クルト・ヨースとピナ・バウシュ | ☆Dancing the Dream ☆

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クルト・ヨース(Kurt Jooss)振付「緑のテーブル―死の舞踏
1932年に創作、パリで初演されたバレエの歴史的作品。
平和会議には必ず使用される「緑のテーブル」を用い「反戦」をテーマとした。

舞台の真中に緑のテーブルが置かれ、
両側にグロテスクな仮面をかぶり、
奇怪な化粧をした男たちが5人ずつ、怪しげな会話をしています。
平和会議のテーブルについた男たちの会話は平和とは程遠く、
戦争の足音に聞き耳を立て、火薬の匂いを敏感に嗅ぎとって、
それを金儲けのタネにしようと企み、
両側の男たちは対立しているようで、利害に敏く、
実は裏では手をつないでいます。

ヨース (1901~1979) は、ドイツ人ダンサー、振付家。
広く舞踏団やダンスシアターの創始者と言われています。
1933年、ナチスに協力者であったユダヤ人作曲家フリッツ・コーエンとの絶縁を命じられ、それに叛いたとしてドイツからの亡命を余儀なくされます。ヨースはオランダを経てイギリスに逃れ、そこで活動を続けます。1949年になってようやくドイツに帰ったヨースはエッセンに落ち着き、その後19年に亘って創作活動を続けます。そのかたわら後進を育てることにも心血を注ぎ、ピナ・バウシュは、ヨースが教えるエッセンのフオクヴァンク芸術大学で学び、そのバレエ団に所属しました。

ヨースはバレエの伝統に科学的な身体訓練理論と、身体が表現する極限の動きを開発し、独自のメソッドを作り上げました。ピナは、コンテンポラリーダンサーにとって最も大事な重力、空間、時間また感情、そして科学を結びつけた、すぐれたメソッドとして、ダンサーの訓練に採用し、毎朝のクラスを行いました。