AIIBをめぐる米中暗闘と
紅い皇帝
4月3日金曜夜10時、第46回のゲストは、
東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授の遠藤誉さんです。
『チャイナ・ナイン』『チャイナ・セブン』などのベストセラーで中国を分析されてきた遠藤さんが、アジアインフラ投資銀行(AIIB)をめぐる米中の暗闘を徹底解説します。 遠藤さんは「中国は一党支配体制を維持するため腐敗撲滅に力を入れているが、同時に一党支配を批判する言論を激しく弾圧している。しかし言論弾圧の中では腐敗は撲滅できない。言論を弾圧する一党支配があるからこそ、腐敗は生まれるのだ。そこには中国の根本的な矛盾がある」と言います。そして、言論の自由のないところに、国際金融センターは似合わないとも言います。 国際金融センターをアメリカから北京と上海に移そうとしている中国。その中国が主導するAIIBに、イギリス、ドイツ、フランス、イタリアが雪崩を打って参加を表明しました。その切り崩しの背景とは? 水面下では米中によって何を行われているのか? 「習近平の力は、政権スタート時から毛沢東を越えている」と遠藤さん。 「紅い皇帝」習近平が激しく進めている反腐敗運動の狙い、それは第一義的には「紅い王朝」の崩壊を防ぐという目標だったが、いまや国際金融界の覇者となる条件を整えるための最後の一手を打とうとしていると遠藤さんは言います。 中国の戦略とチャイナ・マネーが勝つのか、「自由と民主」に勝つのか。 遠藤さんの分析を伺います。