マイケルが、楽曲とともに制作した映像作品は、
2010年、ショート・フィルムの総集編「VISON」に
ジャクソンズ時代のものを含め、42本が収められました。
たぶん、最も早期のSFは、ジャクソンズの80年の「Can You Feel It」、
79年「Rock with You」 「Don't Stop 'Til You Get Enough」あたりでしょうか。
このたった数年後の82年「Thriller」は、音楽の世界、全てを変えてしまいます。
そして、生涯に制作された映画は、3本。
1986年『キャプテンEO』、
1988年『ムーンウォーカー』
1997年『Ghosts』。
彼自身が、熱狂的な映画ファンであり、
音楽とともに、映像に、どれほどの情熱を傾けてきたかは、
これら、数々の作品を思い浮かべるだけで圧倒され、理解できます。
殊に、世界中に衝撃を与えた、あの怪物「スリラー」に、密かに散りばめられた、
ヴィンセント・プライス映画の向こうに見える、これまた、怪物のように不滅の芸術家、
エドガー・アラン・ポーへの思いの強さを感じます。
おそらくは、マイケルが大爆発する「スリラー」制作の時点で、早やすでに、
Short filmを超えて、いつか必ず、ポーの映画を撮るVISONを
持っていたのではないか。。そう思われてなりません。
ポーの代表作、「大鴉」。。。
マイケル、生涯最後のアルバムの最後の曲、
『 Threatened 』は、
マイケルの「大鴉」 なのだと思うのですよね。。
カ~~!カ~~!って、
鴉の鳴き声で始まるんです。。この曲。。
そして、トワイライトゾーンのロッドサーリングのナレーションが始まる・・
そしてですね・・
「スリラー」と、「スリレンティッド」には、
19年の時間の隔たりがありますけれど・・
このふたつの「スリ thr」の曲を、くっつけて、続け並べて、聞いてみますと。。・・・
「スリラー」の最後は、ヴィンセント・プライスのナレーションですよね。。
“ただ死ぬべき運命の者が
スリラーの悪に抵抗できるはずがないのだから チャチャンチャ~ン!
アーッハッハッハッハッハッハッ”
つまり、マイケルは、死ぬべき運命ではない不死身の者。(たしかに、彼は不滅ですもの)
で・・アーッハッハッハッハッハッハッ~~なんです。
そして、この、アーッハッハッハッハッハッハッ~~が、(実際には19年の時を経て)
カ~~!カ~~!~~~と、鴉の鳴き声に変わり、
鴉に姿を変えるというわけです。
マイケルは、わざと、「Ghosts」から、
この曲をはずして、「インヴィ」アルバムのお尻に投入し、
小惑星探査機「はやぶさ」の「搭載カプセル」のように、仕込んだのではないでしょうか?
新たな世界、映画宇宙への旅、その始動のメッセージを搭載したカプセルが、
「Threatened」というわけです。
「2000 Watts 」は、映画世界に旅立つための、コンパクト&ハイパワーな飛行船体への乗船命令の歌だと思ってますが。。
「ブラッド」アルバム、及び映画「ゴースト」は、
難民と化したコアなファンへの、インヴィ、「Threatened」に先んじて、
マイケルの(ノア的な)方舟船体の訪れが近いことを知らせる、天に鋭い音を放って上げられた狼煙のようなもの。。
鮮やかというか・・見事に完璧な構成としか言いようがない。。
あの、お茶目さんが、お口アングリ、開いた口が塞がらないほどの天才だと、
思い知らされ、ゾクゾクさせられるのは、
全く、今さらのように、こういうことに気づく時です(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)
では、改めて、
「スリラー」と「スリレンティッド」続けて聴いてみます。
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ヒスツアのThriller ステージでは、ステージならではの演出が❤
最後、スリラーの怪物が、串刺しの刑に!ところが、ア~ハハハハハ~~!という笑い声。
そして、ゴンドラに乗った、「黒く艶めく羽根を翻す、まるで、鴉のようなマイケル」が、
Beat it!!を歌いますね~~!!
“The evil of the thriller”が“Bad”になった瞬間です~!
正調「Thriller スリラー」
Thriller
リリース:1982年12月1日
録音:1982年4月 - 7月
written by Rod Temperton
It's close to midnight and something evil's lurking in the dark
Under the moonlight you see a sight that almost stops your heart
You try to scream but terror takes the sound before you make it
You start to freeze as horror looks you right between the eyes
You're paralyzed
真夜中が近い
邪悪な何かが闇に潜んでいる
月の光の下、君は心臓が止まりそうな光景を見るのだ
君は叫ぼうとする しかし、叫ぼうとする前に恐怖が声を奪う
両のマナコに飛び込む恐ろしいものに射すくめられて君は凍りつき始める
君は麻痺させられる
Because this is thriller, thriller night
And no one's going to save you from the beast about to strike
You know it's thriller, thriller night
You're fighting for your life inside a killer, thriller tonight
なぜなら、これはスリラー、スリラーの夜なのだ
襲って来る野獣から君を救う者は誰もいない
わかるね、これはスリラー、スリラーの夜なんだ
君は命がけで内なる殺人者と戦っているんだ スリラーの今宵
You hear the door slam and realize there's nowhere left to run
You feel the cold hand and wonder if you'll ever see the sun
You close your eyes and hope that this is just imagination
But all the while you hear the creature creeping up behind
You're out of time
君はドアのバタンと閉じる音を聞き、逃げ場がないことを悟る
君は冷たい手を感じ、二度と太陽を拝めないかもしれないと思う
君は目を閉じ、これが只の想像であることを願う
しかし、その間中、君は背後にその手先が忍び寄るのを聞く
君はもう間に合わない
Because this is thriller, thriller night
There ain't no second chance against the thing with forty eyes
You know it's thriller, thriller night
You're fighting for your life inside a killer, thriller tonight
なぜなら、これはスリラー、スリラーの夜なのだ
40個の目を持つモノに対して二度目のチャンスはないのだから
わかるね、これはスリラー、スリラーの夜なのだ
君は命がけで内なる殺人者と戦っているんだ スリラーの今宵
Night creatures call and the dead start to walk in their masquerade
There's no escaping the jaws of the alien this time
(They're open wide)
This is the end of your life
夜の手先が呼ぶ
そして、死が仮面劇の中で歩み出す
今度こそ、その侵入者の捕食の顎から逃れる術はない
(彼らは大きく口を開けている)
これで君の命もおしまいだ
They're out to get you, there's demons closing in on every side
They will possess you unless you change the number on your dial
Now is the time for you and I to cuddle close together
All through the night I'll save you from the terrors on the screen
I'll make you see
彼らは君を掴まえようと姿を現した
悪魔らが四方から迫って来ている
彼らは君に取り付くだろう
君のダイアルの番号を変えない限りは
今こそ君と僕が一緒にピッタリと寄り添う時だ
一晩中、僕は君をその画面の恐怖から救うよ
僕が見せてあげよう
That it's a thriller, thriller night
Because I can thrill you more than any ghost would dare to try
Girl, this is thriller, thriller night
So let me hold you tight and share a killer, diller, chiller, thriller here tonight
これはスリラー、スリラーの夜なのだ
なぜなら、僕はどんなお化けが挑むようなことより
君をずっとゾクゾクさせることができるよ
ガール、これはゾクゾクする、スリラー、スリラーの夜だよ
だからきつく僕に抱かせておくれ
そして、素晴らしい、いかれた、凍えるような、
ゾクゾクする今宵を、さぁ、分かち合うんだ
[Rap performed by Vincent Price]
Darkness falls across the land
The midnight hour is close at hand
Creatures crawl in search of blood
To terrorize y'all's neighborhood
And whosoever shall be found
Without the soul for getting down
Must stand and face the hounds of hell
And rot inside a corpse's shell
[ヴィンセント・プライスのナレーション]
闇が大地に帳を下ろす
もうすぐ真夜中の時間だ
近隣の住民を恐怖に陥れるために
手先たちが血を求めて這い出しす
誰でもわかるだろう
取り組む(or楽しむor降りる)魂がなければ
地獄の猟犬に対峙し立ち向かわねばならない
そして内なる屍の棺(殻)を腐らせる
* getting down=降りる。取り組む。一歩を踏み出す。行動する。
また、楽しむ、くつろぐ。という意味もある→ex.( Let's get down!=まあ、楽しもうぜ!)
The foulest foulest stench is in the air
The funk of forty thousand years
And grizzly ghouls from every tomb
Are closing in to seal your doom
And though you fight to stay alive
Your body starts to shiver
For no mere mortal can resist
The evil of the thriller
Hahahahahahahaha
むかつくような悪臭が漂う
4万年の腐臭だ
全ての墓から灰色のブツブツと不満を云う食屍鬼が
君の運命を封じようと近寄ってくる
そして君は生き延びようと戦うにもかかわらず
君の身体は震え始める
ただ死ぬべき運命の者が
スリラーの悪に抵抗できるはずがないのだから
アーッハッハッハッハッハッハッ
Threatened
Released:October 30, 2001
Recorded:October 1997–August 2001
written by Michael Jackson, Rodney Jerkins, Fred Jerkins III & LaShawn Daniels
[ROD SERLING INTRO]
Tonight's story is somewhat unique and calls for a different kind of introduction
A monster had arrived in the village
The major ingredient of any recipe for fear is the unknown
And this person or thing is soon to be met
He knows every thought, he can feel every emotion
Oh yes, I did forget something didn't I?
I forgot to introduce you to the monster.
今夜の物語は、いくらか独特で、異なった性質のご紹介を要します。
怪物がこの村に到着しました。
恐怖の為のどんなレシピの主要成分も、「未知のこと」なのです。
そして、この人物、あるいは物とのご対面も間もなくです。
彼は全ての考えを知っていて、全ての感情を感じることができます。
ああ、そう、うっかりしていましたね。
あなたをこの怪物にご紹介するのを忘れていました。
You're fearing me, 'cause you know I'm a beast
Watching you when you sleep, when you're in bed
I'm underneath
You're trapped in halls, and my face is the walls
I'm the floor when you fall, and when you scream it's 'cause of me
I'm the living dead, the dark thoughts in your head
I heard just what you said
That's why you've got to be threatened by me
お前は私を恐れている。なぜならお前は私がケダモノだと知っているから。
お前が寝ているときに、君を監視している。
お前がベッドにいるときに、私は下にいるんだ。
お前はホールで罠にかけられ、私の顔はその壁なのだ。
お前が倒れるときには私はその床だ。お前が叫ぶのは、私ゆえだ。
私は生ける屍。邪心がお前の頭に浮かぶ。
私はお前の言ったことをを まさしくに聞いた。
それが、君が私に脅かされる由縁だ。
[CHORUS]
You should be watching me, you should feel threatened
Why you sleep, why you creep, you should be threatened
Every time your lady speaks she speaks to me, threatened
Half of me you'll never be, so you should feel threatened by me
お前は私を監視しなければならない。お前は脅威を感じないわけにはいかない。
なぜお前は寝ている?なぜコソコソするんだ?お前は脅かされないわけにはいかない。
お前の彼女が話すどんな時も、私に話しかけているんだ。脅威だろ。
お前は私の半分にもけしてなれない。それゆえお前は私に脅威を感じざるをえない。
You think you're by yourself, but it's my touch you felt
I'm not a ghost from Hell, but I've got a spell on you
Your worst nightmare, it's me, I'm everywhere
In one blink I'll disappear, and then I'll come back to haunt you
I'm telling you, when you lie under a tomb
I'm the one watching you
That's why you got to be threatened by me
お前は自分一人でいると思っている。だが、お前が感じたのは私の感触だ。
私は地獄から来た亡霊ではない。しかしお前に魔法を掛けた。
私はお前の最悪の悪夢だ。私はどこにでもいる。それが私だ。
瞬く間に私は消え、それからお前に付き纏うために戻ってくるだろう。
お前に言っておく。お前が墓場に横たわるとき、
私は唯一の監視者だ。
それが、お前が私に脅かされる由縁だ。
[CHORUS]
[ROD SERLING VERSE]
The unknown monster is about to embark
From a far corner, out of the dark
A nightmare, that's the case
Never Neverland, that's the place
This particular monster can read minds
Be in two places at the same time
This is judgement night, execution, slaughter
The devil, ghosts, this monster is torture
You can be sure of one thing, that's fate
A human presence that you feel is strange
A monster that you can see disappear
A monster, the worst thing to fear.
この正体不明の怪物が、遥か向こうの角から
暗闇を抜け出てようとしています。
悪夢、それこそがその事件です。
ネバーネバーランド、それこそがその場所です。
この異常な怪物は、心を読むことができ、
同時に二つの場所に存在することができます。
裁きの夜です。処刑、屠殺。
悪魔、亡霊、この怪物が拷問されているのです。
ひとつ確かなことは、これが宿命であるということです。
あなたの感じている人の気配は奇妙です。
あなたみることができる怪物は姿を消します。
怪物、最も恐るべき最悪の物。
[CHORUS x 3]
[ROD SERLING OUTRO]
What you have just witnessed could be the end of a particularly terrifying nightmare.
It isn't. It's the beginning.
あなたがたった今目撃したものは、異常な恐るべき悪夢の終りなのでしょうか?
そうではない。それは始まりなのです。
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ある者にとっては、恐るべき悪夢・・
いやいや、私たちにとっては、若さと、無上の喜びへの旅!!
それは、終わりではなく、始まりなのでした~~~!
「おまえは誰だ?!」「僕は若さだ!喜びだ!」byピーターパン
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さてさて~~、
マイケルをkingに押し上げたのが「スリラー」なら、
エドガー・アラン・ポーが、またたくまに有名になったのは、
1845年に発表した物語詩『大鴉』ですが。。
マイケルは、インヴィ制作と並行して、激しいsonyとのバトルを行いつつ、
やがて、フリーエージェントになり映画へと向かう準備を盛んにしていたことが伺えます。
「エドガー アラン ポーの悪夢"Nightmares Of Edgar Allan Poe"」という映画
(2000年撮影予定だっだ。MJのTV GUIDE INTERVIEW 1999 DECインタより)に出演する計画を、 Gary Pudneyらと進め、スピルバーグやティムバートンらを監督候補に揚げていました。
Gary L Pudneyって、90年代からWorld's Greatest Magic や、World Music Awardsを手がけているプロデューサーです。
しかし、これは、2000年、マイケルがこの映画のために、モントリオールに移動した時点で頓挫し、マイケル主演の話は、立ち消えたのでした。
で・・・それが、↓こうなっちゃったんですね~~

→ 
John Cusack on Channeling Edgar Allan Poe in 'The Raven'
(『The Raven(大鴉)』邦題:『推理作家ポー 最期の5日間』)
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マイケルだけでなく、
没後160年以上、様々な芸術家を魅了し続けてきた、ポー。。
Edgar Allan Poe 『The Raven』
エドガー・アラン・ポー『大鴉』の物語詩、については、
つづく。。。