こんにちは。
麹生活マイスター®
鈴木英里です。
前回の記事はこちら
手術が終わり、病室に戻ってきたのは午後3時半頃。
意識はあるものの、まだぼんやりしていて、体は思うように動きません。
そして気づいたのは、自分の体にいろいろな管や装置がついていることでした。
術後の私は、こんな状態。
・フットポンプ(足の血栓予防)
・心電図モニター
・お腹のドレーン(体内にたまった血液を外に出す管)
・酸素吸入
・尿管
・点滴
全部で6個の装置が体につながっていました。
頭がクラクラして気持ち悪いと訴える
寒い、寒いと訴えて布団をかぶる
「これ…全部ついてるの?」
と改めて自分でもびっくり。
ベッドの周りは管だらけで、少し体を動かすだけでも
どこかに引っかかりそうで怖い。
そして何より、お腹が痛い、、、
麻酔が少しずつ切れてきているのか、
ズーンと重だるい痛みが続きます。
寝ようと思っても、なかなか眠れません。
やっとウトウトしたと思ったら、
体を少し動かしただけで管が気になって目が覚める。
そんなことを何度も繰り返しました。
でも、頭のどこかでこの管も翌朝には外れる予定。
「とりあえず朝まで我慢すれば外れる。」
「今は辛抱、今は辛抱。」
そう自分に何度も言い聞かせながら、長い長い夜を過ごしました。
そして迎えた翌朝。
朝6時。
看護師さんが来て、ドレーンと点滴以外の管を次々と外してくれました。
フットポンプ
心電図
酸素
次々と外れていくたびに、
「はーーーーー…」
思わず大きなため息。
やっと解放された。
そんな気持ちでした。
長い夜でした…。
その後、看護師さんと一緒に歩けるかどうかの確認。
ゆっくりとベッドから起き上がり、少しだけ歩いてみます。
「大丈夫そうですね」
と言われ、尿管も外れました。
そして7時30分。
主治医の先生の診察。
おへその下から出ていたドレーンを抜き、その部分を縫うことに。
…これが、痛い。
麻酔は効いていないので、思わず
「痛い、痛い…!」
と声が出そうでしたが我慢しました。
8時になると、ガムを渡されました。
これは腸の動きを良くするため。
手術後は腸の動きが鈍くなるので、ガムを噛むことで刺激するのだそうです。
とはいえ、体はまだまだ本調子ではありません。
前日に手術したばかりですから、当然といえば当然。
少し歩くだけでも、体がぐったり疲れる。
頭もなんとなくぼーっとする。
そんな状態が、午前中いっぱい続いていました。
そして、ついにやってきたお昼ご飯
12時。
「お昼ご飯です」
と運ばれてきた食事。
お粥だけかと思っていたら、ちゃんとおかずもついている!
「やったーーー!」
思わず心の中でガッツポーズ。
こちらが実際の昼食
お粥
チンゲン菜とえのきの味噌汁
鶏肉塩邉風
里芋の煮物
切り干し大根とツナのサラダ
入院してから絶食が続いていたので、久しぶりのご飯です。
「よく噛んで食べなきゃね」
そう自分に言い聞かせながら、
ゆっくりゆっくり食べました。
そして、
「はぁ…満足。」
そう思っていたのですが…。
今度は、お腹の張りがすごい。
「えっ!?なんでこんなに張るの?」
「急にご飯食べたから!?」
まるで妊婦さんみたいにお腹はパンパン。
「これ…大丈夫?」
ちょっと不安になるくらいでした。
後で調べて見ると、
手術の際にお腹の中にガスを入れているため、その影響で張ることがあることを知りました。
なるほど…それでか。
食前には腸の動きをよくする漢方薬も処方されましたが、それでもお腹の張りはなかなか強い。
だからといって、ずっと寝ているのもよくない。
むしろ手術後は、動くことが大事。
看護師さんにもそう言われました。
ガムを噛んだり、
なるべく歩いたり、
体を少しずつ動かしていきます。
午後はベッドの上で軽くストレッチをしたり、病院内を少し歩いたり。
体と相談しながら、ゆっくり過ごしました。
午後になると、家族がお見舞いに来てくれました。
夫と娘、そして息子。
みんなの顔を見た瞬間、なんだかホッとしました。
特に息子とは、手術前に会えていなかったので顔を見られてひと安心。
子どもたちなりに、家のことをいろいろ頑張ってくれているようで本当にありがたいなと感じました。
家族とおしゃべりしていると、気も紛れます。
そして夜。
実はこの日、ちょっとした楽しみがありました。
「今夜は見るぞー!」
と楽しみにしていたWBC。
病院の部屋でパソコンを開いて、試合を観戦しました。
もちろん体はまだ万全ではありませんが、こうして少しずつ日常が戻りつつあるそんな病院生活になってきました。
とはいえ、まだ手術の翌日。
回復の道のりは、ここからです。
麹生活マイスター 鈴木英里




