ポン!と浮かびますけどね。
グリム兄弟やシャルル・ペローによるものが知られています。
でも、シンデレラのバリエーションといえるお話は、世界中に残っているのです。
明治時代の大博物学者・南方熊楠は、中国の唐の時代のシンデレラ物語を、
発見しました。
熊楠は、九世紀の中国の「支那書」の中にみいだしたのです。
当時、ヨーロッパの学者の誰も、熊楠の発見をさほど評価しませんでしたけれど。
熊楠は、『西暦九世紀の支那書に乗せたるシンダレラ物語』(1911年)として、この発見を著しました。 シンダレラ~~( ´艸`)
このお話のあらすじは、
「洞というところに意地悪なお母さんと2人の姉に虐められ、いつも辛い労働をさ
せられている娘がいた。
娘は、ある日、水汲みに出た折、金の目の「魚」と出会い、
これを、たいそう可愛がる。ところが、これが母親の知れるところとなり、
魚は、母親に殺され食べられてしまう。娘は悲しみ、魚の骨を弔ってやる。
すると、魚は、娘に望むものを与え、娘は魚の魔法で現れた美しい靴を履いて
村の祭りにでかけて行った。娘の美しさは注目の的となるが、母と姉に見つかり
そうになったので、あわてて帰る途中、片方の靴を失ってしまう。
その靴は王の手に入り、王は、羽のように軽い不思議な靴に魅せられ、
持ち主をさがすよう御触れをだす。
娘はさがし出され、后となり、母と姉は罰を与えられたとさ。」
洞というところは、少数民族「荘族」の居住地であるということが、解っており、
したがって、この民話が、マジョリティの漢族ではなく少数民族の人々による
伝承だとされています。
魔法を使う「お魚」が出てくるシンデレラ物語は、ポルトガルにもあり、
ポルトガルでは、これが「黄色い魚」です。
さらに、ギリシャの歴史家ストラボンが紀元前1世紀に記録した話があります。
その舞台は、古代エジプトです!

「エジプトのお屋敷に、美しい女奴隷ロードピスが住んでいた。
肌が白く外国人のロードピスはまわりの女召使いからよくいじめられていた。
あるとき、ロードピスが上手に踊るのを見た主人はロードピスに美しいバラの
飾りのついたサンダルをプレゼントした。すると他の女召使いたちは、
ロードピスに嫉妬していっそう彼女につらく当たるのだった。
その後、エジプトの王様が祭りを催した。女召使いたちもその祭りに出かけて
いったが、ロードピスはたくさんの仕事を言いつけられ、仕方なく言いつけ
どおりオルモク川で服を洗っていると、バラのサンダルを誤って濡らしてしま
う。そこでそれを岩の上で乾かしているとハヤブサが持っていってしまい、
それをメンフィスにいるファラオの足元に落とした。
そのハヤブサがホルス神の使いだと考えた王様は、国中からそのサンダルに
合う足の娘を探し、見つかったら結婚すると宣言した。
王様の船がロードピスの住むお屋敷にやってきて、ロードピスにサンダルを
履かせるとぴったりあった。王は宣言どおり、ロードピスと結婚したとさ。」
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いつもカマドのそばに追いやられ、
灰がかぶって「真っ黒く」、あるいは「真っ白く」なって…
シンデレラは、
他の人とは異なる姿を持ち、差別をうけていた異民族、
マイノリティーだったんじゃないでしょうかね?
ここで、いったん仕切ります。
このお話は、
Black or Whiteとシンデレラ②につづく。。。