
年末からひいていた風邪がやっと治って、
梅干しとお粥さんが美味しい!


と感じている てんです~^^
今日は、
フロイトの『モーセと一神教』のお話しです。
マイケルジャクソンは、非常に読書家で、
多方面に渡る知識をもつ、大変知的な人物であったことは、
今更言うまでもありませんが、
マイケルの蔵書の一部は、公開され、
彼が、どんなことに興味をもち、研究していたかは、
ある適度知ることができるようになりました。
私なりにマイケルジャクソンを研究するうちに・・
マイケルという人は、感銘を受けた書物から、
また、直に学んで身に着けたことから、最大限に、実際に役立て、用いる。
つまり、得た知識を見事に自分の仕事に生かしているのだ!ということに、
気づき、本当に驚かされます。
時々にインプットしたことを、自分の中で消化し熟成させて、
自分の仕事にアウトプットする。
彼の50年の人生は、その連続だったように感じます。
学び続け、彼の身体を通過し芸術へと昇華させたものを
世の中に与え続けたのですね。
緻密に紡がれた織物のような彼の楽曲の、その糸を、丁寧に解きほぐしてみると、
彼が得た知識のエッセンスが、
多重構造で、隠されて織り込まれているのを発見し、
彼がどれほど勉強家であったか、どれほど知に歓喜し感動し尊んでいたかを
感じることができるのです。
難解な学問的な内容も、彼の芸術に姿を変えて提示されると、
なぜこれほど強烈に衝撃を感じ、
おいしい水のように身体に沁み込むのでしょう!!
「表現」のことを"representation"と言いますが、
"re-presentation表現"とは、re再度、 presentation授与すること。。
こう考えると、改めて、彼は史上最強の「表現者」だと感じます。
さて、彼が、学び、"representation"を試みた、
その一群に、心理学があります。
ユング、フロイト。
彼は、熱心に心理学を勉強していました。
私は、彼が学んだ心理学のエッセンスが、
彼のあらゆる楽曲、映像表現に
織り込まれていると常々感じてきました。
そのことは、今までも度々このブログでも書いてきましたが・・
今、思いつくものをランダムに挙げてみるなら、
・ブラホワの地下室パンサーのエス(イド)。。
・インクロの貯水庫のエス(イド)。。
・デンジャラスの自我と超自我が対話するダブルシルエット。。
・ユロクマの地下室 自己投影ダンスの女(アニマ)。ボクサーの父親殺し。。
デンジャラスのアルバムジャケットの絵も
そのうちかもしれません。
他にもあったかも?沢山ありますね。。
こうして見ると、
マイケルは、デンジャ期に、最も心理学に影響を受け、
以降このような表現が見られるようになったようです。
そして、
今日のテーマ、フロイトの『モーセと一神教』
ドイツ語・原題『Der Mann Moses und die monotheistische Religion』、
これは、フロイトが80の傘寿にさしかかろうとする最晩年に書かれた
彼の遺書とも言われる、奇怪な・・thlillerな、書物です。
おそらく、マイケルもこれを読んだにちがいありません。
・・・というのも、
マイケルの『Remember the time』という楽曲を紐解くことで、
私は、「歴史の真実」について考える糸口を得たのですが、
驚いたことに、
私が『Remember the time』で見い出した、
マイケルは「宗教の隠された歴史」を主張している・・という仮説が、
フロイトの『モーセと一神教』の内容と同方向のものだということが
解ったからなのです。
同じような内容のことが書かれている書物は、
他にもあるかもしれませんので、
マイケルがフロイトの『モーセと一神教』にのみ影響を受けて、
『Remember the time』を書いたと言えるかどうかは解りませんが、
少なくても、
「改竄された歴史」の指摘を試みるマイケルの『Remember the time』と
フロイトの『モーセと一神教』という二つの作品は、
無関係ではなさそうなのです。
フロイトは、「ユダヤ人に対する差別」の根源について考え、
『モーセと一神教』を書き、
マイケルは、「黒人に対する差別」の根源について考え、
『Remember the time』を書いたのです。
そして、二人は、同時に「個人史」と、世の「歴史」を重ね合わせ、
「個人の精神分析」と「人類の精神分析」を重ね合わせるのです。
時を隔てた二人の才人が、こうして繋がっていき、
彼らが遺したものを今を生きる私たちが受け取る機会を得る。
こうして時空を超えたコミュニケーションが、新しい歴史を生み出している。
デンジャラスの次に発表されたアルバムのタイトルの『HIStory』の、
"His Story" と"HIStory"というダブルミーニングを用いた
謎かけを解くヒントが、ここにあるような気がします
次項では、『モーセと一神教』の内容と、
『モーセと一神教』と『Remember the time』の関連性について、考察します。
長くなるので、詳しくは、つづく・・・・。