日韓がタブーにする半島の歴史 (新潮新書)/室谷 克実

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韓国人や中国人のものの考え方と、日本人のものの考え方の隔たりを考えると文化が必ずしも半島を経由して日本に入ってきたという説明はピンと来ないものがありましたが、やはりそうでしたか。繋がってるはず無いのです。それぞれ独立した文化的バックボーンを持って自立していると考えるのが自然です。

一方的に反韓か反日かどちらかの立場からしか書かれていない本が多い中で、韓国の正史を紐解いて分析した結果がこうだといわれれば納得せざるを得ません。実際、とても自然な日韓古代史解釈です。

ちょっと韓国語の人名が頭に入りにくくて、もう一度読み直したいなぁと思いますが、現代韓国人のメンタリティーがどのように形成されているかを理解するのにも非常に有益な一冊だと思います。



寝ながら学べる構造主義 (文春新書)/内田 樹

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構造主義って、こういう世界なのね。
これらの思想を経て、合気道的な身体的な言語で語る内田先生に魅かれる訳です。

でも、こぶとりじいさんの教訓については一言、言わせてほしいです。あの教訓は下心をもって何かをすると決していいことは無いという事だと思います。同じ事をしても理不尽な結果になることがあるという話ではないと思います。とりくむ心が、仕事の結果に現れるって事だと信じたいです。

それが日本人に相応しい解釈だと思います。百姓に相応しいって言ったほうが正確かな?






パレートの法則というのをご存知だろうか?80:20の法則などとも呼ばれている法則で、例えば「売上の80%は20%の主要顧客がもたらすので、この20%の人達向けに主力を置いたマーケティングが重要」といった具合に活動資源の配分時に、よく持ち出される経済の法則だ。経済原理や経済効率というのを突き詰めたことが無い人には、こういう発想が無い事がよくある。

アウトプットを決定的に左右する20%が見えないので、100%を目指して目に付いた問題すべてについて指示を出し続ける。本人は指示を出すだけなので、できる。それに部下も関係部署も応え切れないという現象が起る。こうした現象を民主党政権の中にも発見。こうして政治主導は暗礁に乗り上げているのではなかろうか?



以下、ウィキペディアから抜粋。


厚生労働省 若手プロジェクトチームの指摘

長妻昭厚生労働大臣の肝いりで5月に発足した「若手プロジェクトチーム(PT)」。平均年齢33歳の職員34人が6チームに分かれて、業務効率化やサービス改善策について無記名のアンケート調査を行った。  その結果、【現在仕えている上司について、当てはまると思うものはどれか(複数回答)政務三役】というアンケートに対して、「(政務三役の)おごりを感じる」と答えたのは48.0%であった。また、自由意見に「政務から優先順位がなく現実的なスケジュール感のない宿題が山ほど出されていることが、問題」などがあった。2010年7月28日の報告会に同席した長妻は沈黙したが、長浜は思わず、「『おごっている』の意味が一体何を指しているのか。政治家は国民意識から離れている場合は選挙で負けるが、公務員にはそういった機能がない」と逆ギレした。(抜粋終了。ウィキペディア、長妻博行議員のページから抜粋 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E6%B5%9C%E5%8D%9A%E8%A1%8C)


官僚の肩を持つ訳ではないし、長妻さんには大変期待していたので残念でならないが、限られた活動資源を優先順位をつけて適切に配分するというのはマネージメントの仕事である。それを当時の政務三役は出来ていなかったのだと思う。忙しい若手官僚たちにしたら、その優先順位付けが出来ていないにも関わらず偉そうに指図だけ出す上司はおごっていると思われても仕方が無いのではないだろうか?一方で民主党というか長妻氏に対するイデオロギー的な反発から、官僚の人達のモチベーションが落ちていた可能性も想像できる。

官僚機構のマネージメントなんて、国会議員のキャリアを考えたら突然出来る仕事ではない。それでも政治主導で日本を運営していく具体的な手法が民主党にあるとは思えない。

マネージメントっていろいろな場面で要求されるので、勉強しとかないと・・・。