの狼煙だったのだ‼️

「山陽新聞」は、用心棒のように加計孝太郎を囲み込み、
誰もがイカサマと分かる出来の悪いイカサマ会見をセットして、
加計問題で追い詰められて絶体絶命の安倍政権を
どういう訳か結果的に窮地から救ってしまった。

この時、多くの人々が、
日本のモラルが決定的に崩れ去ったことを感じ取り、
心に灰色の諦めと無力感を広げたのではないだろうか。

しかし、いかにイカサマ集団が、
「はい!加計問題はこれで終わり終わり〜!」と
店じまいをしようとしても、
そうはいかない。
国民を舐めてはいけない。

南彰氏が、
新聞労連会長として、加計の地元 岡山の山陽労組と共に、
山陽新聞の会長 越宗孝昌の問題」という新しい角度から
「加計問題」に揺す振りをかけるべく仕掛けたのが、
先日の2/8の前川喜平さん+三宅勝久さんin岡山の
フォーラムだったのだ。

人々は、わんさと集まった。
300人の会場に400人越え。県外からもやって来た。
誰もが山陽新聞が仕切った「加計孝太郎 記者会見」の
異様さを深刻な事態だと感じていたのだろう。

加計孝太郎だけではなく、
加計を囲む者たち全員が、同じ有毒な臭気を発しながら、
モラルハザードを起こしていると感じ取っていた。
山陽新聞という地方紙を発行する山陽新聞社は、
有毒新聞社として全国区になった❗️

2/8 の 新聞労連と山陽新聞労働組合の主催によるフォーラム、
前川喜平さんとと考える メディアのあり方
 〜これでいいの?山陽新聞

IWJのカメラが入り、全編動画がこちら⬆︎でみることができる❣️
ぜひ、ご覧ください❣️

【フォーラム メンバー】
・連帯挨拶
 中富公一
(全国大学高専教職員組合〔全大教〕委員長、岡山大学教授)
・主催挨拶 南彰
(新聞労連中央執行委員長)
・講演 前川喜平
(元文部科学事務次官)「県紙・山陽新聞が果たすべき役割」
・パネルディスカッション
「山陽労組争議を通じて見える山陽新聞の課題、処方箋」
・報告 南彰氏
 山陽新聞の加計学園報道の特徴について
・パネリスト
 前川喜平氏
 三宅勝久氏(ジャーナリスト、元山陽新聞記者)
 藤井正人氏(山陽新聞労働組合書記長)
 コーディネーター :南彰氏
・山陽新聞労働組合から
 田淵信吾 委員長 加賀光男 副委員長


前川喜平氏の講演(➡︎概略は前記事を参照して下さい) の後、
南彰氏から、山陽新聞の加計問題報道が、
いかに抑制的だったかをパワポを使って、
時系列で他紙と比較しながら説明があった。(➡︎下の配布資料の通り)




パネルディスカッション(司会:南彰)は、
三宅勝久氏による 自己紹介、山陽新聞の加計報道の問題点
についてのお話からスタート❗️

三宅勝久
「1965年生まれで今53才なんですけども、
31才の時、1997年に山陽新聞 社会部に
社会人記者として入社しました。
それまではフリーで外国に行ったりしていたんですけど、
たまたま採用募集があったので、採用頂いたと。
まさにその年、97年に山陽労組に入るんですけど、
非常に感慨深いのはですね、
さっき南さんのお話にあった、取締役の日下さん、
この方と初めてお目にかかったのが今から20年前の
私が会社に入った時で、
当時 日下氏は、ー第一労組という第2組合の委員長を
されていました。
私が社会人採用で年長だったので、
組合に入らなきゃいけないというので、
オルグが第一労組に呼ばれまして、色々お話を聞いた後、
5人ぐらい同僚の記者がいたんですけれども、
~何か質問はないか?~と聞かれました。
皆さん黙っていらっしゃったので、
ここで沈黙するのも良くないだろうと、
私が手を上げて、思いつきで次のような質問をしたんですね。
~これから私たちは社会部で記事を書くことになるが、
もし経営者が俺たちの記事に口を出してきたら、
組合はどうしてくれるんですか?~と。
そうしたら、日下さんの顔色がサッと青くなったんです。
~とにかく福利厚生をしっかりやる~などと
ずっと関係ないことをお話なったんですね。
~いやいや、質問の答えになってません~と
しつこく私は3回くらい聞いたんです。
そのうちに、(日下さんの口から)山陽労組という言葉が出てきて、
悪口みたいな言葉がどんどん出てきてですね。
~で、どうなんですか?~という風に詰めたら、
~組合としては何もしません!~と言ったんですね。
要するに、経営者が記事に介入した時に何もしない、と仰った。

私も会社をクビになりたくないので、
あ、そうですか、と納めたんですけども。
その次の日から、私の住んでいる社宅に色んな人が来て、
~あんた、山陽労組に入るってほんまか?~と
色々情報収集が始まったんですね。
で、なんかこれは嫌だな、ということで、
結果的に、新聞労連に入っている組合がもう一個あるみたいだから、
そっちの方が何かと頼りになるかもしれないな、
という程度の理由で、山陽労組に入ったと。
それが、私と山陽労組の出会いです。
日下さんともそういう関係だったんです。

その日下さんが、20年経って、取締役になられて、
編集の責任を負う立場の役員ということで、
まさに さっき説明があったように、
今回の加計問題をめぐる報道というのは、
これはもう、非常に疑問を抱かざるを得ない報道を
山陽新聞はしている。
そして、色んな問題がここにある。
今、私が思っているのは、加計問題の全く解明されていない部分、
その糸口がここにあるのではないか!
これをそのまま有耶無耶にしてしまうのか、
あるいは、これを切り開いて
本当の真相に辿り着くことができるのか、
というのは、
一つは「山陽新聞と加計問題をめぐる〜加計孝太郎の記者会見」を
いかに世論と皆さんの力を合わせて、
こじ開けていけるのかという
端緒に着いている時ではないかと思います。


山陽新聞の会長の越宗さんが、
加計学園の理事であるということについて、
三宅勝久氏は山陽新聞に取材をしている。
それについて伺いたい。〜(南彰)

三宅勝久
「私は加計問題については、取材をするというよりも
報道をみて 酷えなぁ!という感想をもつ立場だったんですけども、
越宗さんというのは、どっかで聞いた名前だぞ!と。
私が山陽新聞で仕事をしていた時の編集局長をしていた方ですね。
わあ 社長になったのか、会長になったのか!
くらいに思っていたんですけれども、
加計学園の理事の名簿の中に、この名前があったもんですから、
これって、ちょっと不味くないの❓と思っていたわけです。
ところが、このことをどこも報道しないんですね。
その事に、ちょっと不満を感じていたんですね。
加計孝太郎さんがメディアに出てこないという事が言われていたので、
ちょっと冗談半分に、
〈日本中で単独会見できるのはここしかない。山陽新聞だぞ!〉
と言っていたわけですね。
そうしたら記者会見をやった。
やり方にも色々批判があったということなんですけれど、
それでもやっぱり、
山陽新聞の会長は(加計の理事を)やっている人間なんだから、
これは自作自演な訳ですね。
自作自演じゃないの?となぜ誰も言わないの?と。
そういう気持ちがあって、
じゃあこれを俺が書くしかないなということで、
とりあえず、これは〈ホントかどうか確認しよう〉じゃないかと。
で、お配りした資料の中にあるように、
一応、〈名前は一緒だけれども本当ですか?〉と確認するために
電話をかけた。
そうすると、30分くらい延々と電話をした結果、
山陽新聞の答えは〈わかりかねる〉と。(会場 笑)
〈よろしいですか?〉と言われても、よろしくない。
最初は、〈加計に聞け〉と言われたんですね。
〈加計にも聞くけどお宅の会長なんだから〉とひつこく食い下がって、
結局〈わかりかねる〉〈答えられない〉で、
ブチっと電話を切られた。
で、そうすると、
これはもう一番最初のところから確認ができないじゃないか
ということですね。
それで、どうしようかと思っていた時に、
実は山陽労組さんが、団交で、
〈加計の理事の越宗さんと山陽新聞の越宗会長は同じ人だった〉という事を
初めて裏が取れたと❗️

私は、これだけでも、今、組合員3人なんですけれども、
山陽労組の存在の社会的意義というのは極めて大きいと。
皆さん、そう思いませんか?
私はそう思うんです。
これは世論がすごく盛り上がってバーっとやってですね、
そうすればさすがの山陽新聞でも答えざるを得ないですよ。
ところが、世論がシーンとしているとですね、
こういう、〈しらばっくれ〉が平気で通用しちゃう訳です。


この加計孝太郎さんの記者会見をきっかけに、
加計学園の批判的なトーンというのは
一気に収束して行く訳なんですね。
それが、やり方は下手だったかもしれないけれども、
目的はかなり達成しているですね。
そこへ来て、労組というものを通じて、
〈まず第一歩の事実を確認できた〉ということは、
私としては良かったと思います。


普通、報道機関であれば、日々、取材する側が、
放っておいて下さい、わかりかねる、そういう対応で、
ハッキリしたのが、山陽労組と経営陣との団体交渉の場だった
という事で、この交渉を直接やり合ったメンバーのひとり、
山陽労組で書記長をやっている藤井さん、
その時のやり取りを説明して下さい。〜(南彰)

藤井さん(山陽労組 書記)
「この時のやり取りは、10月31日の団体交渉だったと思います。
この時、ちょうど加計孝太郎が2度目の会見をやった
タイミングに合わせて、この問題を追及しました。
先ほど見て頂いたように、山陽新聞の加計報道というのは、
非常に抑制的で、絶対に一面に持ってこない。
どんなにつまらないニュースでも、つまらないニュースを一面に載せて、
加計は後ろに引く、という報道をこれまで続けてきている。
あまりにも他所の新聞と比べて、
朝日や毎日と比べて見劣りがするじゃないかと追及しました。

そうすると、先ほど名前が出た 日下ですね、
編集担当の取締役でもある 日下 労務担当は、
〈地元紙なりのスタンスがあるんだ。
他紙と比べて扱いの大きさとか、
掲載面の違いがハッキリ出ているけれども、
別に加計に配慮しているつもりはない。〉と答えられました。
私が決定的だと思ったのは、社説なんですよ❗️
社説が去年一年間、まったく出てないんです❗️
一昨年の7月を最後にして、まったく出てないんです❗️
これは、おかしいだろうと。

これだけの問題になっていて、なんで社説が出ないのかと❗️
ということを追及したんです。
〈加計学園の理事を越宗孝昌会長が務めているからではないのか?〉と
〈それしか理由は考えられない〉と追及したんです。
僕はそんなことはニュースになると思っていなかったんですが、
日下氏が〈会長が理事をしているかどうかというのは、関係ない!〉
と答えられた。

これが初めて、いま三宅くんが言ったように、
越宗孝昌会長が加計学園の理事だった❗️ということが
証明されたという風になるんだと思います。」

山陽新聞が加計報道が抑制的だということは、
三宅さんも、山陽新聞の報道と高知新聞と比べられていて、
7分の1、8分の1…見出しだけ見ても
加計報道がされているのかどうかも分からない次元の扱いが
ずっと続いていました。
前川さん、役人の世界でも自分の所のトップが理事をしているのを
わかりかねる〜とかしますかね?
そんな会社をどう思われますか? 〜(南彰)

前川喜平
「新聞というのは営利企業としての経営があったとしても、
やっぱり公器であってですね、
公共のために行う仕事だという意識を忘れちゃいけないと思うんですよ。
メディアによってスタンスの違いというのはあっていいとは思うけど、
しかし、国民にきちんと伝える役割というのは放棄してはいけないし、
その限りにおいては、主権者である国民の立場を重視しつつ、
人権を保証する、そして、情報公開、透明性を重視する、
そういうことは必要なんですね。
一般企業以上にモラルが求められる。
仮にそれが営利事業だったとしても公共性を非常に強く持っている
ということが言えると思います。
まあ、隠蔽体質といって良いと思うんだけれど、
新聞社自体が隠蔽体質をもっているというのは、
非常に問題だと思うんですね。」

新聞労連の中にも、86もの労動組合が加盟をしているので、
意見の違いは多様です。
意見の違いや多様性は認めるんだけど、
やっぱり、事実が明らかにならないといけない。
説明責任や、前川さんが言われた透明性とか
そういうキーワードについては、
みんな共通して求めていこうとやっているが、
残念ながら、
山陽新聞はそういう事が報道機関にも関わらずできていない、
ということですね。
三宅さんが、ここに、加計問題で解明されていない事の糸口が
あるんじゃないかと言われましたが、
どんな風に思われているでしょうか?〜(南彰)

三宅勝久
「ここにいて、アレなんですけれど、
私は、山陽新聞にはあんまり期待はしていないんですよね。
そんな事よりも、〈安倍政権を覆っている黒い霧〉を晴らすことが
重要であってですね、申し訳ないですが、
山陽新聞がどうなろうと…。
労働者の生活というのは、それは大事ですよ。
それと会社は別の問題なので、そこは私は分けて考えているんです。

要は、あの場面というのは、
もう、安倍政権、安倍首相は〈あなたウソ言ってるでしょう❗️〉と
〈もうバレバレじゃないですか❗️〉と。
〈あなた、もう終わりですよ❗️〉と。
もう最後の場面、
もうコーナーに追い詰められてタオルが投げられるか
という状況だったわけですね。
さすがに忖度をしていたメディアも〈もう守りきれないね❗️〉と
いう時になって、私は冗談半分に岡山の知り合いと
〈世界中で唯一、加計孝太郎さんの独占インタビューできる会社を
知っているぞ!山陽新聞だ!〉と〈今こそ山陽新聞の出番だろう!〉と
冗談を言っていたら、本当にやっちゃったわけです。
でも、その会見の結果、なぜか、
安倍さんは、窮地を脱出したじゃないですか⁉️
ということは、ここで山陽新聞の果たした役割というのは、
KO寸前の安倍政権を、イカサマをやって救った‼️という、
決定的な役割を果たしたのではないか。
だから、安倍政権自体の加計問題のスキャンダルは、
もう 今の時点でどうなろうと、
どう見ても歴史的に決着がついた話かもしれないけれども、
それを救った〈ひとつの工作〉として、
この山陽新聞という企業とその経営者と、
そこに色々と利用され役割を果たした方々がいるが、
それがもうひとつのスキャンダルではないのか❓と‼️

これは、ジャーナリズムの、新聞の歴史にとっても
すごく大きな汚点となる、不正、スキャンダルなのではないかと思う。
それを、解明する作業は、まだこれからなんです。
そういう意味で私は、ワクワクしているところもある。
もうタイトルができちゃっているんです。
記者会見 (日下知章‼️)〉 という絵が見える。
労組の人がこの会場に人が集まるだろうか?とヤキモキしながらやった
そこが端緒だったじゃないですか!
だから、そういうのが読みたい見たいという
読者、視聴者の熱い思いがあればこれは実現するわけなんです‼️

韓国のメディアも労働者としても闘ってますが、同じことがある。
私たちもやらなきゃカッコ悪いじゃないですか。
そこに皆さんも力を合わせて〈日下〉を当てませんか!
すいません、余計なこと言って。
という風に思ってます。」

三宅さんが、編集・労務の担当をしている日下さんという取締役の
20年前のエピソードを紹介して下さったが、
経営者が記事に口を出してきても、守らない、何もしないと答えたと。
今回、日下さんが編集担当 兼労務担当になった時に加計問題が起きて、
会長が加計の理事を務めているという、
まさに経営と編集のスタンスが問われる状態になっている。
山陽新聞の中には、2つの労働組合があって、
「山陽新聞労組」が3人、「第1労組」が300人。
その3人がこの会場の300人の力を得たということにもなる。
物言う組合(山陽新聞労組)と、何もしない(第1労組)があるが、
キチンと物言う組合が苦労している。
前川さんは、メディアの中の労働組合をどう感じるか?〜(南彰)

前川喜平
「ちょっと アナロジーで考えたのが、私立大学ですね。
大学には学問の自由があるわけですけど、
大学の経営側が特定の教育研究に介入してそれをやめさせるとか、
特定の発言をしている人たちを冷遇するとか、
そういう事をする事があるわけですよね。
報道の自由とか、学問の自由とか、
まさに基本的人権として保障されるべきものが、
民間の企業の中でそれが実現できないとなると、
どうやってそれを救うんだ?という問題。
民主主義社会の中で何らかの解決策を考えないと、
国家そのものではないんだけれど、
中間組織という言い方があるかもしれないが、
それぞれの組織の権力関係の中で、
本来あるべき自由、報道の自由、学問の自由が奪われるという
こういう事態に対してそれをどう救ったらいいのか?という
問題があると思うんですよね。
労働組合にしても、学校教職員組合にしても、
単に自分たちの労働者としての権利を主張するだけじゃなくて、
それぞれの職能団体として自分たちの専門性に基づく
活動の自由を確保するという、
そのための力を持つべきだろうと思うんですよ。
私は、長いこと日教組と対決をする仕事をしたんですけども、
最近、日教組を応援しているんですけれど。
日教組だけじゃなく、他にも色々組合がありますけど、
日本全国、どこもかしこも組合が弱くなっちゃって、
特に物言う組合が弱くなっちゃって、
政権に擦り寄っていく組合が多くなっちゃっている。
それは、非常に危ないなと思っているんですよね。
職能団体として自分たちの仕事を守る、自由であるべき活動を守る、
そういうのは、組合の重要な役割だろうなと思いますし、
それは、単なる労働条件を良くするだけの
労働組合というのではなくて、
本来保障されるべき自由をどうやって確保するかという意味の
役割は大きいだろうなと今お話をうかがっていてそう思います。」

前川さんは、山陽新聞の実態を色々お聞きになって、
山陽新聞は、NIEにふさわしいと思われますか? 〜(南彰)
(※NIEとは、学校等で新聞を教材として活用し、
興味や関心の幅を広げる社会運動)

前川喜平
「加計問題以外では使えるんじゃないですか?
中国新聞と山陽新聞を2つ並べてみるというのは、
分かり易いですよね。
地方紙同士を並べてみるというのもあるし、
地方紙である山陽新聞と、
全国紙の朝日新聞とか読売新聞とを比べてみるというのも
あるかもかもしれませんけど。
えっと、ムネコシさんだったか、コシムネさんだったか、
あ、越宗さん、という会長さんが、加計学園の理事だというのは、
これは、〈利益相反〉ですよ‼️
加計学園問題の問題性を追求する側の一番トップが、
加計学園の外部の人材だというのはね、
こういう構図があったとしたら問題で、
加計学園の問題が国政を揺るがすような問題になっている時に、
この会長さんが、そのまま理事でいたというのが
信じられないですよ❗️
やめるべきですよ❗️
山陽新聞の公平性ってことがまさに疑われちゃうじゃないですか。
当然ですよね。
学校の理事になっちゃいけないとは言わないけれども、
こういう問題が起きた時に、居続けるというのは、
メディアの人間として、感覚がおかしいと思う❗️

絶対、辞めるべきだと思う❗️
辞めているんだったら(NIEに)使っても良いと思うんだけども。
ただ、山陽新聞だけじゃなくて、
論調の違う少なくとも2つの新聞を入れるというのは、
NIEには必要だろうと思ういます。」

山陽新聞が地元でいくらシェアがあるといっても、
公平性という信頼が崩れたら、もう明日はないと思う。
そこを山陽労組のメンバー言及してきたにもかかわらず、
それを受け止めなかったというのは、非常に深刻だ。
(会場から質問)
↪︎加計問題が下火になってきているが、
市民はどうしたら良いか?
三宅さんどうですか? 〜(南彰)

三宅勝久
それはもう、
〈越宗さんの記者会見〉しかないと思います、それは。

前川さんがせっかくお目にかかって、
越宗さんが加計の理事だったと分かったのは、
加計学園のHPにそれが公表されていたからなんですね。
学校法人っていうのは、凄い補助金をもらって、
ほとんど補助金で運営しているものですよね。
ところが、この理事、役員を誰がやっているかというのは、
情報公開請求すると、学校法人自身が公表した名前以外は
黒塗りなんです。
たまたま、加計学園が役員を公表していて、
その中に越宗さんの名前があったから
確認できただけの話で、全く公表しなかったら、
いくら山陽新聞が加計と関係ありそうだと思って情報公開請求しても
越宗さんの名前も黒塗りなんですよ。
私も越宗さんの問題も追求しようがなかったかもしれない。
順正学園という、
加計孝太郎さんのお姉さんがやっている学校法人の役員を
誰がやっているか、を岡山県に情報開示請求しました。
そうすると、理事長以外の名前は全部黒塗りです。
この中に、場合によったら、
山陽新聞の役員の名前がある可能性は否定できないと
いう問題もあるわけなんですね。

市民は、加計問題を報道しないような新聞は買わないぞ!と、
NHKもそんな放送するんだったらもう受信料払わないぞ!と
まさに消費者としての権利を行使する以外
ないんじゃないでしょうか。」

前川喜平
「加計学園問題というのは、忘れちゃいけない問題だと思いますね。
結局、持久戦、長期戦で、水かけ論で、有耶無耶にするという
政権の戦略にうまく乗っかってしまったという…。
安倍政権というのは、〈国民は愚か者だ〉と思ってるんですよね。
ずーっとやっていると、〈いずれ忘れる〉とそう思っている。
〈国民は愚かである〉という認識で国政を運営しているのが
今の政権だと思います。
ここにいるような人たちは愚かじゃないと思うんですけど、
この外にいる人たちは、かなり愚かでですね。
もうそんな話、旬じゃない、加計の話なんかもういいだろう、
みたいなそういう話で済ます。
結局、忘れ易い人たちを相手にするメディアは、
今更、報じたって売れないだろうという考えが働くんでしょうね。
ここにいる人だけでも、加計学園問題は忘れないでいてほしい。
これは、権力者が国民を裏切った大きな事件なんですから、
それは忘れてはいけないと思うんですよ。
それと、山陽労組のような組合が、
一般読者にどういう声かけをするかという、
それはこういう集会がまさにそういう現れなんでしょうけれども、
新聞紙面以外の形でのつながりを作っていくというのは、
充分あり得るのじゃないかなと思いますね。
広範な市民の支持を受けて、
紙面にそれが少しでも社内で反映できるように
頑張るという事なのかなと思うんですね。

それと、
さっきからちょっと疑問に思ってたんですけど、
山陽新聞って誰が株主でしたっけ?
経営に対して直接 モノが言えるのは株主だろうと。

株主の側から声を出すという方法はないんだろうか?と
思いましたけれませんけどね。」

株は、地元企業、銀行とかゼネコンとか、
そんなに沢山じゃないんですけど、
銀行とか建設会社が持っていますね。 〜(藤井さん 労組 書記長)

※wikiによると、主要株主は、
佐々木勝美(会長)
大王製紙
天満屋 (伊原木県知事一族の百貨店)
中国銀行


山陽新聞は、一握りのオーナーが握っている会社ではなく、
会長も社長も会社の中で上がって来た人なんで、
株主だって市民なわけですから、
山陽労組という市民の受け皿があれば伝わっていくはずだし、
実現可能だと思うんです。
今日は300人のキャパに、400人お集まり頂いて、
別室も含めて400人お集まり頂きました。
本当にありがとうございます。〜(南彰)


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●安保法制に反対に立ち上がった憲法学者
中富公一 (岡山大学教授)❗️


国会に参考人として招致された憲法学者3人、
(長谷部恭男、小林節、笹田栄司)が「安保法制を違憲」と表明し、
その後、憲法学者が安保法制に反対する声明を出し、
再三再四の声明を出すたびに巨大な声となったが、
岡山大学の憲法学者・中富公一教授も第1回目の声明から
賛同者として名を連ねていた‼︎
安保関連法案に反対する憲法研究者
2015/06/05 呼びかけ人38人+賛同人197人


●ガースーの天敵!朝日新聞 社会部記者
南彰❗️(現在は新聞労連 会長)


南 彰 (みなみ あきら)
朝日新聞記者
1979年生まれ。慶應大学 総合政策学部 卒。2002年朝日新聞社入社。08年から東京政治部、大阪社会部で政治取材を担当。自民党の青木幹雄・元参院議員会長を担当した09~10年、出雲の政治風土をつづったルポ「探訪保守」を執筆。共著に『ルポ・橋下徹』(朝日新書)。昨秋から政治家らの発言のファクトチェックに取り組む。
08年から政治取材を担当し、青木幹雄氏の地元・出雲をルポした連載「探訪保守」などを執筆。共著に「ルポ・橋下徹」「権力の『背信』-森友・加計学園問題スクープの現場」(朝日新聞出版)。寄稿で「歴代官房長官会見を500回以上取材した記者が見た“ガースー決壊”」(文春オンライン)など。
https://blogs.yahoo.co.jp/overthewind999/66123454.html

森友問題に続き、
2017年3月頃(3/13 参院予算委 福島瑞穂 質疑)から
いよいよ加計問題が加熱する中、
政府は、WGの議事内容は「すべて公開し、透明性が高い」
「一点の曇りもない」と説明していた。

ところが、
朝日新聞が、2017年8月6日、
この政府の説明を翻すスクープ記事↓を打った‼️

https://www.asahi.com/articles/DA3S13074457.html

〜2015年6月5日に行われた国家戦略特区WGによる
愛媛県と今治市ヒアリングの際、
《加計学園の幹部ら3人が同席》していた。
複数の出席者によると、
〈教員確保の見通しなどについて学園側と質疑が交わされた〉というが、
今年3月に公表された議事要旨には載っていなかった。〜

このような内容の朝日新聞のスクープ記事に対し、
即日、政府側は、WG八田達夫座長の署名入り、
問合せ先 内閣府地方創生推進事務局 TEL 03-5510-2151として、
「国家戦略特区WG(平成27年6月5日)の議事要旨について」
(2017年8月6日)

という説明の文書を発表し、
翌日の8月7日には、八田達夫座長は記者会見を行なった。

そして、8月8日のこの「ガースー vs 朝日のミナミ記者」の対決となったのだ。



(22:35〜)朝日新聞の南彰 記者の質問

南 記者
「歴代のとくに保守の政治家は、
歴史的検証に耐えられるようにということで、
公文書管理の管理ということは
かなり力を入れてこられたと思うんですけども。
そのなかでですね、ある政治家の本では、
『政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、
議事録は最も基本的な資料です。
その作成を怠ったことは国民への背信行為』と、
そういうことをおっしゃっている政治家もいるのですが、
これを本に記されていたのはどなたか、官房長官はご存知ですか❓」

菅官房長官
「知りません」と一蹴。
南 記者
「これは、官房長官の著作に書かれているのですが」
(南 記者のカウンターパンチ👊お見事❣️)


●黒い霧白い霧…絶品好奇心ルポライター
三宅勝久(フリージャーナリスト)❗️


三宅勝久 (みやけ かつひさ)
1965年岡山県生まれ。大阪外大イスパニア語学科(現大阪大学外国語学部)卒。ブログ「スギナミジャーナル」主宰。フリーカメラマンとして中南米・アフリカの紛争地などを取材、『山陽新聞』記者を経て2002年からフリージャーナリスト。「債権回収屋G野放しの闇金融」で第12回『週刊金曜日』ルポルタージュ大賞優秀賞受賞。2003年、同誌に連載した武富士批判記事をめぐって同社から1億1000万円の賠償を求める訴訟を起こされるが最高裁で武富士の完全敗訴が確定。不当訴訟による損害賠償を、同社と創業者の武井保雄氏から勝ち取る。
著書に『サラ金・ヤミ金大爆発 亡国の高利貸』『悩める自衛官 自殺者急増の内幕』『自衛隊員が死んでいく 自殺事故〝多発地帯〟からの報告』(いずれも花伝社)『武富士追及 言論弾圧裁判1000日の闘い』(リム出版新社)』『自衛隊という密室 いじめと暴力、腐敗の現場から』(高文研)『自衛隊員が泣いている 壊れゆく〝兵士〟の命と心』(花伝社)『日本を滅ぼす電力腐敗』(新人物文庫)『債鬼は眠らず サラ金崩壊時代の収奪産業レポート』『司法が凶器に変わるとき 「東金女児殺害事件」の謎を追う』(いずれも同時代社)『税金万引きGメン』(若葉文庫)『日本の奨学金はこれでいいのか』(共著、あけび書房)など著書多数。
近著『大東建託の内幕 “アパート経営商法”の闇を追う』
MyNewsJapan」寄稿多数

●正義の味方の味方❗️
前川喜平 (前 文科省事務次官)


前川喜平 (まえかわ きへい)
元・文部科学事務次官。現代教育行政研究会代表。1955年、奈良県生まれ。東京大学法学部卒業。79年、文部省(現・文部科学省)入省。94年、文部大臣秘書官。2010年、大臣官房総括審議官。12年、大臣官房長。13年、初等中等教育局長。14年、文部科学審議官、16年、文部科学事務次官。17年、退官。加計学園問題を巡り、2017年(平成29年)5月25日に記者会見を行い、加計学園による獣医学部新設の件で、文科省から流出した文書を本物であると証言し「権力による行政の私物化」に抵抗した。現在、自主夜間中学のスタッフとして活動しながら、講演や執筆を行っている 。
ブログ 前川喜平の「奇兵隊、前へ!」