【伊勢崎賢治アヒンサ&米陸軍アメリカンハート】トランプ商談〜アイゼンハワー演説 ケネディ暗殺 | ☆Dancing the Dream ☆

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◾️国防にとって
最大の脅威は、国難 安倍 💢
米陸軍は 非対称戦の泥沼の愚を
回避したい
by 伊勢崎賢治


米朝関係の影響力において、
トランプ隷属姿勢を露わにしている安倍は、
習近平に比べれば、論外の存在で、
トランプにとっては、良い鴨ですが、
東アジアの安全保証、
日本の国防にとっては一番の難物ですね。
安倍は、まさに国難です。


伊勢崎先生、益々惚れ直す❣️カッコいいーー❣️ オリジナル曲『アヒンサ 非暴力』鳥肌恋の矢
ジャズヒケシ 伊勢崎先生のライブは動画でよく聴かせてもらってますラブラブ音譜
伊勢崎賢治「僕は決心しました。韓国と協力して、
      日米地位協定と 米韓地位協定を同時に変えてみせましょう!
      それをライフワークにするつもりであります。」


トランプの東アジア訪問の前に、
元国連職員の紛争解決請負人とも言われる
安全保障のプロ、伊勢崎賢治先生は、
アメリカ陸軍太平洋地区の最高司令官のロバート・ブラウン大将に、
太平洋地区の32カ国の陸軍の最高司令官だけを呼んだ会議で講演を頼まれ、
ソウルに招かれたと言います。
テーマは、[Non traditional war (非対称戦)]について。
「開戦した場合のコストとリスクを将軍たちに教えてくれ」との要請。
つまり、アメリカ陸軍は、
戦争の回避を望んでいるのです。

戦争というものは、敵国の政権を倒すだけで終わりではなく、
その後に統治ができて初めて、
戦争に勝利し戦争が終わったと言えるわけですが、
アメリカが統治に成功したのは、日本だけなのです。
アメリカは、ベトナム、アフガニスタン、イラク、全部
統治に失敗しています。

仮に、朝鮮戦争を開始した場合、
アメリカの技術では金正恩を殺し、政権を倒すのは、簡単なこと。
しかし、トップの首を落としても、200万の兵士がいて人民がいる…
彼らは簡単に投降するわけがない。ゲリラ化する…
そして終わらない内戦になる …
これが、国家対国家の Traditional war が終わった後の
Non traditional war で、この戦争は終わらない。
その時に戦場になるのは、朝鮮、あるいは、日本です。

アメリカの陸軍の太平洋地区の32カ国の軍人トップが、
「戦争を回避するための会議」を開き、

実は、日本の自衛隊の幹部経験者のOBたちの一部も、粛々と
同じく「戦争を回避するためのキャンペーン」を始めているとも言います。

なぜなら、自衛隊には、戦争をするためには大きな不備があるからです。
自衛隊は、戦争をするための法整備がされていません。
まず、自衛隊には、交戦権がない。(憲法9条2項)
従って、海外に送った自衛隊が戦時国際法、
国際人道法違反となる軍事的過失を犯したときの軍法もない。
実は、PKOは、1999年から戦争(交戦の主体になる)することが
可能になったので、自衛隊は、憲法上PKOには参加できないはずでした。

南スーダンPKOの自衛隊の日報が隠蔽されたのも、
このような状況に置かれた自衛隊を派遣すると決めた
政府の責任問題になるからです。

全く無能な安倍政権の暴走が、
いかに国防にとって脅威であるかということです。

◾️トランプと習近平の商談
3つのディール
アメリカは来夏まで北朝鮮攻撃を待つ


果たして、米朝は開戦となるのか?

無能な安倍政権 日本との外交交渉よりも
重要なのは、トランプが中国の習近平と
どのような外交交渉を行ったのかです。

以下は、
中国を中心とした東アジア問題の専門家、近藤大介氏の
2017.11.14 現代ビジネス記事↓を読み 要約した内容。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53488

2017年11月9日のこの中米首脳会談は、
「習近平外交勝利」の記念すべき日となったという。

習近平がトランプにスーパー・ビッグディールを呑ませ、
中国がアメリカと互し、
習近平が 「ユーラシア大陸の覇者」になった日なのだと。

習近平とトランプの首脳交渉の3大テーマは、
[a 貿易不均衡][b 南シナ海][c北朝鮮]だったが、
習近平の優先順位の一番は、[b 南シナ海]であり、
トランプの優先順位の一番は、[a 貿易不均衡]だった。

取り引きは、
2017年4月にトランプが別荘マー・ア・ラゴに、
習近平を招いた初 中米首脳会談のときから始まっていた。

まず、4月の会談で、
トランプが、習近平にビッグディールをもちかけた。
トランプは、中国に[b 南シナ海]を委ねるとした。
そして、中国は、トランプに米朝開戦を待たせるために
北朝鮮に働きかけることを約束した。

中国は、12月11日から北朝鮮製の繊維製品の輸入禁止、
液化天然ガスなどの北朝鮮への輸出禁止、
来年の北朝鮮への石油製品の輸出を
24万トン以下にすることを9/22に発布。
また、北朝鮮の中国との合弁企業を120日以内に閉鎖することを
9/26に発布し、制裁を行った。

そして、11月の会談で、
今度は、習近平が、トランプに
スーパービッグディールをもちかけたのである。
習近平は、アメリカに[a 貿易不均衡]を是正する約束。
そして、推測されるのは、
トランプは、来年11月の中間選挙に向けて
金正恩政権を崩壊させるか核開発を断念させるかして、
外交成果を得たいので、
北朝鮮攻撃の延期がギリギリ可能なのは来夏までであるということ。
つまり、アメリカは来年夏まで北朝鮮への攻撃を
延期することを約束したと考えられる。

【中米外交 3大テーマのディール】
a貿易不均衡
 中国はアメリカに大幅に譲歩し、
 2535億ドル=28兆7800億円の対米投資やアメリカ製品購入を契約。
b南シナ海
 アメリカは中国に南シナ海の優先的領有を任せる。
c北朝鮮
 中国はトランプのアジア訪問中は北朝鮮のミサイル実験を抑えさせ、
 アメリカは少なくとも来年夏まで北朝鮮を攻撃をしない。


今までのアメリカの外交の伝統とは異なり、
トランプは[外交を商談のように行う]
このトランプ外交のスタイルは、
結果的に東アジアの平和をカネで買った形の習近平にも
共通するものだったということでしょう。

◾️自由・民主・人権
アメリカンハートはどこへ?
アイゼンハワー退任演説
J・F・ケネディ暗殺


アメリカの伝統とは、
自由・民主・人権などの普遍的理念を重んじること。

外交も、理念を重視するものであり、
実利主義の商談のようなトランプ外交とは、
全く異なるものでした。

正に このような未来を危惧し、
【軍産複合体】の存在を初めて警告したのは、
アイゼンハワー大統領でした。

1961年1月、大統領退任演説で、
「軍産複合体 =Military-industrial complex, MIC」が
民主主義への脅威になっていることを訴えました。

アイゼンハワーは、ノルマンディー上陸作戦を成功に導いた
連合軍総司令官であり、生粋の軍人であり、
軍人であるだけに、逆に不要な武力の行使や
安易な軍拡競争には慎重だったのです。

日本への原爆投下にも、トルーマンに反対しており、
核軍備を増強することは防衛には役立たない、
国防に関する恐怖心をあおることは、
国の安全保障にとっていいことではないと考えていたと言います。


アイゼンハワー 退任演説 1961年1月17日
「軍産複合体 =Military-industrial complex, MIC」の存在を指摘

In the councils of government, we must guard against the acquisition of unwarranted influence, whether sought or unsought, by the military-industrial complex . The potential for the disastrous rise of misplaced power exists and will persist. We must never let the weight of this combination endanger our liberties or democratic processes. We should take nothing for granted. Only an alert and knowledgeable citizenry can compel the proper meshing of the huge industrial and military machinery of defense with our peaceful methods and goals, so that security and liberty may prosper together

政府の委員会で、求められているか否かに関わらず、私たちは軍産複合体による不当な影響力の取得を防がなければなりません。間違った力の悲惨な台頭の可能性が存在し、また存在し続けるでしょう。私たちは、この軍産複合体の影響力が私たちの自由や民主的プロセスを決して危険にさらすことのないようにしなければなりません。何ごとも確かなものは一つもありません。用心深く知識豊かな市民だけが、巨大な軍産機構を平和的な手段と目的に適合するように強いることができるのです。その結果として安全と自由とが共に維持され発展して行くでしょう。」


アイゼンハワーの退任演説の3日後に、
ジョン・F・ケネディが大統領に就任した。

ケネディは、
対キューバ政策や対ソ連政策、対ベトナム政策において
軍産複合体の利益と正面から衝突した。

1963年11月22日12時30分、ケネディ暗殺。
テキサス州を遊説中、
ダラス市パレードの最中に襲撃され死亡。

2039年に公開するとされたケネディ暗殺に関する資料は、
1992年に制定されたJFK暗殺記録収集法によって、
2017年10月26日に全て公開されることが決定していた。

しかし、国家安全保障上の懸念を理由に、
複数の情報機関の求めから一部は非公開となった。
公開された内容は、真犯人を特定するような
決定的な「新事実」というのは明らかになっていないが、
当時のFBI長官で実力者のエドガー・フーバーのメモの存在が話題になった。
フーバーは、最初に実行犯として逮捕されたリー・オズワルドが
殺されて憤慨していたという内容のメモである。
つまり「フーバーは陰謀を隠したかった」という
読み取りができるという程度のもの。

ジェイムズ・W・ダグラスの『ジョン・F・ケネディはなぜ死んだのか』は、
入念に調査して、公開されたファイルより遥かに多くのことが著されている。

ケネディは、CIAに謀殺されたのだ。
CIAによるキューバ侵攻作戦の
反カストロ政権の亡命キューバ人ゲリラ部隊が
上陸侵攻したピッグス湾において、
ケネディは後方支援を認めず、
兵士たちは孤立して制圧され計画は大失敗に終わった。
それをきっかけにCIAはケネディと対立し、
暗殺するに至ったというものだ。
 
元々、ケネディは、最前線に立つ米ソ冷戦の最高司令官であり、
平和主義とは言えなかったケネディが、キューバ危機、
すなわち核戦争の危機に直面し、
ケネディは軍縮路線に転向したのだ。

それによって、米軍やCIA、軍産複合体から激しく対立した。
同じことが、ソ連のフルシチョフにも起きていた。
フルシチョフは、軍事負担を削減し停滞した社会経済を改革しようとして
党と軍産複合体の抵抗にあった。
キューバ危機の渦中、
フルシチョフは、グロムイコ外相に
「ケネディを助けたいと思っていると彼に伝えなければならない」
「我々には、戦争へと追いやろうとする連中から世界を救おう
という共通の大義がある」と語ったという。
ケネディはソ連と核実験禁止条約を締結し、
キューバのカストロとも接触し、反対するCIAや軍関係者を退け、
冷戦終結に向かおうとしたのである。