アサド政権が自国民に行っているのは、
今世紀で最大の大量虐殺だ。
暗号名「シーザー」
シリアの軍警察に所属し、
科学捜査用の写真撮影するカメラマンが、
仲間とともに2年間「601病院」で撮り続けたアサドに虐殺された人々の5万枚を超える遺体写真を持って2013年に西側に亡命し、米議会に提出。
シーザーの亡命は、事情聴取した欧米戦争犯罪捜査員やシーザーの支援活動家によると、反体制派の「自由シリア軍」が、シーザーを国外に脱出させる間、政府の目をごまかすため、シーザーの死亡を偽装して協力したという。
シーザーは、2014年に米議会で証言し、
2016年7月米国の国会外交問題委員会は、
(シーザー シリア民間人保護法)の制定に向け、超党派で動き出した。
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国際社会は、アサドによる化学兵器の使用さえも看過してきた。
また、衝撃的なパリの襲撃事件から、シリア民間人を救うためにはアサドを打倒することが第一という視点を見失い、ISを標的にする対テロ戦争に扇動されている。
ロシアは、英雄的に"対テロ"に乗り出し、ISを空爆すると見せかけたが、実際に行ったのは、他の反アサド勢力、シリア市民への空爆だった。
これによって劣勢だったアサド政権を立て直した。
国連の元で結ばれた停戦合意の後も、アサドとロシアは、約束を違い実際は空爆を続行。現在もシリアでは民間人が殺害され続けている。
トルコによるロシア軍機が領空を侵犯したとして撃墜事件があったが、
トルコが、ISもシリア軍機も排除した国境付近の安全地帯を設ける構想を持っていたことに、ロシアが反発して仕掛けた工作とも見られた。
小泉悠氏のニューズウィーク日本版に掲載されていた『ロシアは何故シリアを擁護するのか』によると、
ロシアが軍事介入を行ってまでアサド政権を支える大きな理由は、"エネルギー資源"でも、"武器市場"でも "基地"でもないという。
ロシアがシリアを擁護する理由は3点、
ロシアがシリアを擁護する理由は3点、
①現在のシリアはイランと並ぶ貴重な中東の友好国。これを失いたくない。
②シリアはこれまで続いてきた中東の体制転換の波を押しとどめる防波堤である。
②シリアはこれまで続いてきた中東の体制転換の波を押しとどめる防波堤である。
③シリア紛争に参加しているチェチェン人義勇兵の勢力拡大を恐れている。
ただし、ロシアが必要としているのは、親露友好路線を堅持するシリアであって、必ずしも、アサド政権である必要はない。
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現在、米オバマとトルコは、
ロシアに阿る動きを見せている。
オバマは、対テロにおいてロシアと連携する提案を。
トルコは、ロシアとの関係修復を。
これは、アサドを利することになる。
つまり、
上記の決死のカメラマン・シーザーの告発を受けて、アサドを制裁する法案を制定しようとする米議会と対立する動きとなる。
US intelligence official: 'It isn't clear' why Kerry thinks US and Russia can work together in Syria
(アメリカ諜報機関の職員:「解せない」ケリーは何故、アメリカとロシアがシリアに一緒に働くことができると考えているのか?)
Pentagon Resists Obama’s New Plan to Work With the Russians in Syria
(ペンタゴンは、シリアでロシアと一緒に働くというオバマの計画に反対している。)
Turkey Seeking to Restore Normal Relations with Syria: PM
(トルコはシリアとの正常な関係を回復することを模索している。)
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そして、7/15-16
トルコでクーデターか=軍が展開、群衆に発砲も―「権力掌握」と宣言
イスラム系与党・公正発展党(AKP)の実権を握るエルドアン大統領が強権化を進める中、「世俗主義」の守護者を自任する軍の中で不満が高まったことが一因か。